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東京地下鉄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/01 14:20 UTC 版)

東京地下鉄株式会社
Tokyo Metro Co., Ltd.
Tokyo Metro logo.svg
Tokyo Metro Office Building.jpg
本社
種類 株式会社
市場情報 未上場
略称 東京メトロ
本社所在地 日本の旗 日本
〒110-8614
東京都台東区東上野三丁目19番6号
設立 2004年平成16年)4月1日
業種 陸運業
事業内容 旅客鉄道事業 他
代表者 代表取締役社長 奥義光
資本金 581億円
発行済株式総数 5億8,100万株
売上高 連結:3,784億36百万円
単独:3,383億55百万円
(2008年3月期)
営業利益 連結:1,007億87百万円
単独:954億73百万円
(2008年3月期)
純利益 連結:474億57百万円
単独:449億51百万円
(2008年3月期)
純資産 連結:2,720億81百万円
単独:2,652億83百万円
(2008年3月31日現在)
総資産 連結:1兆2,845億78百万円
単独:1兆2,796億68百万円
(2008年3月31日現在)
従業員数 連結:9,836名 単独:8,509名
(2008年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 財務大臣 53.42%
東京都 46.58%
外部リンク www.tokyometro.jp
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東京地下鉄株式会社(とうきょうちかてつ、英称 : Tokyo Metro Co., Ltd.)は、東京地下鉄株式会社法を根拠として設立された特殊会社で、東京都特別区(東京23区)およびその付近[1]地下鉄を経営する鉄道事業者である。日本国政府と東京都が出資する完全公的資本の株式会社である。愛称は東京メトロ東京の地下鉄路線のうち、銀座線などの9路線(2011年2月現在)を運営している。

目次

概要

2004年平成16年)4月1日、特別の法律に拠る会社(特殊会社)として発足、旧・帝都高速度交通営団(交通営団)から事業を継承する。9つの地下鉄路線を運営するほか、関連事業を営む。

2009年(平成21年)度までに、株式上場することを目標としていたが [2] [3]2010年(平成22年)度以降へ延期された [4]

シンボルマーク

シンボルマークは、メトロ(METRO)の「M」を図案化した「ハートM」である。アテネオリンピックのシンボルマーク開発も手掛けた英国のデザイン会社ウルフオリオンズ社に依頼したものである。なお、営団時代はSUBWAYの「S」(ほかにSAFETY(安全)、SECURITY(保安)、SPEEDY(速さ)、SERVICE(サービス)の「S」を含む)を図案化したものであった。

コーポレートカラー

コーポレートカラーは、シンボルマークの背景色でもある「ブライトブルー」。「東京メトロ」の背景色は「ダークブルー」とし、ブライトブルーを常にメインとしながらも両色を並べて表示する。シンボルマークと愛称を知ってもらうために、基本的に2つのボックスと2つの色を常に並べて表示し、これをコミュニケーションマークと制定した。

愛称

「東京メトロ」は、営団末期に社内で募集したものの中から採用された。愛称でも使用している「メトロ」という語は、1863年1月11日ロンドンで世界初の地下鉄を開通させたメトロポリタン鉄道に由来する[5]。その後、パリ地下鉄が「メトロ」を呼称に用いたが、営団時代から地下鉄路線網を「メトロネットワーク」と呼び、路線図に記載していたほか、プリペイドカードメトロカードや駅売店の「Metro's」(メトロス)、オリジナルキャラクターでアリの「メトロン」、ドメイン名「www.tokyometro.jp」(旧営団時代は「www.tokyometro.go.jp」)など、「メトロ」という語を多用している。また、パスネット対応カードを「SFメトロカード」という名称で発行していた。

なお、「メトロ」という語には「都市」を意味する「metropolitan」もあり、東京都(地域ドメイン名)や東京にある施設や団体はこの意味で使っている場合もある。

理念

東京メトログループ理念は「東京を走らせる力」で、2011年(平成23年)5月からのキャッチコピー「TOKYO WONDERGROUND」である。なお、2011年(平成23年)5月から5代目のイメージキャラクターとして女優を起用している(歴代のキャッチコピーとイメージキャラクターは「キャッチコピーおよびイメージキャラクター」を参照)。

