クルアーン【Qur'an】
読み方:くるあーん
⇒コーラン
クルアーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 23:53 UTC 版)
アッラーフ · イスラーム
六信 · 五行
タウヒード · ジハード
モスク · マドラサ
カアバ · ハッジ
注釈
- ^ フスハーでは/al.qurˈʔaːn/と発音されるが、アーンミーヤにおいてはこの限りではなく、実際には地方ごとに違いが見られる。最初の母音は[o]/[ʊ]、二番目の母音は[æ]/[a]/[ɑ]と揺れる。例えば、アラビア語エジプト方言においては、[qorˈʔɑːn]と発音され、アラビア語中央アジア方言では、[qʊrˈʔæːn]と発音される。
出典
- ^ ブリタニカ 2011.
- ^ a b Nasr 2007
- ^ Fisher, Mary Pat (1997). Living Religions: An Encyclopaedia of the World's Faiths (Rev. ed.). London: I. B. Tauris Publishers. p. 338
- ^ Template:Qref
- ^ *Shaikh, Fazlur Rehman (2001). Chronology of Prophetic Events. Ta-Ha Publishers Ltd.. p. 50, Quran 17:105 (Arberry tr.)
- ^ Lambert, Gray (2013). The Leaders Are Coming!. WestBow Press. p. 287. ISBN 978-1-4497-6013-7
- ^ Roy H. Williams; Michael R. Drew (2012). Pendulum: How Past Generations Shape Our Present and Predict Our Future. Vanguard Press. p. 143. ISBN 978-1-59315-706-7
- ^ Arberry, Arthur (1956). The Koran Interpreted. London. p. 191. ISBN 0684825074
- ^ Toropov, Brandon; Buckles, Luke (2004). Complete Idiot's Guide to World Religions. Alpha. p. 126. ISBN 978-1-59257-222-9. "Muslims believe that Muhammad's many divine encounters during his years in Mecca and Medina inspired the remainder of the Qur’an, which, nearly fourteen centuries later, remains the Arabic language's preeminent masterpiece."
- ^ Esposito, John (2010). Islam: The Straight Path (4th ed.). Oxford University Press. p. 21. ISBN 978-0-19-539600-3
- ^ ニッポニカ 2014.
- ^ Graham 1987, p. 79.
- ^ Graham 1987, p. 103-106.
- ^ “シンガポール日本人会・知ろう!学ぼう!楽しもう!21”. www.jas.org.sg. www.jas.org.sg. 2021年3月2日閲覧。
- ^ 「コーラン 世界最古の写本か 英で発見」NHK科学文化部ブログ(2015年7月23日)同年8月5日閲覧
- ^ 例えば、2:163、4:64、5:101、12:64、106:3-4、110:3など。
- ^ 例えば、2:85、3:4、13:14、105:1-5など。
- ^ 岩波イスラーム辞典「ラクダ」
- ^ 岩波イスラーム辞典「ロバ」
- ^ 岩波イスラーム辞典「犬」
- ^ クルアーン2:91(97),3:3,5:52(48),6:155(154),10:38(37),26:196〜197,35:28(31),46:11(12),46:29(30)などを参照
- ^ クルアーン2:59(62),3:19(20)を参照。
