バゴニア連邦共和国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 15:11 UTC 版)
「魔装機神シリーズ」の記事における「バゴニア連邦共和国」の解説
エオルド大陸の北西部にある。約150年前に神聖ラングラン王国から独立した新しい国であり、神聖ラングラン王国、シュテドニアス連合に並ぶラ・ギアスの3大大国である。「日和見のバゴニア」と呼ばれるように判断が遅く、春秋戦争の際も参戦時期を見誤った。連邦共和国と銘打ってはいるが、実質中央集権体制に近い。 地上人召喚事件の際は、数多くの地上人を傭兵として雇っていたようで、その名残として元DC軍のトーマス・プラットが帰還せずにバゴニアに残っている。さらに練金学協会から追放された問題人物であるゼツを国防責任者として起用するなど、ラングラン、シュテドニアスに並ぶ国力を手に入れようとなりふり構わず軍事方面に力を入れているようである。 地上人召喚事件当時はラングランとシュテドニアスの戦争を静観し、国境付近を威力偵察するのみだった。魔装機神I第2章では、ゼツに議会が扇動される形でラングランに宣戦布告するも、ゼツの戦死により和平を結ぶ。元々、ゼツの存在や議会の方針に不満を抱く将兵も多く、彼らは命令ゆえに仕方なく(あるいはゼツに洗脳されて)ラングランと戦っていた。そのため、マサキ達、魔装機神操者の「平和を乱すゼツを討つために戦うだけで、バゴニアに侵攻するつもりはない」という言葉を信じて、国境を越える彼らを黙認した者もいる。 ジノとロザリーの尽力により、『ROE』では比較的協力的であり、話にはさほど関わってこない。
※この「バゴニア連邦共和国」の解説は、「魔装機神シリーズ」の解説の一部です。
「バゴニア連邦共和国」を含む「魔装機神シリーズ」の記事については、「魔装機神シリーズ」の概要を参照ください。
バゴニア連邦共和国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 05:09 UTC 版)
「魔装機神シリーズの登場人物」の記事における「バゴニア連邦共和国」の解説
ゼツ・ラアス・ブラギオ 声 - 千葉繁 バゴニアの老練金学士。男性。力を追い求めて禁断の秘術に手を出し、自己の楽しみのためだけに大量破壊兵器の開発を行ったため、30年ほど前に練金学協会を追放された。そのため、現在でもお尋ね者として指名手配されているが、放浪の末にバゴニアに流れ着き、バゴニア製魔装機の開発に携わり、その功績により国防責任者になっていた。自分を認めなかった練金学協会とラングランにひとかたならぬ憎悪を抱いており、議会を扇動しラングランとの戦端を開かせる。 道徳心の欠落したいわゆるマッドサイエンティストであり、自国兵士やロザリーを脳手術でロボット同然にしたり、シュメルを殺害しその脳を制御パーツとして利用するというガッツォーの設計思想にその残酷さが現れており、バゴニアからの追放を決定付ける要因となった。ルートによっては復讐心に囚われるあまり自分と他人を認識することすらできなくなり、マサキから同情されながら討たれる。最終的に自身が流している大量の血液すら何なのか理解できなくなり、乗機ガッツォーの爆発に巻き込まれ死亡する。 また、『ROE』にて過去にヴォルクルス教団に協力する形でボーヰンの開発を行ったという事実が明らかにされた。30年前の出来事であり、アカデミーを追放された時期とも一致する。 乗機はアゲイド、リブナニッカ+、ガッツォー。専用BGMは「迫りくる敵」。 トーマス・プラット (Thomas Bratt) 声 - 宇垣秀成 元DCのパイロットで、地上人召喚事件で召喚された地上人の一人。アメリカ人で米語混じりの言葉遣いをする。男性。誕生星座は蠍座。地上人召喚事件の終結後も、反逆者扱いされることを予測してか、地上に帰ろうとはせず、ラ・ギアスで傭兵をやっている(当人曰く「ラ・ギアスの方が水が会っている」とのこと)。