岩手県北自動車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 23:11 UTC 版)
新・旧各世代の車両の並び | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | 岩手県北バス、県北バス |
本社所在地 |
日本 〒020-0124 岩手県盛岡市厨川1-17-18 |
設立 | 2009年8月26日(旧・岩手県北自動車は1943年10月13日設立) |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 2400001005014 |
事業内容 |
一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 旅客定期航路事業 他 |
代表者 | 代表取締役社長 松本順 |
資本金 | 16264万円 |
純利益 | ▲5億8190万2000円(2020年09月30日時点)[1] |
総資産 | 51億3019万2000円(2020年09月30日時点)[1] |
従業員数 | 648名(2019年3月31日現在) |
主要株主 | みちのりホールディングス (100%) |
主要子会社 |
浄土ヶ浜パークホテル みちのりトラベル東北 宮古カーシェアリング |
外部リンク | http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/ |
2010年にみちのりホールディングス傘下入りし、2017年に南部バスの事業を継承したことで青森県八戸市を中心とした南部地方へも営業エリアを拡大した。IGRいわて銀河鉄道への出資企業の1社でもある。岩手県バス協会、青森県バス協会、宮城県バス協会会員[2][3][4]。
沿革
創業期から戦時統合まで
岩手県に初めてバスが走ったのは、1912年に盛岡と宮古を結んだ盛宮自動車で、その前身は1906年からこの区間に乗合馬車を運行していた盛宮馬車である。徒歩で約3日かかっていたものが馬車で12時間に、さらにバスとなったことで8時間に短縮された。バス輸送の黎明期において100 kmに及ぶ長距離運転を行っていたことが特筆される[5]。イタリア製の20人乗りの大型自動車を4台導入していたが、当時の宮古街道はかなりの悪路でとても大型自動車の運行ができるような道路ではなく、1916年には新渡戸稲造を乗せたバスが転覆するという事故も発生している[5]。これらのことから、盛宮自動車では車両を小型化の上、山田線開通まで運行を続けていた。
その後、岩泉・宮古・軽米地区にバス事業者が設立され運行を開始するが、第二次世界大戦に入るとガソリン規制が行なわれたため、これらの中小事業者の経営を圧迫した。さらに1942年には陸上交通統制の通牒が出されることになり、岩手県は大きく4ブロックに分けられ、太平洋沿岸の岩手県北部は岩手県北自動車(県北バス)に統合されることとなった。こうして、1943年10月13日に岩手県北自動車が設立された。この時の本社所在地は岩泉だった。
統合間もない1944年、沼宮内と平館を結ぶ路線は戦時統制強化要請勧告に基づき、省営自動車(省営バス)に譲渡されることとなった[6]。その他の路線も大部分を省営自動車に移管するように求められていたが、戦時中の移管は一部にとどまっている。
しかし、第二次世界大戦が終結した後の1946年に、省営バスは県北バスに対し戦時中の約束に従って路線の譲渡を要求した。県北バスではやむなく廃止補償金と引き換えにこれを受け入れ、1947年4月に久慈近辺の7路線を、同年12月には岩泉近辺の各路線を省営バスに移管した。このため、県北バスの路線網は本社所在地の岩泉には走らず、伊保内・沼宮内・宮古の各地区に分断されることになった。しかし1948年からは新たな地区へ路線網を広げ、1955年までには野田、小本、重茂、平館、盛岡、一戸、山田の各地に拠点を設置することとなった。県北バスの営業エリアは当時から過疎地と呼ばれる地区が多く[7]、新規路線の一部はスクールバスと兼用したものが目立った。
戦後の観光輸送への展開
1948年のアイオン台風によって山田線が長期にわたって不通になった際には、県北バスも代行バス輸送を担当することになり、茂市に営業所を設置して代行輸送にあたった。1951年には代行輸送は終了するが、これによって県北バスは苦しい経営状態から脱することができた[7]。この代行輸送の実績から、沿線市町村より「宮古と盛岡の間に急行バスを」という要望が強まり、折しも1954年に区界峠の悪路が改修されたことから、県北バスでは1955年6月から宮古 - 盛岡間の急行バスの運行を開始した。所要時間は5時間程度で、盛岡駅を9時に発車する東北本線の列車に間に合わせるため、宮古を午前4時に発車する便も設定されていた[8]。