- ^ クルアーン3:66(73)を参照。
- ^ クルアーン10:94,16:45〜46(43〜44)
- ^ 実際、新約聖書は写本で広まる中で本文の異同が多々発生し、それらから取捨選択して再編纂されたものである。そのため、オリジナルから変化してしまった写本の系統が採用された箇所が、聖書学本文批評の立場から多数指摘されている。バート・D・アーマン[著] 松田和也[訳]『捏造された聖書』柏書、2006年(原書: Bart D. Ehrman "Misquoting Jesus" 2005年)による。
- ^ 浜本一典「イスラームにおける宗教多元主義: 異教徒の救済と市民権をめぐって」第89巻第3号、日本宗教学会、2015年、2019年1月7日閲覧。
- ^ 神はソロモンに次のように言った。「あなたがこのようにふるまい、わたしが命じたわたしの契約とおきてを守らなかったので、わたしは王国をあなたから必ず引き裂いて、あなたの家来に与える。しかし、あなたの父ダビデに免じて、あなたの存命中は、そうしないが、あなたの子の手からそれを引き裂こう。ただし、王国全部を引き裂くのではなく、わたしのしもべダビデと、わたしが選んだエルサレムのために、一つの部族だけをあなたの子に与えよう」(旧約聖書I列王記11:9〜13)
- ^ クルアーンに述べられている預言者 イスラーム情報サービス 一般社団法人黎明イスラーム学術文化振興会
- ^ 鈴木紘司『真実のイスラーム 聖典コーランがわかればイスラーム世界がわかる』(学習研究社、2006年)pp.212-213
- ^ 丸山鋼二「中国におけるイスラム教教派(研究ノート)」『文教大学国際学部紀要』11巻2号(2001年)129-155頁 ISSN 09173072
- ^ 佐藤実「アッラーは上帝か?」p.121
- ^ 例えばクルアーン「物語」38節では、「エジプト王ファラオが、ペルシアの宰相ハマンに対して、メソポタミアのバベルの塔の建築を命じる」場面がある。時代も場所も混乱した記述の代表例であり、このような箇所はクルアーンの中に数多く登場する。
- ^ 藤原和彦『イスラム過激原理主義 なぜテロに走るのか』(中央公論新社〈中公新書〉、2001年)149-151頁
- ^ “パキスタンが非イスラム教徒に不寛容な理由”. www.newsweekjapan.jp. ニューズウィーク日本版(www.newsweekjapan.jp) (2020年9月30日). 2021年3月2日閲覧。
- ^ 「コーランに火」禁止へ『読売新聞』朝刊2023年12月9日(国際面)
- ^ “電子版、および頒布書籍のご案内”. www.muslim.or.jp. www.muslim.or.jp. 2021年3月2日閲覧。
- ^ “聖クルアーン日亜対訳注解”. epub.qurancomplex.gov.sa. epub.qurancomplex.gov.sa. 2021年3月2日閲覧。
- ^ “ファハド国王マディーナ・クルアーン印刷コンプレックス”. ja.eferrit.com. ja.eferrit.com. 2021年3月2日閲覧。
- ^ “聖クルアーン日本語訳”. www.alislam.org. www.alislam.org. 2021年3月2日閲覧。
クルアーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/16 03:49 UTC 版)
「イスラームと反ユダヤ主義」の記事における「クルアーン」の解説
三代カリフウスマーン・イブン・アッファーン時代の650年頃に成立したクルアーンではユダヤ教徒とキリスト教徒を「啓典の民」と呼び、マッカの多神教徒や異教徒たちから区別して認めた。イスラムではユダヤ教徒はヤフード、または「イスラエルの子孫(バヌー/バニー・イスラエル)」と呼ぶ。「われらは律法の書(トーラー)を下し、その中には導きと光がある」さらに「これらの者はアッラーが導き給うた者である。それゆえ彼らの導きに倣えとする。 しかし、イスラームはユダヤ教徒が啓示を改ざんしたと批判する(クルアーン2章41- 42節、同75-79、174節、4章46節、5章41節、7章162節)。 また、ユダヤ教徒が神から授かった啓示の基準や規範に応えていないとして、「おまえたちの許にはムーサー(モーセ)が明証を携えてやって来たが、その後、おまえたちは彼の後に子牛を奉った。おまえたちは不正な者だった」(クルアーン2章 92節)、「律法の書(トーラー)を負わされ、その後それを負わなかった者たちの譬えは、書物を負うロバの譬えのようである」(クルアーン62章5節)と非難する。 