エルメッツァ
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ヤズー・ザンスバロス 男性、67歳。 エルメッツァ連邦大統領。 優秀な政治家だが、「大国エルメッツァ」の上にあぐらをかく尊大な性格。ヤッハバッハ帝国との初交渉の際には敵の力を見誤り、敗北を招いた。その後も戦力の逐次投入を繰り返し、その都度撃破され、最後には首都ツィーズロンドを制圧される。エルメッツァ降伏後は捕虜として帝国本国に送られ、以降は消息不明となる。 ルキャナン・フォー 男性、49〜59歳。 エルメッツァ中央政府軍少将、軍政長官。政治力に長けた策士で、ヤズー大統領の信頼も厚い軍の実質的なトップ。 全体の国益を第一に考えて行動しており、その時の状況に合わせて保守派と改革派の間をのらりくらりと行き来している。 ヤッハバッハ帝国の小マゼラン銀河侵攻の際には全権大使として交渉にあたるが決裂、引き連れていった艦隊はあっさり蹴散らされてしまった。 祖国が征服された後は、再起の決意を胸に秘めて野に下る。10年後、小マゼランに偵察にやってきたユーリの瞳に決意を見てとり、その配下に加わる。 オムス・ウェル 男性、32歳。 エルメッツァ中央政府軍中佐、のちに大佐。地方惑星アルデスタ出身で、必死の努力で中央政府軍エリート将校の地位を得た苦労人。高級将校の立場ながら行動力があり、各自治領への出向もいとわない。一応改革派に属しているが出世欲が強く、上官のルキャナンと面識を得るや媚びる発言を繰り返す。 ヤッハバッハのエルメッツァ侵攻後はゲームに登場しなくなるが、設定資料集では、エルメッツァのヤッハバッハ降伏後は積極的にトラッパに服従し、ヤッハバッハの指揮官としてユーリに立ちはだかる予定だったとされる。 モルポタ・ヌーン 男性、43歳。 エルメッツァ中央政府軍大佐。悪い意味での職業軍人で、権力を利用して私腹を肥やすことに汲々としていた。しかし、ラッツィオ宙域の一件で海賊から秘密裏に金を受け取っていたことがオムス中佐に知られて弱味を握られ、更に彼がそれまでの功績により大佐に昇進したことから階級も追い付かれ、焦りを覚える。 ヤッハバッハとの戦いでは、友軍が次々と沈められていく中「軍人として国を、民を守る使命感」に目覚め、乗員を全て退避させた後、自艦を敵旗艦に特攻させ壮絶な最期を遂げる。しかし、少し揺るがせた程度でダメージを与えることは出来なかった。 テラー・ムンス 男性、35歳。 エルメッツァ地方領ラッツィオ宙域の司令官、中佐で同宙域の治安責任者。海賊スカーバレルの跳梁を苦々しく思っているように見せかけているが、裏で海賊と結託し私腹を肥やしていた。 オムス中佐とディゴによって不正を暴かれ逃走、エルメッツァ中央のボラーレ近くに身を隠していたところ、ユーリの艦がやってきたので(完全な逆恨みなのだが)意趣返しのつもりで攻撃を仕掛けたところ返り討ちに会い、捕えられて軍司令部に突き出された。 ディゴ・ギャッツェ 男性、52〜62歳。 海賊スカーバレルの構成員だが、その正体はオムス中佐に命じられてスカーバレルに潜入していた工作員。極めて有能な諜報員で、複数の潜入工作を成功させている。傭兵部隊であるトランプ隊とも交戦の経験があるらしく、トランプ隊隊長のププロネンによると、当時は異なる偽名を名乗っており、今の「ディゴ・ギャッツェ」という名も本名であるか怪しいとのこと。 ザッカス中尉とは友人関係にあり、彼が死亡した時はその償いも含めて軍を辞めてユーリの仲間となる。 ザッカス・アグリノス 男性、31〜41歳。 エルメッツァ地方領ラッツィオ宙域軍に所属する軍人、中尉。オムス中佐の命によりスカーバレルへの潜入捜査を行うが、テラー大佐の裏切りによって正体を暴露され、思考を操る薬剤を投与されユーリらに立ちはだかる。実の妹であるティータをも殺そうとするが、トーロに撃たれ死亡。 選択肢によっては急所を外れ、一命を取り留める。その後は首都ツィーズロンドの軍病院にて治療を受け、青年編にてユーリの仲間となる。 ティータ・アグリノス 女性、18〜28歳。 赤い髪にややつり目、時代にかかわらずラフなスタイル。兄はエルメッツァ軍のザッカス・アグリノス。 少女時代はエルメッツァ連邦ラッツィオ星で酒場の看板娘として働いていた。ロウズ自治領で輸送業を営むトーロとは幼馴染で、喧嘩友達。気が強くさばけた性格の少女で運動神経も抜群だが、実は重度のブラコンで兄ザッカスの前では別人のように猫を被る。 スカーバレル海賊団に潜入したまま連絡の途絶えた兄を心配して、ユーリ一行に捜索を依頼し、自身も同行する。ヤッハバッハ帝国の小マゼラン銀河侵攻の際、故郷の仲間に危機を知らせようと戦線離脱、消息不明となる。 その後はチェルシーやトーロらとともにヤッハバッハに抵抗するレジスタンスとなり、かつての監獄惑星ザクロウを拠点として活動、小マゼラン偵察としてユーリがやってくると、それに従って艦隊に合流。ヤッハバッハとの戦いが激化する中、トーロと結婚した。
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