路線

東京地下鉄の路線図
記号 路線番号 路線名 区間 キロ程 色名
  G 3号線 銀座線 浅草駅(G-19) - 渋谷駅(G-01) 14.3 km オレンジ
  M 4号線 丸ノ内線 本線:池袋駅(M-25) - 中野坂上駅(M-06) - 荻窪駅(M-01) 24.2 km レッド
m 分岐線:中野坂上駅(M-06) - 方南町駅(m-03) 3.2 km
  H 2号線 日比谷線 北千住駅(H-21) - 中目黒駅(H-01) 20.3 km シルバー
  T 5号線 東西線 中野駅(T-01) - 西船橋駅(T-23) 30.8 km スカイ
  C 9号線 千代田線 本線:綾瀬駅(C-19) - 代々木上原駅(C-01) 21.9 km グリーン
支線:綾瀬駅(C-19) - 北綾瀬駅(C-20) 2.1 km
  Y 8号線 有楽町線 和光市駅(Y-01) - 小竹向原駅(Y-06) - 新木場駅(Y-24) 28.3 km ゴールド
  Z 11号線 半蔵門線 渋谷駅(Z-01) - 押上駅(Z-14) 16.8 km パープル
  N 7号線 南北線 目黒駅(N-01) - 白金高輪駅(N-03) - 赤羽岩淵駅(N-19) 21.3 km エメラルド
  F 13号線 副都心線 和光市駅(F-01) - 小竹向原駅(F-06) - 渋谷駅(F-16) 11.9 km ブラウン
  • 副都心線の営業キロは小竹向原 - 渋谷間のもので、有楽町線との共用区間は含まない。
  • 有楽町線のうち和光市 - 小竹向原間は、東京圏鉄道網整備計画などでは13号線(副都心線)の一部となっており、東京地下鉄によると副都心線の起点駅は和光市となっている。そのため、和光市 - 小竹向原間は有楽町線と副都心線の共有区間となっている。なお、副都心線開業前は、先行開業していた小竹向原 - 新線池袋(現・池袋)間を有楽町線新線として営業していた。
  • 路線番号に欠番(1・6・10・12号線)があるのは、都営地下鉄と共通の連番にしているためである。

銀座線と丸ノ内線は標準軌(軌間1,435mm)・第三軌条方式直流600V)、それ以外の路線は他社線との相互乗り入れを行う必要性などから狭軌(軌間1,067mm)・架空電車線方式(直流1,500V)による電気鉄道となっている。また、車両の大きさも銀座線が小型車(16m級)、丸ノ内線と日比谷線が中型車(18m級)、その他の線区が大型車(20m級)と、建設時期や他社乗り入れ車両の関係から線区ごとに異なっている。

なお、東京地下鉄では起点から終点に向かう下り線を「A線」、終点から起点に向かう上り線を「B線」と呼んでいる。駅ではホームの番号が若い方をA線としている(綾瀬・中野坂上および半蔵門線各駅を除く自社管理駅に限る)。また、列車番号では上下で奇数偶数の区別をしていないため、直通のない銀座・丸ノ内線を除いて「A○○△△S」「B○○△△K」(○○はその列車の始発「時」、△△は運用番号、末尾のアルファベットは車両の所属元の符号)のように頭にA・Bが付く。

ちなみに、2004年の発足時に導入された駅番号(駅ナンバリング)は、基本的に西・南から東・北方面に向かって振られており、路線によっては起点ではなく終点側の駅が「01」である場合もある点に注意が必要である。上表では左側の駅が起点である。なお、各線の記事の駅一覧では駅番号順で記載している。

今後の新線開業については、当初の営団の目標である「地下鉄網の整備」に目途が立ち、民営化を目指すために東京地下鉄が設立されたという経緯を勘案し、副都心線以降は行わない方針である。ただし、今後新線建設に対する協力を求められる場合には、東京地下鉄の都市鉄道ネットワークの一部を構成する事業者としての立場から、「当社の経営に悪影響を及ぼさない範囲内において行う」という方針であるともいう。