クルアーンによれば、ユダヤ教徒は天使ジブリール(ガブリエル)とミカエルに敵対する(クルアーン2章97-98節)。また、ウザイル(エズラ)を神の子として主張するのは、「神の子キリスト」というキリスト教と同じく、偽りであるとされる(クルアーン9章30節)。 ユダヤ教徒とキリスト教徒は自分を神の子として主張するが、ではなぜ神は罪に対して懲罰を与えるのか、「おまえたちは彼が創り給うた者のうちの人間である」と批判される(5章18節)。 また、ユダヤ教徒は禁じられている利息をとり、人々の財産を濫費したと非難される(クルアーン4章161節)。 ユダヤ教ではユダヤ教徒の振る舞いに関係なく、ユダヤ人がアブラハムの子孫であるということで選民とされるが、クルアーンはアブラハムが町を出た原因を、偶像崇拝から離れ、神によって啓示された真の宗教に回心するためだととする(21章51-112節)。 一方で、イスラム教では、宗教の強制的放棄や改宗はできない(クルアーン]2章256節)。 ムスリムの男性はシャリーアの判定の下で啓典の民であるユダヤ教徒やキリスト教徒の女性との結婚が認められており、改宗が強要されない(クルアーン5章5節)。第3代正統カリフウスマーン・イブン・アッファーン、タルハ・イブ ン・ウバイドゥッラー、フダイファ・アル=ヤマーニー、ムギーラ・イブン・シュバーらはユダヤ教徒やキリスト教徒の妻を娶っていた。ただし、ムスリムの女性は、他の啓典の民の男性と結婚できない。 833年にはサイダにシドン・シナゴーグが建立された。
※この「クルアーン」の解説は、「イスラームと反ユダヤ主義」の解説の一部です。
「クルアーン」を含む「イスラームと反ユダヤ主義」の記事については、「イスラームと反ユダヤ主義」の概要を参照ください。
クルアーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 13:43 UTC 版)
「ゴグとマゴグ」は、クルアーンの洞窟の章において、ズル=カルナインの伝説と関連してヤージュージュとマージュージュ(アラビア語: يأجوج ومأجوج)の名で言及されている。ゴグとマゴグを防ぐため、ズル=カルナインは鉄の壁を築いた。 洞窟の章および預言者の章によると、世界の終末には壁が崩れて、ゴグとマゴグが攻め込むとされる。 一説には万里の長城のことが歪められて伝わったものともいう。 ズル=カルナイン(アラビア語: ذو القرنين、Dhū 'l-Qarnayn)とは「二本の角をもつ者」を意味し、アレクサンドロス3世(アレクサンドロス大王)の通称である。彼の額に二本の角が生えていたとの伝承に基づく。 彼(ズル=カルナイン)が2つの山の間に来た時、彼はその麓にほとんど言葉を解しない一種族を見付けた。 彼らは言った。「ズル=カルナインよ、ゴグとマゴグが、この国で悪を働いています。それで私たちは税を納めますから、防壁を築いて下さいませんか。」 彼は(答えて)言った。「主が私に授けられた(力)は、(この種族よりも)優れている。それであなたがたが、力技で助けてくれるならば、私はあなたがたと彼らとの間に防壁を築こう。鉄の塊りを私の所に持って来なさい。」 やがて2つの山の間の空地が満たされた時、彼は言った。「吹け。それが火になるまで。」(また)彼は言った。「溶けた銅を持って来てその上に注げ。」 それで彼ら(ゴグとマゴグ)は、それに登ることも出来ず、またそれに穴を掘ることも出来なかった。 彼(ズル=カルナイン)は言った。「これは、私の主からの御慈悲である。しかし主の約束がやって来る時、彼はそれを粉々にされよう。私の主の御約束は真実である。」 (ゴグとマゴグの現れる)その日、われは人をお互いに押し寄せる波のようにまかせよう。その時ラッパが吹かれ、それでわれはすべての者を一斉に集める。(クルアーン18:92-99) イブン・ハンバルは、ムスナド・アフマドにおいて、次のハディースを記録している。 毎日、ゴグとマゴグは防壁を破ろうと穴を掘っています。 その穴の先に陽の光が見え始めると、彼らの監督はこう言うのです。「戻るのだ。穴を掘るのは明日再開せよ。」 そして彼らが戻ってくると、防壁は以前よりも強化されたものになっているのです。 神が彼らの開放をお望みになるまで、彼らはこれを繰り返すのです。 彼らが陽の光が見え始めるまで堀り進むと、監督はこう言うでしょう。「戻るのだ。穴を掘るのは明日再開せよ。神の御意ならば。」 