オリジナルMS・MA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 09:10 UTC 版)
「トニーたけざきのガンダム漫画」の記事における「オリジナルMS・MA」の解説
サク ギレン・ザビが考案した超量産型モビルスーツ。全高18m。カプセル状の体に触手のような4本の手足があり、後はモノアイと口が付いているだけ。武装はサクマシンガン。額にはカタカナで「ジ」と書かれている(量産型ジオン軍マーク)。大気圏内での降下時や宇宙空間での移動時は手足を収納する。組み立ても簡単で、まるで食玩レベルのガンプラである。コマを埋め尽くす程の数が量産されている。名前の由来は「サクサク描けるから」である 1巻ではジャブロー侵攻に大量投入。元々大量だった上にサムの大群が対抗したため、ジャブローを文字通り埋め尽くしてしまい、ガンダム・シャア専用ズゴック含めてグダグダに終わった。これによりジオン軍は超兵器志向に切り変えたらしい。2巻にてTV版第1話のようにリアルなガンダムと対決するが、サクマシンガンは弾き返されて自滅。余りにも多すぎて混乱してしまい、ガンダムが使用したスーパーナパームの余波でふっとばされ、何もできず宇宙空間を漂う。 なお、同じようなコンセプトで作られた陸戦用の「クフ」や「トム」、トムを改良した宇宙用の「リック・トム」、そして大型モピルアーマーの「ヒクサム」が存在しているらしい。 ゲーム『ガンダムバトルロワイヤル』で隠し機体として登場、続編の『ガンダムバトルクロニクル』『ガンダムバトルユニバース』にも登場している。シャア専用機も登場し、動くたびに「サク、サク」と喋る。サクの初期パラメーターは武装面を除いて全て1でシャア専用機は全て3と最弱。 サム ウッディ大尉がサクのジャブロー侵攻に対し、「こんなコトもあろうか」と開発しておいた、超量産型MS。アルファベットではSM。量産型であるジムの更なる量産型であり、ボールより低コスト。真四角な体に凸型のゴーグル、いかにもロボット風な細い腕・脚の先に丸い手足が付いている。ゴップに褒められている。 ジャブローにて大量のサクと交戦するが、双方あまりにも多すぎてグダグダのグズグズな結果で終わる。一応ジャブロー防衛に成功してはいる。ちなみにウッディ大尉はこのいざこざに巻き込まれ墜落死、シャアとアムロの戦いもサク・SMに邪魔される形で結局成らず。この後、連邦軍はボールをも下回る低コストMSの開発はさすがに控えた。 サクと同じく『ガンダムバトルロワイヤル』では隠し機体として登場し歩くと「サム、サム」と喋る。またアムロが搭乗しているステージもある。初期パラメーターはサク同様武装面以外は全て1。 ダイカストガンダム 『機動戦士ガンダム』放送当時、玩具メーカーのクローバー社から発売された合金玩具。胸に「GUNDAM」のロゴシールが付いている。ロケットパンチを放ち、肩にバズーカも装備するなど、強大な性能でジオン独立愚連隊のザクII3機を圧倒する。が、ザクのパイロットからは「アレなんか違うで」と言われている。 シャア専用ザクレロ ザクレロの姿を見たシャアが、キシリアの前で設計者を侮辱するような発言をしたせいで、設計者であるキシリアの命令によって赤く塗られて角を付けられた姿。「シャア専用」ながら、搭乗するのはデミトリー。 諸元シャア専用ボール型式番号 RB-79A12 所属 ジオン公国軍 建造 地球連邦軍 全高 13.5m 重量 17t 出力 1,200kW 武装 90mmバルカン砲×25連装メガ粒子砲 搭乗者 シャア・アズナブル シャア専用ボール ア・バオア・クー攻防戦のパロディシーンで、キシリアがジオングの代わりとして鹵獲したボールをシャアに与えた機体。 外観的には赤く塗装された機体色・鬼のように左右に付けられているツノ(なぞのひみつメカを内蔵)・ハンド部分しか使用されていない短縮されたアーム・上面のジオングの手が特徴になっている。武装は120mmキャノン砲は撤去され代わりに最強メカサイコミュ(ジオングの手)に換装、さらに90mmバルカン砲が追加された。また機体下部のバーニアは大型化された通称「3倍バーニア」に変更され、出力も通常型の400kWに対し1200kWとなり「通常の3倍」の出力となっている。しぶしぶ出撃したシャアだったが、その機体の形状と色の所為で「まぎらわしい色」「敵か味方かはっきりしろ」と両軍から攻撃される破目になる。デザインはカトキハジメと無駄に豪華。また作品自体が模型を使用した漫画だったため、MG「RB-79 ボール Ver.Ka」のキットから改造した立体も存在する。 ドズル専用ボール 緑色に塗装され、手の代わりに拡散ビーム砲が2門、足があり、全身に黄色いトゲが生えており、背後には何かモヤっとしたものがある。 ランバ・ラル専用ボール 青色に塗装され、右アームが漢ムチに、キャノン砲が漢バルカンに換装されている。漢ムチ、漢バルカンはそれぞれクフのヒートロッド、75mm5連装フィンガーバルカンと思われる外見をしている。 マ・クベ専用ボール アームがビームサーベルに換装され、頭頂部に良いツノが、その周りに多数のニードルミサイルが装備されている。多分にギャンを意識したデザインである。 デギン・ザ・グレート デギン・ソド・ザビの細胞がソーラ・レイの強大なエネルギーを吸収しグレート・デギンの部品と分子レベルで融合したことで誕生したニュータイプを超える存在。身長180m・体重10万t・ガンダム100機分の力を有しエネルギーゲインは500倍。股間部にグレート・デギンの艦首と冷却タンクを装備する。 メイン武装のデギンはげ粒子砲は劇中のジムのパイロットの発言によると宇宙空間を漂うミノフスキー粒子と結合することにより発生する強力な物で、他にも被弾したパイロットをめがねっ娘属性に変えてしまうめがねっ娘ビームや、デギンバリアーはビームのみならず実体弾すら弾く。 格闘能力も出鱈目に高く、マゼラン級戦艦を蹴りやパンチで一撃粉砕している。必殺技とも言える水爆頭突きは南極条約違反だが本人は「南極条約なんぞ知るかぁ」と一笑に付した。 ア・バオア・クーに集結した連邦艦隊やジム・ボールを一方的に粉砕、ガンタムすらAパーツとBパーツを引きちぎった後にコクピットを水爆頭突きで吹き飛ばして撃破し、ガンキャノンに至ってはすれ違いざまに撃破している。一騎当千の働きで圧倒するが、全てはギレンの夢の中での出来事だった。
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