マス・コミ

実用日本語表現辞典

マスコミ

別表記：マスコミュニケーション「Mass Communication」
英語：Mass Communication

「マスコミ」の意味・「マスコミ」とは

「マスコミ」とは、マス・コミュニケーション（Mass Communication）の略語であり、広く一般大衆に情報を伝達する手段や機関を指す言葉である。主に新聞、雑誌、テレビ、ラジオなどのメディアが含まれる。これらのメディアは、政治、経済、社会、文化などの様々な分野の情報を伝える役割を担っており、人々の意見形成や価値観に大きな影響を与える。

「マスコミ」の語源

「マスコミ」は、英語の「Mass Communication」が語源である。Massは「大量」や「大衆」を意味し、Communicationは「伝達」や「コミュニケーション」を意味する。つまり、「マスコミ」とは、大量の情報を大衆に伝達する手段や機関を指す言葉である。

「マスコミ」に関連する用語・知識

「マスコミ」と「メディア」の違い

「マスコミ」と「メディア」は、しばしば同義語として使われるが、両者には微妙な違いがある。マスコミは、大衆に向けて情報を伝達する手段や機関を指すのに対して、メディアは、情報を伝達する媒体そのものを指す。例えば、新聞やテレビはメディアであり、それらを運営する企業や組織がマスコミにあたる。

「マスコミ記者」とは

「マスコミ記者」とは、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなどのマスコミ機関で働く報道記者のことを指す。彼らは、政治、経済、社会、文化などの様々な分野の情報を取材し、記事や番組を制作する。また、記者は情報の正確性や公平性を追求することが求められる職業である。

「マスコミ企業」とは

「マスコミ企業」とは、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなどのメディアを運営・制作する企業のことを指す。これらの企業は、情報を収集・編集・発信することを主な業務とし、広告収入や購読料などによって収益を上げる。日本では、朝日新聞社、毎日新聞社、日本テレビ放送網、東京放送ホールディングスなどが代表的なマスコミ企業である。

「マスコミ業界」とは

「マスコミ業界」とは、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなどのメディアを運営・制作する企業や組織が集まった産業分野のことを指す。この業界では、情報の収集・編集・発信を行う記者やディレクター、プロデューサーなどの専門職が活躍している。また、マスコミ業界は、情報の正確性や公平性を追求することが重要な役割である。

「マスコミ批判」の背景

「マスコミ批判」とは、マスコミが情報の正確性や公平性に欠けるとされる報道に対する批判のことである。インターネットの普及により、一般人が情報発信者となることが容易になり、従来のマスコミに対する信頼性が低下している。また、マスコミがスクープを追求するあまり、プライバシーの侵害や報道倫理の問題が指摘されることもある。

「マスコミ」を用いた例文

1. マスコミは、選挙の結果を速報する重要な役割を担っている。 2. 彼はマスコミの取材を受けることに慣れている有名人である。 3. 事件の真相がマスコミによって明らかにされた。

（2023年4月28日更新）

デジタル大辞泉

マス‐コミ

「マスコミュニケーション」の略。

航空軍事用語辞典++

【マスコミ】(ますこみ)

1. マスコミュニケーション（Mass Commucation）の略。
   不特定多数の人々に、新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・映画などのマスメディアを通して大量の情報を伝達すること。
   
   
2. 1.の役割を担う企業（新聞社・出版社・放送局など）の総称の一般的な言い方。
   情報化の進んだ現代社会において重大な役割を担っているが、日本においては（特に在京キー局）、軍事や各種専門知識が全体的に乏しい傾向がみられ、まだ調査が進んでいない段階から原因を決定付けて報道し、重大な誤解を招くこともしばしば見られる。
   （代表的な例に、1988年に起きた「なだしお事件」や1994年の「松本サリン事件」などがある。）
   