このとき、彼らは例外的に「神の御意ならば」 と言い、神の御意に委ねます。 彼らが翌日戻ってくると、穴は去ったときと同じ状態のままなのです。 彼らは掘り進め、人々の前に現れます。 彼らはすべての水を飲み尽くし、人々は要塞の中に立て篭もるでしょう。 ゴグとマゴグは空に弓矢を放つと、それらは血のようなものにまみれて地上に落ちてきます。 ゴグとマゴグは言うでしょう。「我々は大地の人々に勝利した。そして天の人々を超えたのだ。」 すると神は彼らのうなじにミミズのようなものを送り、それによって彼らは死に絶えるでしょう。 ムハンマドの魂がその手中にある御方(神)にかけて。大地の獣は肥えるでしょう。」(アッ=スユーティー)
※この「クルアーン」の解説は、「ゴグとマゴグ」の解説の一部です。
「クルアーン」を含む「ゴグとマゴグ」の記事については、「ゴグとマゴグ」の概要を参照ください。
クルアーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/03 12:50 UTC 版)
※この「クルアーン」の解説は、「風の城砦」の解説の一部です。
「クルアーン」を含む「風の城砦」の記事については、「風の城砦」の概要を参照ください。
クルアーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 04:59 UTC 版)
イブン・ハンバルは考えでは、クルアーンは神の言葉であり、神の言葉は創造されたものではないので、クルアーンは創造されたものではなく、そしてクルアーンは神の言葉あるいは発言であり、神の啓示でもあると。対して、ムウタズィラ派やジャフム派は、読んだり触れたりできるクルアーンは他の創造された生物や存在と同じく創造されたものだと考えていた。クルアーンは確かに物であるが、他の物とは違って創造されたものではないとイブン・ハンバルは主張した。クルアーンを地上や天上にいるような神が創造した生物のカテゴリに含めることをイブン・ハンバルは論駁した。他に神が言及していないものが存在するがそれらも神が創造したものである。そういったものの中には神の椅子、玉座、クルアーンの原版でありこの世の全ての運命が記されているという「護持された書板」(ラウフル=マーフズ لوح المحفوظ Lawḥ al-Maḥfūẓ)などがある。それらは地上や天上のように創造された生きものではない。それゆえにイブン・ハンバルはクルアーンは創造されたものではないと力説した。
※この「クルアーン」の解説は、「ハンバル学派」の解説の一部です。
「クルアーン」を含む「ハンバル学派」の記事については、「ハンバル学派」の概要を参照ください。
クルアーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 21:58 UTC 版)
詳細は「クルアーン」を参照 イスラム教の教典(聖典)としてすべてのムスリムが認め、従うのは、アラビア語で「朗唱されるもの」という意味をもつクルアーン(コーラン)唯ひとつである。クルアーン(コーラン)はムハンマドが最後の預言者として語った内容が、ムハンマドおよび後継者の代によって編集され、書物となったものである。 アダム・ノア・アブラハム・モーセ・イエスなどの預言者たちが説いた教えを、最後の預言者であるムハンマドが完全な形にしたとされている。 クルアーン自身の語るところによれば、クルアーンとは、唯一なる神が、人類に遣わした最後にして最高の預言者であるムハンマドを通じて、ウンマに遣わした啓典(キターブ)であり、ムスリムにとっては、神の言葉そのものとして社会生活のすべてを律する最も重要な行動の指針となる。
※この「クルアーン」の解説は、「イスラム教」の解説の一部です。
「クルアーン」を含む「イスラム教」の記事については、「イスラム教」の概要を参照ください。
クルアーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 00:33 UTC 版)
ロトが娘たちをソドム族に差し出した話は、クルアーンの第11章と第15章にも出てくる。イスラム教の解説者は一般的に、これらの文章をロトが娘たちの合法的な結婚を申し込んだことを意味すると解釈している。 結婚説のバリエーションとして「私の娘たち」という表現を比喩的な意味で捉えるべきだとするものがある。ロトは預言者として自分の民族の父親とみなされており、それゆえ彼はソドム族に自分の民族(ロト族)の女性との結婚を勧めているのである。 ロトの娘たちとの近親相姦の話は、クルアーンでは言及されていない。
