岩手県公会堂とは? わかりやすく解説

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岩手県公会堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/02 14:15 UTC 版)

岩手県公会堂
Iwate Prefecture public hall
岩手県公会堂
情報
正式名称 岩手県公会堂
完成 1927年6月15日
客席数 839席
延床面積 3,589.25m²
用途 講演会、演奏会等
運営 希望橋グループ
所在地 020-0023
岩手県盛岡市内丸11番2号
最寄駅 JR東北新幹線・JR東北本線・JR山田線・JR花輪線・JR田沢湖線いわて銀河鉄道線「盛岡駅」下車、徒歩30分
最寄バス停 「県庁・市役所前停留所」下車
外部リンク http://iwate-kokaido.jp/
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岩手県公会堂(いわてけんこうかいどう)は、岩手県盛岡市にある公共施設。岩手県庁舎の隣に位置している。所有者は岩手県で、現在は学校法人龍澤学館、第一商事株式会社、株式会社IBC開発センター、株式会社総合企画新和に管理を委託している。

概要

正面

1927年6月15日竣工[1]。設計は、大隈講堂日比谷公会堂の設計で有名な建築家佐藤功一が担当した[2]。様式はネオゴシック様式[2]。当時としては高層の建築物で、塔屋からは盛岡の町が見渡せたという。

塔屋を除き2階建て。当初は岩手県議会議事堂の機能を持っており県政を象徴する建物で[1]、西側に議事堂、東側にはレストランなどが入っていた[2]。第二次世界大戦直後は進駐軍が病院として使用していた[2]

1965年に県議会議事堂が完成して移転し、以後は1973年岩手県民会館が完成するまで県内最大級の文化・集会施設だった[1]。大小16の会議室、大ホール、ギャラリーなどで構成され、大ホールは、盛岡文士劇(中止前)など、演劇上演や音楽公演用のホールとして親しまれた。

建物の老朽化や利用率の低下のため、2000年に岩手県公会堂懇談会を設置して存廃について検討されたが全面保存することを決定[1]。大きな補修、改築を経ていないため、県議会議事堂当時の装飾・施設などが残されている。

2006年10月18日、国の登録有形文化財に登録[1]

2009年、塔屋の耐震工事、大ホール及び21号室の改修・復元工事が行われた。

開館時から1945年8月まで建物東側にあったレストラン「公会堂多賀」は戦後は公会堂の地下に店を移転していたが、2017年3月末をもって閉店した[1][2]。この店は新渡戸稲造が帰郷時に利用していたことで有名で、ブイヤベースから始まる、新渡戸が食したメニューを提供していた。

周辺

アクセス

脚注

外部リンク

座標: 北緯39度42分11.3秒 東経141度9分12.5秒 / 北緯39.703139度 東経141.153472度 / 39.703139; 141.153472



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