三省堂 大辞林 |
がち ぐわち 【▽月】
(2)〔一説に「頑痴(がんち)」の転という。「瓦智」とも当てる〕やぼなこと。不粋なこと。また、その人。
「粋も―も入らばこそ/浄瑠璃・虎が磨」
げつ 1 【月】
つき 2 【月】
(2)天体の衛星。
「木星の―」
(3)暦の上での一か月。時間の単位。太陽暦では一太陽年を一二分し、二月を除いて一か月の日数は三〇日か三一日である。太陰太陽暦いわゆる旧暦では大の月を三〇日、小の月を二九日とし、一年は一二か月か一三か月であった。
(4)月の光。月影。
「―がさしこむ」
(5)一か月。
「―に一回集金に来る」
(6)機の熟する期間。特に、妊娠一〇か月目の産み月のこと。
「―が満ちて生まれる」
(7)家紋の一。(1)のさまざまな形を図案化したもの。
(8)月経。月のもの。
「汝が着せる襲(おすい)の裾に―立ちにけり/古事記(中)」
» (成句)月が欠ける
» (成句)月が満ちる
» (成句)月と鼈
» (成句)月に異に
» (成句)月に日に異に
» (成句)月に星
» (成句)月に叢雲花に風
» (成句)月の頃
» (成句)月の前の灯
» (成句)月満つれば則ち虧く
» (成句)月よ星よ
» (成句)月を越す
» (成句)月を指せば指を認む
» (成句)月をまたぐ
つく 【▽月】
宇宙用語辞典 |
スペース百科 |
月
月は地球のまわりを回る衛星
月は地球からいちばん近いところにある天体で、大気も水もありません。地球からの距離は約38万km。赤道のまわりを10周したくらいの距離にあたります。また、大きさは赤道直径が約3,476kmで地球の約1/4、重さは地球の1/81ほどしかありません。月は地球の衛星で、地球のまわりを1公転する間に、1自転します。自転も公転と同じ27.32日の周期ですので、地球からはいつも同じ面しか見ることができません。

さまざまな説がある月の誕生
月がどのように誕生したかについては、さまざまな説があります。星雲が集まりかたまってできた「兄弟説」、地球の自転が現在よりも速かったころ、赤道部分がふくれて飛び出した「親子説」、地球の近くにきた天体が、地球の引力につかまり月となった「他人説」、地球ができたころに、惑星が衝突し、惑星と地球の破片から月が生まれた「衝突説」などいろいろな仮説ありますが、本当のことはまだわかっていません。
月の表面のクレーターは隕石が衝突してできたもの
月の表面には「海」と呼ばれる平らな部分と、「陸」と呼ばれる山や谷の部分、隕石(いんせき)との衝突によってできた山の噴火口のような「クレーター」が見られます。1969年にアポロ11号のアームストロング船長は人類ではじめて月に降りました。それから1972年までに9回の月探査がおこなわれ、さまざまなことがわかりました。月の裏側は地球からは見ることができません。1959年に旧ソ連のロケット、ルナ3号によってはじめて写真撮影に成功しました。表面と似ていますが、「海」と呼ばれる部分が少なくなっています。
月は約30日ごとに満ち欠けをくり返す
満月、新月、半月、三日月と地球からは月はいろいろな形に見えます。月は地球のまわりを回っています。約29日半の周期で満ち欠けをくり返します。新月とは月が太陽の方向にあるときのことで、月は見えません。そして、右側から丸くなり、三日月、半月(上弦の月)、11日の月になり、満月になります。このとき太陽の光が月を真正面から照らします。そして18日の月、半月(下弦の月)、26日の月をへて、およそ30日後にまた新月になるのです。

北極と南極に、氷が存在する有力な証拠が見つかる
1998年3月、NASAの月探査機ルナプロスペクターは、月の両極付近に、氷が存在する可能性が高いこと示すデータを測定しました。これは、氷の中の水素分子に宇宙線が当たったときに飛び出す中性子を確認したことによるものです。それによると、高度約100kmからとらえた氷の存在すると考えられている地域は、北極で広さ1万~5万km2、南極で5,000~2万km2におよんでおり、クレーターの土の中に0.3~1%の割合で氷が含まれるとすると、氷の総推定量は1,000万~3億tとみられています。1998年9月のNASAの発表によると、同探査機の観測に基づく総推定量は60億tに達しています。