   複数の在京キー局が製作するニュースやドキュメンタリーにより、地方の局を介することで全国的に広く報道され、決して間違った事実の報道が許されないだけに、在京キー局は地方の企業よりも何倍も重い責任を負わせるべきであるとの声もある。

ウィキペディア

マスコミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/07/19 07:52 UTC 版)

マスコミ

• マスコミュニケーションの略称^[1][2]
• マスメディア - マスコミュニケーションで使われる媒体（メディア）^[1][2]
• 報道機関 - マスコミュニケーションで情報の発信側となる機関

脚注

1. ^ ^{a b} 新村出 編『広辞苑』（第6版）岩波書店。 
2. ^ ^{a b} 松村明 編『大辞林』（第3版）三省堂。 

このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしているページを見つけたら、リンクを適切な項目に張り替えて下さい。

ウィキペディア小見出し辞書

マスコミ（第一部）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/15 01:32 UTC 版)

「DEATH NOTEの登場人物」の記事における「マスコミ（第一部）」の解説

当初、キラの存在はインターネットでしか知られていなかったが、多くのテレビ局が知名度向上を理由にキラ事件を報道したことで、世間で一気に広まっていく。特に、さくらTVでは総務省からの厳重注意をたびたび受けているにもかかわらず、キラ事件関連を誇張して放送したのもその一因と見られる。 田中原 高樹（たなかばら こうき） NHNゴールデンニュースのアナウンサー。 さくらTVでの第二のキラ事件で、第二のキラからの要求を拒否してさくらTV周辺の道路を封鎖するなどの厳戒態勢をとった警察の対応を「法治国家としての取るべき正しい道」と発言し、警察がキラに対する全面対決の姿勢をとったことで、自身もカメラの前で堂々と顔と名前を公表する。実写版では未登場。

マスコミ（第二部）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/15 01:32 UTC 版)

「DEATH NOTEの登場人物」の記事における「マスコミ（第二部）」の解説

2009年の夏からキラの裁きがさらに勢いを増したことで、ほとんどのマスコミもキラを正当化する報道を行い、その影響を受けて世論もキラを支持する方向へ傾いていった。 各テレビ局もキラから世間に本意を告げる代弁者としてキラに選ばれるために、政見放送を行う。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

マスコミ

出典:『Wiktionary』 (2021/12/18 11:49 UTC 版)

発音

• (東京) マスコミ [màsúkómí] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [ma̠sɨ̥ᵝko̞mʲi]

名詞

マスコミ

1. 大衆伝達を意味するマスコミュニケーション (mass communication) の略。
2. マスメディアのこと。

関連語

• マスゴミ (蔑称)

Weblio日本語例文用例辞書

「 マスコミ」の例文・使い方・用例・文例

• マスコミは我々に毎日多くの情報を供給する
• すぐにマスコミは調子に乗る
• その劇はマスコミに取り上げられ、再演の運びとなった。
• 当初、その企業は我々のチームに援助を提供してくれなかったが、チームがマスコミに取り上げられた後、スポンサーになることを申し出てきた。
• 彼の反党の発言をマスコミはおおげさに報道した。
• いわゆるマスコミ媒体にインターネットは含まれない。
• マスコミは、興味本位でそのニュースを煽る。
• 彼はたくさんのマスコミに登場して有名になった。
• 彼は彼女をマスコミからの批判から守りたかった。
• この件は大きくマスコミに取り上げられた。
• 彼はマスコミ受けがいい。
• 私はマスコミ関係に就職したい。
• この事実はマスコミを通じて告発致します。
• 発言の一部だけがマスコミに取り上げられて独り歩きした。
• 選挙の結果に及ぼすマスコミの影響力は大きい。
• 就職活動の時期は早まる傾向にあり、マスコミ各社の面接がその先頭にたっている。
• マスコミが何もかも大げさに言いたてたのです。
• マスコミがリクルート事件を調査した結果数多くの汚職が明るみに出た。
• ご著者がマスコミの受けがいいとかで何よりです。