1966年には道路改良により盛岡から早坂高原を経由して岩泉に向かうルートに大型バスの運行が可能となり、岩泉に本社を置いていた県北バスも乗り入れを希望したが、国鉄バス・岩手中央バスとの折り合いがつかず、最終的には参入を断念した。ただし龍泉洞への乗り入れは免許を取得できたため、宮古から龍泉洞への路線を1969年に運行開始した。1967年には八幡平観光道路が開通し、県北バスは盛岡と八幡平山頂を直通するバスを運行した。この際に乗客を待たせず立たせず増発を出す体制を作った[9] が、この続行便のノウハウが後年役立つことになる。1974年には松尾鉱山の閉山によって松尾村が観光立村を志したことから、これに応える形で温泉郷へのバス乗り入れを開始した。この年から一部路線でのワンマン運行を開始し、1976年には8割程度がワンマン化されることになった。
この時期、県北バスの労使関係は、経営状態が観光客の増加に伴い順調だったこともあっておおむね良好であった。1974年に岩手県内バス事業者の公的一元化案が出た際には、県北バスは協議会への参加を拒否している[10]。
106急行の成功、優良バス事業者へ
1978年11月1日、国道106号の全面改修が完成したのを契機として、宮古 - 盛岡間を2時間程度で結ぶ急行バス「106急行バス」の運行を開始した。「鉄道より早くマイカーより快適」というコンセプトで、乗客が多い場合は無線で直ちに続行便を設定して着席を保証するという対応で、当初6往復で運行開始したものが、1982年には14往復にまで増便されることになった。106急行の成功によって県北バスの経営状況はさらに好調となり、106急行の利益を過疎路線の維持に充てるという内部補填が可能になったことから、1979年には国庫からの過疎路線維持の補助金を返上する[11][12] など、当時としては東北地方トップクラスの優良バス事業者となった[11]。1985年には岩手県交通が運賃の値上げを申請したのに対して、県北バスは値上げを見送っている[13]。この時点での基準賃率は日本のバス事業全体でも低い部類に入る28円40銭[14]となっており、その後少なくとも1993年までは運賃改定を行なっていない[14]。
1979年には、本社を岩泉町から盛岡市に移転した。
東北新幹線開業の1982年には、新幹線のフィーダー輸送を目的とする特急バスの運行がいくつか計画され、すでに106急行で都市間輸送に自信をつけた県北バスも積極的に計画に参画した[15]。1982年の東北新幹線開業と同時に「とわだこ号」「みちのく号」の運行を、1985年からは「ヨーデル号」の運行も開始した。
一方で観光輸送についても、1981年に営業エリア内に安比高原スキー場が営業を開始するなど、新たな動きが目立った。1987年には西根営業所内に温泉が湧いたのを利用して「ゲンデルランド」を設立するなど、成長を続けた。
1999年に盛岡市がオムニバスタウンに指定されたのを受け、県バス協会ではゾーンバス方式の導入を決定した。2000年に松園地区の岩手県交通の路線でゾーンバスシステムの導入が開始され、年間利用者数が増加したことから、その後は他の地区への展開も行われ、2003年にゾーンバスシステムが導入された厨川地区では県北バスが担当することになった。
民事再生法を申請、みちのりHD傘下に
事業地域の過疎化の進行や岩手・宮城内陸地震、さらに燃料費の高騰などもあり、2009年5月14日に民事再生手続きを申請し倒産した。ハンズオン型コンサルティング会社の経営共創基盤が支援を行うことを発表した[16]。当時の再建計画では、一般路線バスは運行を継続するものの、高速バスは不採算の路線で減便する可能性もあると示唆していた。
2010年3月1日に会社分割を実施。旧・岩手県北自動車(現・県北管理)のバス事業、旅客船事業、旅行事業、サービスエリア事業と、全従業員を新会社に承継。旧会社がみちのりホールディングスに全株式を譲渡の上、さらに新株式を発行し、みちのりホールディングスの100%出資を受けた新会社が発足。同年4月1日にはみちのりホールディングス社長の松本順が社長に就任、新経営体制での再建を目指すこととなった[17]。
2018年4月24日、みちのりホールディングスは同じ岩手県に本社を置く東日本交通を傘下にし、岩手県北バスと東日本交通との連携も図った[18][19]。
南部バスの事業譲受
2016年11月28日に民事再生法の適用を申請した南部バス(青森県八戸市)との間で、南部バスのバス事業および同社の子会社である南部バス観光について、翌2017年2月 - 3月を目途に譲受する方向で協議が行われ[20][21][22]、同年12月28日に南部バスとの間で、同社からバス事業などの全事業を譲受する契約を締結した[23][24]。当初は2017年2月15日付での事業譲受を予定していたが、同年3月1日に延期された[25][26]。
南部バスが行ってきた事業は、同年3月1日付で受け皿となる岩手県北自動車南部支社を開設して継承した[27]。これにより、南部バスの八戸営業所・三戸営業所・五戸営業所の3営業所は県北バスの営業所となり、南部バスの従業員は県北バスに再雇用された。また南部バス観光も県北バスの子会社となった。