1982年1月に免許申請を行った8号線(豊洲 - 亀有間14.7 km)については、半蔵門線(水天宮前 - 押上間)の開業や輸送需要予測の減少等、免許申請時とは事業環境が異なってきたことから、東京地下鉄としては、整備主体となることはきわめて困難と表明している。

直通運転区間

東京地下鉄では、全9路線中7路線で他社線との相互直通運転を行っている。詳細は各路線の記事を参照のこと。

東京地下鉄の所有車両は、東武鉄道(日比谷線・有楽町線・半蔵門線・副都心線)、東京急行電鉄(東急)(日比谷線・半蔵門線・南北線)、東日本旅客鉄道(JR東日本)(東西線・千代田線)、小田急電鉄(千代田線)、西武鉄道(有楽町線・副都心線)、東葉高速鉄道(東西線)、埼玉高速鉄道(南北線)と相互乗り入れを行っているため、埼玉県千葉県神奈川県茨城県までの広範囲で運転されている。ただし、茨城県内の乗り入れ駅は取手駅のみであり、乗り入れ時間帯も朝・夕の通勤時間帯に限定される。

()内の駅名は通常のダイヤにおける最長直通運転区間臨時列車、有料特急列車をのぞく)。[ ]内の英字は当該社所属車両に割り当てられる運用番号の末尾の記号(列車記号)で、この英字によって所属を区別する。なお、東京地下鉄の所有車両の識別符号はメトロを示す「M」ではなく、営団時代から引き続き「S」が使われている。おおむね各鉄道会社の所属車両の表示は東武と東葉高速が「T」、東急とJR東日本は「K」、小田急は「E」、西武と埼玉高速は「M」である。

