ユニタリ性とは? わかりやすく解説

ユニタリ

(ユニタリ性 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 10:17 UTC 版)

ユニタリ: Unitary)は数学の用語。その性質をユニタリティあるいはユニタリ性という。また「単一の」、「単位の」という意味の英語。




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ユニタリ性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 21:52 UTC 版)

シュレーディンガー方程式」の記事における「ユニタリ性」の解説

ハミルトニアン ^H の自己共役性と時間発展演算子 ^U の初期条件から、時間発展演算子ユニタリ演算子であることが分かる時間発展演算子微分方程式 d d t U ^ ( t ) = 1 i ℏ H ^ U ^ ( t ) {\displaystyle {\frac {d}{dt}}{\hat {U}}(t)={\frac {1}{i\hbar }}{\hat {H}}{\hat {U}}(t)} およびその共役演算子に関する微分方程式(ここでハミルトニアン自己共役性を利用するd d t U ^ † ( t ) = − 1 i ℏ U ^ † ( t ) H ^ {\displaystyle {\frac {d}{dt}}{\hat {U}}^{\dagger }(t)=-{\frac {1}{i\hbar }}{\hat {U}}^{\dagger }(t){\hat {H}}} より時間発展演算子とその共役の積は d d t ( U ^ U ^ † ) = d d t ( U ^ † U ^ ) = 0 {\displaystyle {\frac {d}{dt}}({\hat {U}}{\hat {U}}^{\dagger })={\frac {d}{dt}}({\hat {U}}^{\dagger }{\hat {U}})=0} を満たす初期条件 U ^ ( 0 ) U ^ † ( 0 ) = I I † = I 2 = I {\displaystyle {\hat {U}}(0){\hat {U}}^{\dagger }(0)=II^{\dagger }=I^{2}=I} より任意の時刻について時間発展演算子はユニタリ性を持つ。 U ^ ( t ) U ^ † ( t ) = I . {\displaystyle {\hat {U}}(t){\hat {U}}^{\dagger }(t)=I.} 時間発展演算子ユニタリ演算子である場合状態ベクトル内積保存される(つまり、状態ベクトル内積時間によらず一定である)。 ⟨ ψ ( t ) | ψ ( t ) ⟩ = ⟨ ψ 0 | U ^ † ( t − t 0 ) U ^ ( t − t 0 ) | ψ 0 ⟩ = ⟨ ψ 0 | ψ 0 ⟩ . {\displaystyle \langle \psi (t)|\psi (t)\rangle =\langle \psi _{0}|{\hat {U}}^{\dagger }(t-t_{0}){\hat {U}}(t-t_{0})|\psi _{0}\rangle =\langle \psi _{0}|\psi _{0}\rangle .} 後述するように状態ベクトル内積保存することは、物理的に測定に関する確率保存則として理解できる

※この「ユニタリ性」の解説は、「シュレーディンガー方程式」の解説の一部です。
「ユニタリ性」を含む「シュレーディンガー方程式」の記事については、「シュレーディンガー方程式」の概要を参照ください。

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