県北バスグループの路線バスの営業エリアは従来の岩手県北部の他に、青森県南部地方にも拡大することになったが、青森県三八地方を営業エリアとする南部バスのブランドは維持されることとなった[28]。なお、岩手県内で発行された乗車券・定期券・バスカードは南部支社管内の路線では使用できず、また、青森県内で発行された南部バスの回数券など(八戸市営バス・十和田観光電鉄発行の回数券を含む)は岩手県エリアの路線では使用できない[29]。
年表
- 1943年(昭和18年):岩泉自動車運輸、三社自動車(宮古)、他6社の乗合バス部門を統合して設立。
- 1944年(昭和19年):沼宮内 - 一方井 - 平舘線を省営バスに譲渡。
- 1947年(昭和22年)
- 1948年(昭和23年):宮古 - 小本線の運行開始。
- 1949年(昭和24年):宮古 - 茂市 - 平津戸線運行開始。
- 1955年(昭和30年)6月21日:盛岡 - 宮古線の運行開始。
- 1962年(昭和37年):浄土ヶ浜で遊覧船の事業を開始[30]。
- 1966年(昭和41年)11月1日:国鉄バス廃止代替路線として、和井内線(茂市 - 岩手清水)の運行開始。
- 1967年(昭和42年)7月:八幡平観光との相互乗り入れで盛岡 - 八幡平山頂間の運行開始。
- 1969年(昭和44年)11月20日:小本 - 岩泉線の運行開始。
- 1970年(昭和45年)
- 花巻バス・花巻観光バスの経営支援に乗り出す。
- 2月5日:「八幡平観光」から盛岡 - 八幡平山頂間などの路線を讓受。
- 1974年(昭和49年):ワンマンバス運行開始[31]。
- 1976年(昭和51年)10月:貸切事業区域を全県に拡大。
- 1978年(昭和53年)11月1日:「106急行」盛岡 - 宮古線の運行開始。
- 1979年(昭和54年)2月2日:本社を岩泉町から盛岡市に移転。
- 1982年(昭和57年)6月23日:高速バス「みちのく号」「とわだこ号」の運行開始。
- 1984年(昭和59年)6月18日:盛岡市内線(運動公園線・滝沢川目線)の運行開始。
- 1985年(昭和60年)3月14日:高速バス「ヨーデル号」の運行開始。
- 1986年(昭和61年)4月3日:盛岡総合案内所の開設。
- 1987年(昭和62年)8月1日:高速バス「あすなろ号」の運行開始。
- 1989年(平成元年)7月8日:高速バス「ビーム・1」の運行開始。
- 1993年(平成5年)12月18日:盛岡営業所を上堂から厨川駅前へ移転[32]。
- 1994年(平成6年)4月1日:旅行業事業を「岩手県北観光」(現:みちのりトラベル東北)として分社化。
- 1996年(平成8年)10月1日:岩手県交通と共同で共通バスカードを盛岡地区にて導入。当時、盛岡地区でも106急行はバスカードが使用できなかったが、後に利用可能地域を拡大。
- 1999年(平成11年)12月1日:東八幡平営業所を西根営業所(現:八幡平営業所)へ統合。東八幡平営業所は車庫へ格下げ[33]。
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)4月1日:岩手町内のJRバス廃止に伴い代替運行開始。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 3月18日:青山駅開業に伴い、運動公園線の朝の盛岡バスセンター行2本を除き、青山駅経由に変更(朝2便は、これまで通り交通公園経由)。
- 4月22日:アイーナと厨川駅を中央病院経由で結ぶ路線を新設。市内線の一部路線をアイーナ、青山駅経由に変更。
- 7月7日:滝沢村受託により、岩手県交通と共同で「巣子地域循環バス」運行開始。実証試験として約1 - 2年程度の期間運行予定だったが、利用率不調で2007年3月31日運行終了。
- 9月12日:イオン盛岡南ショッピングセンター(イオン盛岡南SC、現・イオンモール盛岡南)開業に伴い、盛岡バスセンター - イオン盛岡南SC - 盛岡南営業所系統を新設。同時にアイーナ乗入路線をイオン盛岡南SCに延長し、アイーナ経由便を大幅削減。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)5月14日: 民事再生法の適用を申請。
- 2010年(平成22年)
- 3月31日:岩手県交通とのバスカードの共通乗車利用制度を終了、以降、発行事業者ごとでのみの利用となる。
- 4月1日:「みちのりホールディングス」の100%出資となる新経営体制が発足。
- 8月1日:組織改正。沼宮内営業所を支所へ(八幡平営業所管轄下)、小本営業所を支所へ、重茂営業所を車庫へ(いずれも宮古営業所管轄下)、伊保内営業所を支所へ(一戸営業所管轄下)それぞれ格下げ。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 4月1日: 全バス車両に映像記録型ドライブレコーダーを設置[36]。
- 10月15日:盛岡地区の全車両がLED方向幕化されると同時に経路番号を導入[37]。