戦争を「自分の命がチップ代わりのゲーム」と言い、どこまでも戦いのスリルを愛する人物であり、戦いの目的にはとくに関心を抱かない。ただし、単に不真面目な男とも言えず、冷静に戦況を見極めようとする観察眼の持ち主でもある。元DCということでリューネのことを知っているが、直接の面識があるわけではないらしく、リューネは彼のことを知らなかった。くわえタバコで、何かとゲンを担ぐ癖がある。結局最後までゼツと運命を共にするが、ルートによっては最後までゼツに付き合ったことを後悔しながら果てるが、別のルートでは、生き残ったようにも取れる台詞を残しているが、続編『ROE』には出演していない。『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』では彼のDC時代の活躍が描かれている。 乗機はガーリオン、ガーリオン・カスタム、ギンシャス、リブナニッカ+、ギンシャス+、アゲイド+。 シュメル・ヒュール 不易久遠流を操る剣の達人で、剣術世界大会三連覇を成し遂げ「剣聖」と呼ばれる人物。ゼオルートがひょろりとした印象なのに対し、筋骨隆々とした中年男性で、髭面に伸ばした髪を後ろで無造作に束ねている。共に剣の修行に打ち込んでいたラングランの「剣皇」ゼオルートとは兄弟同然に育った親友であり、互いに「実力は相手のほうが上」と評するほどよきライバル関係にあった。かつてはバゴニア軍の剣術師範も務めており、国内の声望も高く政界にも顔が利くが、いまは人里から離れた山奥に隠居して趣味の絵の創作に打ち込んでいる。一度創作に没頭しだすと、着替えや寝食も忘れ、自分を訪ねてきた来客の応対すら拒否してしまうくらいである。しかし、そのシュールな芸術を理解してくれる者はなかなかおらず、野良ゴーレムの群からロザリーを助けてもらったお礼にマサキ達の似顔絵を描くと言いだした際にはロザリーに止められ、芸術は心を豊かにするという持論を展開するが、ロザリーからは「先生に似顔絵描いて貰うくらいなら心が貧しいままでいい」と反論される。ミオはシュールレアリズムと評していたが、ゲンナジーは相当気に入っていた。ジノやロザリーからも非常に慕われていたが、最終的には自らの能力に目を付けたゼツによって殺され、魔装機ガッツォーの制御装置として脳を移植されてしまう。ルートによっては生存するが、ROEでは死亡したことになっている。 前述の通り政界にも顔が利くため、バゴニアがラングランに宣戦布告しようとした際にはジノから戦争を回避する様に議会の説得を頼まれるが、国の決定ということもあり口出しせずにいた。しかし、議会がゼツに扇動される形でラングランとの戦端が開かれ、あまつ、ゼツが自身の私利私欲のために軍の若者を死地に送り込んでいる事を知った際には、ゼツを誅殺するために戦場に駆けつけるが、その後の運命はルート分岐等に左右される。 NPCとして魔装機に搭乗することがあるが、その際にはルジャノール改でベンディットと戦うが、操者を殺さずに機体のみを破壊してみせた。シュメルの脳が移植されたガッツォーに搭乗するゼツの特殊能力(気配察知8、再攻撃8、切り返し8、分身7)の凄まじさを考えると、彼の強さは相当なものだったことがうかがえる。ただし、DS版とPSP版の『LOE』では他のキャラに漏れずに大幅な特殊能力の弱体化が成されているが、全てのキャラの中で只1人だけ再攻撃2を維持している。 バリー・ギムナス 故人。ロザリーの実父。剣士として少しは名の知れた人物であったが、シュメルとの試合で負った傷が原因で逝去している。
※この「バゴニア連邦共和国」の解説は、「魔装機神シリーズの登場人物」の解説の一部です。
「バゴニア連邦共和国」を含む「魔装機神シリーズの登場人物」の記事については、「魔装機神シリーズの登場人物」の概要を参照ください。
- バゴニア連邦共和国のページへのリンク