せきしょく‐きょせい【赤色巨星】
赤色巨星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 05:42 UTC 版)
赤色巨星[1](せきしょくきょせい、英: red giant[1])とは、恒星が主系列星を終えたあとの進化段階である。大気が膨張し、その大きさは地球の公転軌道半径から火星のそれに相当する。肉眼で観察すると赤く見えることから、「赤色」巨星と呼ばれる。厳密には「赤色巨星」と「漸近巨星分枝星」と二つの進化段階に分かれている[2]。赤色巨星という言葉は時によって、狭義の赤色巨星のみを指す場合と、漸近巨星分枝星も含めた広義を指す場合とがある。
- ^ a b 『オックスフォード天文学辞典』朝倉書店、初版第1刷、226頁。ISBN 4-254-15017-2。
- ^ Zeilik, Michael A.; Gregory, Stephan A. (1998). Introductory Astronomy & Astrophysics (4th ed.). Saunders College Publishing. pp. 321-322. ISBN 0-03-006228-4
- ^ Boothroyd, A. I.; Sackmann, I. ‐J. (1999). “The CNO Isotopes: Deep Circulation in Red Giants and First and Second Dredge‐up”. The Astrophysical Journal 510: 232. Bibcode: 1999ApJ...510..232B. doi:10.1086/306546.
- ^ a b c d e f g “赤色巨星”. JAXA宇宙情報センター. 2015年12月27日閲覧。
- ^ “ブラックホールと銀河形成の関係を突き止める”. JAXA (2003年). 2015年12月27日閲覧。
- ^ 2008年 天文観測年表 2007, p. 180.
- ^ 2008年 天文観測年表 2007, p. 175.
- ^ 2008年 天文観測年表 2007, pp. 175, 186, 190.
- ^ 2008年 天文観測年表 2007, pp. 175, 188.
赤色巨星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 21:52 UTC 版)
ヘリウムの核の表面では水素の核融合が進行し、ヘリウムの核の質量は増えていく。ヘリウムの核は質量が増えるとかえって収縮し、温度が上がる。外層部の水素は、中心部の温度が上がるので膨張する。膨張につれて星の表面温度は低下していき赤色巨星となる。この後の恒星の進化はその質量によって異なる。
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