- 12月27日:この日より、国土交通省による公募(電気自動車による地域交通グリーン化事業」[38])を活用し、宮古地区の路線バス(宮古駅前 - 奥浄土ヶ浜)で日野・レインボーHRを改造した電気バスの運行を開始[39]。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)12月28日:民事再生手続中の南部バスとの間で、南部バスからバス事業を始めとする全事業を譲受する契約を締結[23][24]。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)1月9日:車内Wi-Fiサービスである「MICHINORI Free Wi-Fi」を高速路線バス全路線と106急行でサービス開始[54]。
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 1月1日:南部支社で前日に運行を終了したWILLER EXPRESS便高速バスと同一区間で「MICHINORI EXPRESS(MEX)」の運行を開始[55]。
- 7月1日:MICHINORI EXPRESSの青森3路線に関して、WILLER EXPRESSの親会社であるWILLERととパートナーシップを締結[56]。同年9月1日分よりMEX+WILLERのダブルブランドで運行。
- 7月31日:スカニア・アストロメガを使用した「盛宮106特急」の運行開始[57][58]。
- 10月1日:子会社の岩手県北観光と南部バス観光の経営統合を実施し、岩手県北観光を存続会社として、南部バス観光を吸収合併。同時に商号を岩手県北観光からみちのりトラベル東北へ変更[59][60]。消費税率改定に伴い、運賃改定[61][62]。
- 10月26日:南部支社青森営業所を開設[63]。
- 12月2日:この日から、青森市営バスの一般乗合旅客自動車運送事業に係る管理の委託を2020年(令和2年)3月31日まで受託[64]。
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
- 2月4日 - ジェイアールバス東北(盛岡支店、二戸支店)が運行する早坂高原線、白樺号、スワロー号の3路線に地域連携ICカード「iGUCA(イグカ)」を導入し、両社の間で「iGUCA」の相互発売並びに、盛岡駅前案内所と久慈営業所で早坂高原線と白樺号の「iGUCA」IC定期券を発売すること、JRバス二戸支店でも「iGUCA(イグカ)」と岩手県北バスの一般路線とスワロー号の「iGUCA」IC定期券を発売することを発表[74][75]。
- 2月19日 - 「iGUCA」を導入[73]。これにより、岩手県北バスの一般路線(JRバスが運行する早坂高原線、白樺号、スワロー号も含む。ジェイアールバス東北は2022年3月12日導入)と青森県八戸圏域の路線バス(南部支社管内一般路線と八戸市営バス対応の「ハチカ」[注釈 2]のSuicaやSuicaと相互利用可能なICカードでの乗車が可能になる[77]。
- 7月17日 - 前年に運航終了したみやこ浄土ヶ浜遊覧船の代替として宮古市が建造した遊覧船「宮古うみねこ丸」の運航を受託し、運航開始[78]。
- 7月31日 - 「iGUCA」導入に伴い、路線バス車内でのバスカードの取扱いを終了[79]。
- 9月1日 - 仙台宮城営業所並びに南部支社貸切部のブランド名を「みちのりバス東北」へ変更[80]。
- 2023年(令和5年)
注釈
出典
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- ^ 会員事業者のご紹介 - 岩手県北自動車(株) 岩手県バス協会
- ^ 会員事業者一覧 青森県バス協会
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- ^ a b 鈴木 (2004) p.12
- ^ 鈴木 (2004) p.18
- ^ a b 鈴木 (2004) p.24
- ^ 鈴木 (2004) p.27
- ^ a b 鈴木 (2004) p.31
- ^ 鈴木 (2004) p.38
- ^ a b 鈴木 (2004) p.65
- ^ 『バスラマ・インターナショナル』通巻20号 p.29
- ^ 鈴木 (2004) p.67
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- ^ 鈴木 (2004) p.76
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- ^ 新体制の発足に関するお知らせ 岩手県北自動車ニュースリリース(2010年4月1日)
- ^ “みちのりHD、岩手県の東日本交通を傘下に”. 日本経済新聞 (2018年4月26日). 2018年4月27日閲覧。
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