氷は、約20億年前に月に衝突したいん石が運んできたもので、太陽光の当たらない両極がかなりの低温のため蒸発せずにそのまま土の中に残ったものと考えられています。
氷があれば、将来の月面基地建設も可能
氷の存在が確認され、液体の水として回収することができれば、人間が月で生活するときの生活用水が得られ、また液体酸素や液体水素からロケットの燃料もつくりだすことができることから、月面基地建設の可能性が高まることになります。ルナプロスペクターの観測で、氷の存在の有力な証拠が見つかり、今後は直接月面上で氷の探査を行うことが期待されています。
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月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/26 08:30 UTC 版)
月(つき、英: Moon、羅: Lunaルーナ)とは、地球の唯一の衛星(地球を回る天体)である。
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- ^ 古在由秀 「月」『世界大百科事典』 平凡社、1988年。
- ^ 「コヨミ」は「カヨミ(日を読むこと)」が転じた語彙という説が有力である(『神道の本 八百万の神々がつどう秘教的祭祀の世界』 学研)。
- ^ a b 青木、p70
- ^ Apollo Laser Ranging Experiments Yield Results From LPI Bulletin, No. 72, August, 1994
- ^ アポロから35年。今も続く実験。(三菱電機サイエンスサイト・2004年7月)
- ^ 学術誌「Science Express」webサイト版 2009年9月24日付 掲載。
- ^ 月面、水が存在か 今も太陽側で生成? 3探査機観測(朝日新聞社)
- ^ 時事通信社、2009年10月25日 掲載
- ^ 月面に天然橋、LROが発見
- ^ NASA - Lunar Reconnaissance Orbiter (LRO)(英語)
- ^ Richard Lovett (2009年3月3日). “400年来の謎、月面の発光現象解明へ”. ナショナルジオグラフィック ニュース 2010年8月31日閲覧。
- ^ a b c 青木、p140
- ^ 太陰暦をもとにしたローマ暦では、月初を「カレンダエ (Kalendae)」、月の第13日又は第15日を「イードゥース (Īdūs)」、その9日前の第5日又は第7日を「ノーナエ (Nōnae)」と呼び、この3日を特別視した。ただし、ローマ暦における月の第1日は、必ずしも新月とは一致しない(参照:ローマ暦#ローマ暦の日付の数え方)。
- ^ 太陰太陽暦をもとにしたユダヤ暦では、月の第1日を「ローシュ・ホーデッシュ Rōš Hōdheš」と呼んだ。
- ^ ただし、朔日を除く。朔日の午前0時時点では朔を迎えていないため、いまだ月齢0となっていないからである。
- ^ 日本標準時正午時点の月齢。
- ^ [1]
- ^ 石川源晃『【実習】占星学入門』 ISBN 4-89203-153-4
- ^ 永積安明、池上洵一訳注『今昔物語集』平凡社、ISBN:4582803830。
- ^ S Yasuyuki, T Satoshi, T Jun, H Ki-iti, H Axel (2007)、“未解析だったアポロ熱流量観測データ”. 日本惑星科学会誌、16 (2) [2] (PDF)
- ^ 「月面クレータ、ジョルダノ・ブルーノの形成年代に関する研究成果」会津大学先端情報科学研究センター
- ^ 『月のかぐや』JAXA宇宙航空研究開発機構・編、新潮社(2009年)22ページ
漢字辞典 |
出典:漢字辞典 |
月
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