※この「クルアーン」の解説は、「ロトの娘たち」の解説の一部です。
「クルアーン」を含む「ロトの娘たち」の記事については、「ロトの娘たち」の概要を参照ください。
クルアーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 00:33 UTC 版)
イスラム教では、ソドムの人々を諫めるために派遣された預言者とされる。旧約聖書と同様にソドムの住民は彼の言うことに耳を傾けず、都市は滅ぼされる。自身はソドムで生を受けたわけではないが、「ルートとその同胞」のような表現で彼らの「同胞」であるとされる。以後の行いと近親相姦の件は扱われていない。
※この「クルアーン」の解説は、「ロト (聖書)」の解説の一部です。
「クルアーン」を含む「ロト (聖書)」の記事については、「ロト (聖書)」の概要を参照ください。
クルアーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 07:22 UTC 版)
「イスラム教における斎戒」の記事における「クルアーン」の解説
クルアーンでは斎戒の実践が述べられている。2:184節ではイスラム教徒が斎戒をやめても許される状況を書いており「貧者への給養」など代わりの償いを紹介している。 また、2:184-185節では病人や旅路にある者が斎戒する必要はないことを強調すると共に、後日「同じ日数」斎戒すればよいとされている。5:95節によれば、特に「巡礼者」の間に鳥獣を殺した場合など、ある種の罪を償うために斎戒が用いられる場合もある。またクルアーン2:185節は、ラマダーンを「導きと(正邪)識別の明証としてクルアーンが下された月」だと述べている。97章みいつでは、クルアーンが「みいつの夜 (Laylat al-Qadr) 」に下されたと述べられており、イスラム教徒達はラマダーンの最後10夜のある一夜でそれを見る(つまりは神の啓示が下る)とされている。 ラマダーンの月こそは、人類の導きとして、また導きと(正邪の)識別の明証としてクルアーンが下された月である。それであなたがたの中、この月(家に)いる者は、この月中、斎戒しなければならない。病気にかかっている者、または旅路にある者は、後の日に、同じ日数を(斎戒する)。-クルアーン2:185 巡礼までの間を楽しむ者は、容易に得られる犠牲を捧げなければならない。もしそれを捧げることが不可能な時は、巡礼中に3日、帰ってから7日、合せて10日間(の斎戒)をしなさい。これは聖なるマスジド(の所在地マッカ)に、家を持たない者に対する掟である。-クルアーン 2:196 あなたがたが巡礼者の間は、狩猟して鳥獣を殺してはならない。もし、あなたがたの中、知りながらそれを殺した者の償いは、あなたがたの中公正な2名の者の判定により、その殺したものと等しい(価の)家畜を、カアバに運んで捧げるか、またはその贖罪のために貧者に食を供するか、またはそれに相当する斎戒を行うことである。-クルアーン 5:95 ズィハールを宣言してその妻を遠ざけた者が、後にその言ったことを撤回しようとする時は、両人が互に触れる前に、一人の奴隷を解放しなければならない。これは、あなたがたに戒告されたことである。アッラーは、あなたがたの行うことを熟知なされる。しかし(解放する奴隷を)持たない者は、両人が互に触れる前に、2ヶ月続けて斎戒しなさい。それをなし得ない者は、60人の貧者に食を与えなさい。-クルアーン 58:3-4
※この「クルアーン」の解説は、「イスラム教における斎戒」の解説の一部です。
「クルアーン」を含む「イスラム教における斎戒」の記事については、「イスラム教における斎戒」の概要を参照ください。
クルアーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 18:57 UTC 版)
イスラームには、カッファーラ(Kaffārah)という言葉がある。原意は「隠すこと」で、「罪を隠すこと」を経て「贖罪」という意味へ転じた。聖典クルアーンにおいてカッファーラが義務付けられているものは、以下のようなものがある。ズィハール離婚(Q58章 2-4節)、過失致死(Q4章 92節)、誓約破り(Q5章 89節)。
※この「クルアーン」の解説は、「贖い」の解説の一部です。
「クルアーン」を含む「贖い」の記事については、「贖い」の概要を参照ください。
クルアーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 14:52 UTC 版)