  • 東武伊勢崎線東武動物公園駅)・日光線南栗橋駅)[T] - 日比谷線 - 東急東横線菊名駅)[K]
    • 東急東横線直通列車は時刻によって東京地下鉄(03系)か東急(1000系)かどちらの車両が使用されるかが決まっている。東武伊勢崎線・日比谷線・東急東横線と3社に跨って運転される定期列車は存在しない。ただし、東京地下鉄の車両に限り直接ではないが1日に東武・東急両方の路線に乗り入れる運用はある(50S以降の偶数運行車両が該当)。
      • 例:竹ノ塚行 → 中目黒行 → 北千住行 → 菊名行 → 北千住行 → 中目黒行 → 東武動物公園行
    • 東武伊勢崎線直通列車も時刻によって東京地下鉄(03系)か東武(20000系系列)かどちらの車両が使用されるかが決まっている。日比谷線 → 東武伊勢崎線方面の直通は東武動物公園駅までであるが、東武伊勢崎線 → 日比谷線方面の列車については、2003年以降、早朝の運用において日光線南栗橋駅から直通する日比谷線直通中目黒行が1本運行される。ただし、運行されるのは東武車両のみ。
  • JR中央線(各駅停車)三鷹駅)[K] - 東西線 - 東葉高速鉄道東葉高速線東葉勝田台駅)[T]・平日の朝夕のみJR総武線(各駅停車)(津田沼駅)[K]
    • 東葉高速鉄道の車両は、東西線を越えて三鷹・津田沼まで直通運転を行うことはなく、また、JRの車両は東葉高速鉄道には乗り入れない。そのため、JR中央線 - 東西線 - 東葉高速鉄道という運用はすべて東京地下鉄の車両で運行され、三鷹 - 東西線経由 - 津田沼で運転する運用は東京地下鉄かJRの車両で運行される。
    • また、昼間の東葉高速線直通はすべて快速で中野折り返し、JRの三鷹まで乗り入れるのはすべて各駅停車で西船橋折り返しとなっており、この時間帯に3社直通運転は行われない。前述の理由から昼間帯に東葉高速線内の各駅から東西線の快速通過駅を利用する場合は、必然的に西船橋駅または浦安駅での乗り換えを強いられる。
  • JR常磐線(各駅停車)取手駅)[K] - 千代田線 - 小田急小田原線本厚木駅)・多摩線唐木田駅)[E] 。
    • 土休日運転の特急ロマンスカー箱根登山鉄道箱根湯本駅)まで運行される。JRと小田急の車両は、千代田線を越えて直通運転を行うことはないが、東京地下鉄の車両は、両社の路線への乗り入れや3社に跨る運行もある。東京地下鉄車両は上記区間内を運転することができるが、新百合ヶ丘以西の小田原線直通列車は原則的に小田急の車両のみの運用である。そのため、本厚木駅からJR線まで乗り入れる運用(その逆も含む)はない。また、新百合ヶ丘以西の小田原線へは一部の列車しか乗り入れない。かつては東京地下鉄車両による本厚木駅までの乗り入れもあった。
    • JRへの乗り入れは原則として我孫子駅までであり、取手駅まで乗り入れるのはJR・東京地下鉄どちらの車両も朝・夕の一部列車のみである。
  • 東武東上線森林公園駅)[T]・西武池袋線有楽町線飯能駅)[M] - 有楽町線
  • 東武東上線(森林公園駅)[T]・西武池袋線・有楽町線(飯能駅)[M] - 副都心線
    • 東武車両が西武線に、西武車両が東上線に乗り入れることはないが、小竹向原 - 和光市間に西武車両が乗り入れる運用はある。西武線では、西武ドームでの野球開催時などに、延長運転で狭山線に入線して西武球場前まで運転されることがある。
    • Yマークが貼付された車両は有楽町線直通専用であり、副都心線には乗り入れない。
    • 副都心線のみに8両編成の運用があるが、東京地下鉄の車両のみでの運行となる。
    • 東急東横線の渋谷 - 代官山間地下化事業完成予定の2012年度から、東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線とも直通運転を予定している。
  • 東急田園都市線中央林間駅)[K] - 半蔵門線 - 東武伊勢崎線久喜駅)・日光線南栗橋駅)[T]
    • 東武直通前の東急所属の列車記号はTを使用していたが、半蔵門線乗り入れ時でも表示していなかった。
    • 東京地下鉄の車両のほか、東急(前面に東武乗り入れ非対応を示すKマークの付いた2000系・8590系と8500系の一部をのぞく)や東武の車両(30000・50050系)も、半蔵門線を越えて相互直通運転を行う。
    • 東武線へはすべての列車が直通しているわけではないが、東急線へは基本的にすべての列車が乗り入れており、一体的な運用が行われている。
    • 東武線への乗り入れは昼間帯の場合、久喜行きと南栗橋行きが交互に運行されている。
  • 東急目黒線日吉駅)[K] - 南北線 - 埼玉高速鉄道線浦和美園駅)[M]
    • 東京地下鉄の車両のほか、東急と埼玉高速鉄道の車両も南北線を越えて相互直通運転を行う。なお、ともに東急目黒線と直通運転している都営三田線東京都交通局)の車両は、目黒駅 - 白金高輪駅以外の南北線区間には乗り入れない。南北線および埼玉高速鉄道の車両も同様に、三田駅以遠の都営三田線には乗り入れない。



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  1. ^ 東京地下鉄株式会社法 第1条
  2. ^ 東京メトロ、09年度までに上場目指す・中期計画”. 日本経済新聞社 NIKKEI NET (2007年3月28日). 2007年6月29日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ 東京メトログループ中期経営計画「Step Up Tokyo Metro Plan 2009」”. 東京地下鉄 (2007年3月28日). 2007年6月29日閲覧。
  4. ^ 東京メトロ、10年度に上場を延期”. 日本工業新聞新社 (2009年10月14日). 2009年11月4日閲覧。
  5. ^ 『深迷怪鉄道用語辞典』313ページ ISBN 4-907727-18-6
  6. ^ 東京地下鉄 (2011-02-17), “銀座線に新型車両1000系を導入 平成24年春から運行開始” (PDF), プレスリリース, http://www.tokyometro.jp/news/2011/pdf/metroNews20110217_02.pdf 2011年2月18日閲覧。 
  7. ^ 「メトポン!みてポン!歩いてポン!スタンプラリー」を実施!”. 東京地下鉄 (2009年9月29日). 2010年2月4日閲覧。
  8. ^ 東京メトロ全線の駅構内で「ソフトバンクWi-Fiスポット」を提供開始,ソフトバンクモバイル,2010年10月25日
  9. ^ 東京の地下鉄、WiMAXサービスが利用可能に、ケータイWatch、2011年5月19日


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