き‐てい【規程】
規程
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規程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 09:29 UTC 版)
最澄は『山家学生式』(天台法華宗年分度者回小向大式)のなかに、十二年籠山行に入るための必須条件として、「至心に懴悔して、必ず好相を得、仏像の前(みまえ)において、自誓受戒せよ」と定めている。 加えて、彼は『顕戒論』において、「懺悔して好相を得よ」と言及する『梵網経』を引きつつ、好相について次のような認識を示している。 「 ねんごろに過去・現在・未来の千の仏を礼拝して好相を見ることを実現せよ。七日、十四日、二十一日、ないし一年間行い、好相を得ることが必要である。好相とは、仏が出現して行者の頭をなで、光かがやく華や種々の不思議な相を見て、そこで罪を滅することができるのである。もしこのような好相を得ることがなければ、懺悔しても益がない。 」 こういった言及をもとに、十二年籠山制度は宗教法人延暦寺で定められた制規に、下記のとおり定められている。 籠山僧の籠山期間は十二箇年を一期とする。 籠山僧は、遮那、止観の行法又は修行業を古来の慣例に基づく制規の方法により修行する者をいう。 止観業(しかんごう)を修行する者は、楽欲(ぎょうよく)に従って四種三昧(ししゅざんまい)を修行するものとする。 遮那業(しゃなごう)を修行する者は、胎、金、蘇の三部諸尊を長念修習するものとする。 修行業を修行する者は、回峰一千日を練行するものとする。 好相行を満じ、大戒壇を受け終わった者を籠山比丘(ろうざんびく)という。 好相行を遂業しようとする者は籠山五箇年以上を経過していなければならない。但し、一山住職の場合はこの限りでない。 大戒壇を受ける者は、好相行を満じた者でなければならない。 つまり、十二年籠山行に臨むためには、5年以上比叡山で籠山したうえで好相行を満行させ、大戒壇を受けて籠山比丘とならなければならない。加えて後述のとおり、好相行に臨む僧侶の条件も別途設けられている。 侍真が十二年籠山行を満行しても、次の籠山比丘がいない場合には、後継となる籠山比丘が現れるまで、引き続いて侍真を務める必要がある。十二年籠山行を含めた比叡山の行はすべて「行不退」とされ、自らの意思では途中で行を投げ出すことは許されない。これを遂行できなければ、その行者は自裁または還俗を選択しなければならないとされる。ただし、侍真以外に籠山比丘が存在する場合に、その者が後任の侍真を務めるのであれば、現侍真は6年の籠山を経て行を終えることが規則上許されている。 かつては、不測の事態により籠山比丘が不在となったことが幾度かあり、その折には比叡山の住職約七十余名が持ち回りで浄土院に詰めたという。
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規程
「規程」の例文・使い方・用例・文例
- 基準外賃金には法律上の規定や規定する定義がないので、会社が独自に賃金規程や就業規則に定める。
- 重要性に応じて、報告対象の規程・マニュアルを決定する。
- (英国議会で)会期中の議事規程.
- 4月2日に,2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会(JAWOC)が,ワールドカップ中に観客が自己の安全のために守るべき規程を発表した。
- 規程によると,銃器,刃物,カメラの三脚など,武器として使われる可能性のあるものは持ちこむことができない。
- 規程を守らない人は,スタジアムへの入場が許可されないこともある。
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