クルアーンにおいて、旧約聖書の十戒の内容は言及されないが、ムーサー(モーセ)は石の板を与えられたと記述される。 "And We ordained laws for him in the tablets in all matters, both commanding and explaining all things, (and said): 'Take and hold these with firmness, and enjoin thy people to hold fast by the best in the precepts: soon shall I show you the homes of the wicked,- (How they lie desolate).'" (Quran 7:145) クルアーンにおいて、石の板は砕かれないが、置かれる(「投げられる」とする訳もある)。 "When Moses came back to his people, angry and grieved, he said: 'Evil it is that ye have done in my place in my absence: did ye make haste to bring on the judgment of your Lord?' He put down the tablets, seized his brother by (the hair of) his head, and dragged him to him..." (Quran 7:150). "When the anger of Moses was appeased, he took up the tablets: in the writing thereon was guidance and Mercy for such as fear their Lord." (Quran 7:154).
※この「クルアーン」の解説は、「石の板」の解説の一部です。
「クルアーン」を含む「石の板」の記事については、「石の板」の概要を参照ください。
クルアーン
出典:『Wiktionary』 (2021/06/22 13:45 UTC 版)
語源
アラビア語 الْقُرْآن (al-qurʾān) < قُرْآن (qurʾān)の限定形 < قَرَأَ (qaraʾa)の動名詞
名詞
クルアーン
類義語
翻訳
- アイスランド語: Kóran (is)
- アイルランド語: An Córan (ga) 男性
- アヴァル語: Къуръан (av)
- アストゥリアス語: Corán (ast) 男性
- アゼルバイジャン語: Qur’an (az), Quran (az)
- アッサム語: কোৰআন (as)
- アブハズ語: Аҟәырҟан (ab)
- アフリカーンス語: Koran (af)
- アムハラ語: ቁርአን (am)
- アラビア語: الْقُرْآن (ar) (al-qurʾān) 男性
- アラム語: ܩܘܪܐܢ (arc) (qurʔan)
- アルバニア語: Kur'ani (sq)
- アルメニア語: Ղուրան (hy)
- イタリア語: Corano (it) 男性
- イディッシュ語: קאָראַן (yi) 男性, קוראַן (yi) 男性
- インドネシア語: Al-Qur'an (id), Al Qur'an (id)
- ウイグル語: قۇرئان (ug)
- ヴォロ語: Koraan (vro)
- ウクライナ語: Кора́н (uk) 男性, кора́н (uk) 男性
- ウズベク語: Qurʼon (uz)
- ウルドゥー語: قرآن (ur) (qur’ān) 男性
- 英語: Qu'ran (en), Quran (en), Koran (en)
- エストニア語: Koraan (et)
- エスペラント: Korano (eo)
- オセット語: Хъуыран (os)
- オランダ語: de Koran 男性
- カザフ語: Құран (kk)
- カシミール語: قُرآن (ks)
- カタルーニャ語: Alcorà (ca) 男性
- カラカルパク語: Quran (kaa)
- カラチャイ・バルカル語: Къуран (krc)
- カンナダ語: ಖುರಾನ್ (kn)
