蒸発とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 状態 > 蒸発 > 蒸発の意味・解説 

じょう‐はつ【蒸発】

読み方:じょうはつ

[名](スル)

液体がその表面から気化する現象。「水分が—する」

人がいつの間にかその場からいなくなること。また、人が家を出て行方不明になること。「突然妻が—する」

[補説] 書名別項。→蒸発

「蒸発」に似た言葉

じょうはつ【蒸発】


蒸発

英語 evaporation

液体状態にあるひとつの物質がその表面気体に変わる現象。ひとつの物質一定の温度液体に対しては、ある定まった圧力(飽和蒸気圧)の気体平衡を保つが、気体圧力がこの飽和蒸気圧より小さければ、飽和蒸気圧達するまで液体の蒸発が進行する。蒸発速度液面における気体圧力飽和蒸気圧の差が大きいほど大きい。蒸発に際して物質一定の熱量吸収する。これを蒸発熱または気化熱といい、液体19一定温度蒸気にするとき加えなければならない熱量で表す。逆に蒸気凝結するときは蒸発熱と同じ量の熱を周り放出する

参照 気化
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

じょうはつ 蒸発 vaporization

沸騰点以下の液体または固体が、その表面から蒸気発生する現象。特に固体の場合昇華という。圧力一定のもとで液体加熱される蒸発・凝縮関係図においてa→b→c→dの過程をたどるが、b→cの過程を蒸発という。(#蒸発・凝縮関係図参照!)

蒸発

作者森瑤子

収載図書イヤリング
出版社角川書店
刊行年月1986.4
シリーズ名角川文庫


蒸発

作者都筑道夫

収載図書25階の窓
出版社新潮社
刊行年月1988.5
シリーズ名新潮文庫

収載図書阿蘭陀すてれん―都筑道夫恐怖短篇集成 2
出版社筑摩書房
刊行年月2004.6
シリーズ名ちくま文庫


蒸発

作者飯干晃一

収載図書死神の貌
出版社角川書店
刊行年月1991.5
シリーズ名角川文庫


蒸発

作者リンダ・キルト

収載図書怖るべき天才児
出版社三修社
刊行年月2006.11


蒸発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/02 06:11 UTC 版)

蒸発(じょうはつ、英語: evaporation)とは、液体の表面から気化が起こる現象のことである。常温でも蒸発するガソリンなどの液体については、揮発(きはつ)と呼ばれることもある。




「蒸発」の続きの解説一覧

蒸発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 04:16 UTC 版)

排水トラップ」の記事における「蒸発」の解説

長期間排水流れないと蒸発により内部減少する

※この「蒸発」の解説は、「排水トラップ」の解説の一部です。
「蒸発」を含む「排水トラップ」の記事については、「排水トラップ」の概要を参照ください。


蒸発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 13:52 UTC 版)

トマソン」の記事における「蒸発」の解説

看板褪色や、記念碑一部損壊などで、もともとの意味わかりにくくなっているもの。物質材質的寿命によることが多い。特に看板では目立つ色として使われる赤系統ペイント褪色しやすく、一番のキャッチコピー商品名時間経過とともに読めなくなるといった現象現れやすい。

※この「蒸発」の解説は、「トマソン」の解説の一部です。
「蒸発」を含む「トマソン」の記事については、「トマソン」の概要を参照ください。


蒸発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 18:21 UTC 版)

水循環」の記事における「蒸発」の解説

蒸発とは、地表部の水蒸気へと変化する現象のこと。蒸発の主となるエネルギー源太陽放射である。植物における蒸発は蒸散という。両者は密接に関係しているため、合わせて蒸発散と呼ぶこともある。大気中に含まれる水の90%は蒸発によるもので、残り10%蒸散よるものである。

※この「蒸発」の解説は、「水循環」の解説の一部です。
「蒸発」を含む「水循環」の記事については、「水循環」の概要を参照ください。


蒸発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 00:51 UTC 版)

無能の人」の記事における「蒸発」の解説

いつも寝てばかりで無気力古本屋山井書店」(病をもじったものとの説あり)の山井から、彼の故郷誇りと言う井上井月いのうえせいげつと言う隠れた俳人全集借りる。読み進んでいるうち、「乞食井月と言われ俳人一生自分山井人生重ねて行く。一般にあまり知られていなかった井月半生俳句を、詳しく紹介することになった漫画である。

※この「蒸発」の解説は、「無能の人」の解説の一部です。
「蒸発」を含む「無能の人」の記事については、「無能の人」の概要を参照ください。


蒸発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 14:31 UTC 版)

