ラ・メール号とは? わかりやすく解説

ラメール号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 22:53 UTC 版)

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ラメール号(ラメールごう)


ラメール号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 01:29 UTC 版)

京急観光バス」の記事における「ラメール号」の解説

品川バスターミナル - (首都高速道路) - 横浜駅東口 - (保土ヶ谷バイパス) - (東名高速道路) - 星ヶ丘 - 本山 - 千種駅前 - 栄 - 名古屋駅(桜通口) JR東海バス共同運行 路線概要 1989年3月20日運行開始ノクターン号成功を受け、1980年代後半高速バス開業ブーム開設された。京急では初となる横浜発着夜行高速バス路線で、横浜駅東口発着の夜行高速バスとしては神奈川中央交通に続くものである。「ラ・メール (la mer) 」はフランス語で海を意味し港湾都市である横浜名古屋を結ぶことに由来する運行開始から廃止時まで唯一の横浜 - 名古屋間を直行する高速バスであった。「ラメール号」に続き同年5月2日には横浜 - 神戸三宮間で「アンカー号」が運行開始している(移管前に廃止)。アンカーは英語で「錨」を意味する京急観光バスへの移管経て品川BTまで延伸されたが、その後横浜駅での乗降客多かった。しかし東名阪区間では、JRバスドリーム号ドリームなごや号ファンタジアなごや号等)、京王系の中央高速バス名鉄系の中央道高速バスなど、元から並行する路線多かった。さらに2000年代には規制緩和によりツアーバス多数参入して苦戦強いられ車両グレードアップ割引運賃導入などテコ入れ図った開設当初こそ続行便が出ることもあったが、末期には満席になることは少なく京急観光バス会社清算合わせて2008年廃止された。 京急観光バス解散の際、共同運行会社単独運行移行した路線もあったが、当路線は車両数の関係もありJR東海バス単独運行とはならなかった。JR東海バスドリーム号など夜行バスダブルデッカー化を積極的に推進してきたため、スーパーハイデッカー車両少なく、ラメール号を片運行するための車両用意できなかった。ダブルデッカー車車高の関係で品川BT入線できない毎日上り2号)・下り1号)の往復各1便を運行星ヶ丘 - 千種間は下り便1号)のみ停車京急では一貫して「ラメール号」と呼称し、号数用いた案内はしていなかった。JR東海バスでは他路線合わせて下り便を「ラメール1号」、上り便を「ラメール2号」と案内し品川BTまで延伸後は「ラメール横浜品川号」と呼称していた。 片道普通運賃では品川 - 名古屋間6,200円であり、同じ東京都区内名古屋市内を結ぶドリームなごや号・ニュードリーム名古屋号の6,420円、ファンタジアなごや号の6,500円より安かった。同じ都市間で車両も同グレードであれば同一運賃(例:東京都区内大阪市内3列シート便通運賃運行会社問わず8,610円)が多い中で異色存在であった所要時間は、横浜経由するため上記路線よりも長かった発地ドリームなごや号よりも先に出発し着地にもドリームなごや号より後に着くダイヤとなっていた。ただし、上りドリームなごや2号はラメール号上り便2号)よりも早く名古屋出発していた。 ワンマン運行(ただし東名高速道路集中工事期間はツーマン運行となっていた)。京急便は下りのみ上郷SA休憩していたが短距離路線のため、到着時間調整を行う目的で、休憩時間比較長めに設定されていた。 車両 採算ラインは「ドリームなごや号」と同様に高かったにもかかわらず運賃は「ドリームなごや号」以下に抑える必要があった。そのため車両は、開業当初から京急JR東海とも当路専用の4列シートスーパーハイデッカー車(三菱エアロクィーンM・P-MS729SA改)での運行となった前後10列のためシートピッチ3列シート車と変わらなかった。 開業以来4列シート車を使用してきたが、2006年12月3日より独立3列シート車(29乗り)に変更された。3列シート変更されてからはドリーム横浜・仙台号と共通の車両使用しノクターン号昼行便スカイターン号」で使用されていた4列シート車も3列シート改造され充当された。末期には独立3列シート29乗りトイレ付きスーパーハイデッカー車が使用された。 カラーリングは、当初両社とも専用塗装であったこの頃京急は各路線ごとに専用塗装車を導入していたため、当路線用にも専用車(H5901・H5902号車36乗り)を用意した。後にキャメル号専用塗装京急夜行標準塗装となったため当路線用車両塗り替えられた。経年時の車体更新に伴い各社標準塗装変更され1998年頃に車両代替された後は最初から各社カラー京急では夜行標準色)となった路線沿革 1989年平成元年3月20日京浜急行バスJR東海バス共同運行により運行開始当初4列シート車で下り便星ヶ丘千種駅名古屋駅停車上り便名古屋駅横浜駅直行であった2002年平成14年10月12日上下線とも栄駅停車開始2005年平成17年12月1日京浜急行バス担当便が京急観光バス移管2006年平成18年12月3日4列シートから独立3列シート車両変更2007年平成19年2月1日品川BT発着延伸本山停車開始割引運賃として、3日前までの購入大幅割引となる「早売3」、ネット予約カード決済割引するネット割」を導入10月19日 - 上り便本山星ヶ丘停車開始2008年平成20年3月15日 - 京急観光バス会社精算合わせ、この日の出発便をもって運行終了・路線廃止6月6日 - 廃止代替として、JR東海バス京成バス共同運行するファンタジアなごや号西船橋駅 - 名古屋線)をYCAT経由とする。

※この「ラメール号」の解説は、「京急観光バス」の解説の一部です。
「ラメール号」を含む「京急観光バス」の記事については、「京急観光バス」の概要を参照ください。

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