- ギリシア語: Κοράνιο (el) 男性
- キルギス語: Куран (ky)
- グジャラート語: કુરાન (gu) (kurān)
- クメール語: កូរ៉ាន (km)
- クリミア・タタール語: Quran (crh)
- グルジア語: ყურანი (ka)
- クルド語:
- サハ語(ヤクート語): Коран (sah)
- サンスクリット: कुरान् (sa)
- シンド語: قرآن (sd)
- シンハラ語: කුරාන් (si)
- スウェーデン語: Koranen (sv)
- スペイン語: el Corán (es) 男性
- スロヴァキア語: Korán (sk) 男性
- スロヴェニア語: Koran (sl) 男性
- スワヒリ語: Kurani (sw)
- セルビア・クロアチア語:
- タイ語: อัลกุรอาน (th), โกหร่าน (th)
- タガログ語: Qur'an (tl)
- タジク語: Қуръон (tg)
- タタール語: Коръән (tt)
- タミル語: திருக்குர்ஆன் (ta), குரான் (ta)
- チェコ語: Korán (cs) 男性
- チェチェン語: Къуръан (ce)
- チベット語: ཁུ་རན་གསུང་རབ (bo)
- チュヴァシュ語: Коран (cv)
- 中国語:
- 朝鮮語: 꾸란 (ko)
- ディベヒ語: ކީރިތި ޤުރުއާން (dv), ޤުރުއާން (dv)
- テルグ語: ఖోరాన్ (te)
- デンマーク語: koran (da) 通性
- ドイツ語: Koran (de) 男性, Alkoran (de) 男性
- トルクメン語: Gurhan (tk)
- トルコ語: Kur'ân (tr)
- テンプレート:sce: Ghuragvan (sce), Qida (sce)
- ナヴァホ語: Kʼowʼan (nv)
- 西パンジャーブ語: قرآن (pnb)
- ネパール語: कुरान (ne)
- ノガイ語: Куран (nog)
- ハウサ語: Alƙur'ani (ha)
- バシキール語: Ҡөръән (ba)
- パシュトー語: قرآن (ps) (qor’ãn) 男性, قران (ps) (qorãn) 男性
- バスク語: Koran (eu)
- ハンガリー語: Korán (hu)
- パンジャブ語: ਕੁਰਾਨ (pa)
- ビルマ語: ကိုရမ်ကျမ်း (my), ကိုရမ် (my)
- ヒンディー語: क़ुरान (hi) 男性, कुरान (hi) 男性
- フィンランド語: Koraani (fi)
- フェロー語: Koranin (fo) 女性
- フランス語: le Coran (fr) 男性
- ブルガリア語: Кора́н (bg) 男性, кора́н (bg) 男性
- ベトナム語: kinh Qur’an, kinh Koran
- ヘブライ語: הקוראן (he) (ha-kurán) 男性
- ベラルーシ語: Кара́н (be) 男性, кара́н (be) 男性
- ペルシア語: قرآن (fa) (qor'ân)
- ベンガル語: কুরআন (bn)
- ポーランド語: Koran (pl) 男性
- ポルトガル語: Corão (pt) 男性, Alcorão (pt) 男性
- マオリ語: korana (mi)
- マケドニア語: Ку́ран (mk) 男性, Ко́ран (mk) 男性
- マラーティー語: कुराण (mr) 中性
- マラヤーラム語: ഖുര്ആന് (ml)
- マレー語: Quran (ms), Koran (ms)
- メグレル語: ყურანი (xmf)
- モンゴル語: Коран (mn)
- ヨルバ語: Kùránì (yo)
- ラク語: Кьуран (lbe)
- ラテン語: Coranus (la) 男性, Alcoranus (la) 男性
- ラトヴィア語: Korāns (lv) 男性
- リトアニア語: Koranas (lt) 男性
- ルーマニア語: Coranul (ro) 男性
- レズギ語: Къуръан (lez)
- ロシア語: Кора́н (ru) 男性, кора́н (ru) 男性
- ンガズィジャ・コモロ語: Kuräni (zdj)
- クルアーンのページへのリンク