ブラックホール」の記事における「蒸発」の解説

古典物理学においてはブラックホールはただひたすら周囲物体呑み込み質量増大していくだけである。しかし、一般相対性理論量子論加えた理論開拓したことで知られるスティーヴン・ホーキング1974年ブラックホールから物質逃げ出して最終的にブラックホール蒸発する可能性指摘したその理論以下の通りである。 量子力学ではエネルギー時間不確定性関係にあり、時空微小な領域粒子反粒子対生成対消滅絶え起こっているとされるブラックホール地平面近傍このような仮想粒子対が生成すると、それらが対消滅する前に片方反粒子ブラックホール地平面内に落ち込み、もう一方粒子遠方逃げ去ることがある地平面内に落ち込んだ反粒子負のエネルギーであるため、ブラックホールエネルギー減衰する。この現象繰り返されることによって、粒子ブラックホールから次々地平面通り抜けて飛び出してくるように見えブラックホール徐々にエネルギー失っていくように見える。 この粒子放出ブラックホール地平面上で確率的に起こるため、巨視的にブラックホールがある温度熱放射光っているように見える。これをホーキング輻射(またはホーキング放射)と呼ぶ。この輻射によってエネルギーを失うと(エネルギー質量等価なので)ブラックホール質量減少するホーキング輻射温度ブラックホール質量反比例し、以下の公式で表すことが出来る。 T =   h c 3 16 π 2 G M k {\displaystyle T={\frac {\ hc^{3}}{16\pi ^{2}GMk}}} 通常の恒星質量程度ブラックホールではこの効果無視できるほど小さくM=5太陽質量の時、T=10-8K)、仮に地球質量程度ブラックホールがあってもTは1K満たない。しかし、陽子質量程度微小なブラックホールではこの量子効果無視出来ないホーキング輻射質量が減るとさらにこの効果強く働いて輻射強度増え加速度的に質量エネルギー失い最後に爆発的にエネルギー放出して消滅する消滅直前ブラックホールでは、T=1032Kにも達する。 これがブラックホールの蒸発である。「この蒸発の最後プロセスガンマ線バーストとして観測される」とする説もある。通常の赤色巨星からできたブラックホールが完全に蒸発するまでには1068年ほどかかると考えられている。 1976年に、ホーキングブラックホール吸い込まれ情報ホーキング輻射反映されず、ブラックホールの蒸発によって完全に失われてしまうという説を発表した質量Mのブラックホール質量mの物体吸い込まれた後、ホーキング輻射によってブラックホール質量失って再び質量Mに戻るという過程考える。ここで、ホーキング輻射は完全な熱放射であるため、その輻射は各時点でのブラックホール質量から決まる温度以外に全く特徴がない。よって、最初に吸い込まれ質量mの物体トマトであってもオレンジであっても最終状態は「質量Mのブラックホール+質量m分の光子」という全く同じ状態になる。 しかしこれでは初期状態異なっているにもかかわらず同じ最終状態達することになり、量子力学時間発展ユニタリ性矛盾する。このパラドックスは「ブラックホール情報喪失問題」または「ブラックホール情報パラドックス」と呼ばれて長年議論されてきたが、1998年までにはひも理論ホログラフィック原理などの新たな理論使用することによって、ブラックホール吸い込まれ情報失われないことが説明できるようになった2004年7月21日にはホーキングも「情報ブラックホールの蒸発伴って何らかの形でホーキング輻射反映され外部出てくる」と従来自説修正したことを発表した

※この「蒸発」の解説は、「ブラックホール」の解説の一部です。
「蒸発」を含む「ブラックホール」の記事については、「ブラックホール」の概要を参照ください。


蒸発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 16:45 UTC 版)

WD 1145+017 b」の記事における「蒸発」の解説

WD 1145+017 b主星に非常に接近した軌道公転しているため、主星によって蒸発している。白色矮星通常地球程度大きさであり、主系列星半分質量持っている。これと恒星の残骸灼熱高温のために、岩石質の成分表面から蒸発して主星周囲散布し、それが主星周囲観測された熱い塵の円盤原因である。WD 1145+017 bは、更なる蒸発とアブレーションにより、将来(現在から約1億~2億年後)に崩壊する可能性がある。惑星は、最大90キロメートル小天体からの衝撃受けているとされている。また、白色矮星周囲には1つ惑星だけでなく、いくつかの微惑星存在している可能性が高いため、これが光度曲線変動原因となっていると考えられている。また、小天体は惑星軌道上破片を残す可能性があり、これも変動原因となる可能性がある。 ある意味で、それは主星惑星状星雲外層失い最終的に黒色矮星として死んだ後、惑星系どのように進化するかを説明するのに役立つ。

※この「蒸発」の解説は、「WD 1145+017 b」の解説の一部です。
「蒸発」を含む「WD 1145+017 b」の記事については、「WD 1145+017 b」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「蒸発」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

蒸発

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 11:20 UTC 版)

名詞

 じょうはつ

  1. 液体表面気化する現象
  2. 比喩的に行方くらますこと。不意姿を消すこと。

発音(?)

じょ↗ーはつ

関連語

語義1)

翻訳

語義1)

語義2)

動詞

  1. 液体表面気化する
  2. 語義1より転じて行方を眩ます。

活用

サ行変格活用
蒸発-する

翻訳

語義1)

語義2)


「蒸発」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



蒸発と同じ種類の言葉


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「蒸発」の関連用語

蒸発のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



蒸発のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.
ダイキン工業ダイキン工業
Copyright (C) 2024 DAIKIN INDUSTRIES, ltd. All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの蒸発 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの排水トラップ (改訂履歴)、トマソン (改訂履歴)、水循環 (改訂履歴)、無能の人 (改訂履歴)、ブラックホール (改訂履歴)、WD 1145+017 b (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの蒸発 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS