谷洋一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 22:50 UTC 版)
概要
兵庫県美方郡村岡町(現香美町)生まれ。兵庫県立第一神戸商業学校(現兵庫県立神戸商業高等学校)卒業。28歳で町議会議員に初当選し、町議を3期、町長・兵庫県議会議員を2期ずつ務める。1976年、第34回衆議院議員総選挙に旧兵庫県第5区から自由民主党公認で立候補し、当選。以後、9回連続当選。中選挙区時代の最大のライバルは、民社党の佐々木良作(元民社党委員長)であった。
1990年、第2次海部改造内閣で北海道開発庁長官兼沖縄開発庁長官に任命され、初入閣を果たした。小選挙区比例代表並立制の導入に伴い、1996年の第41回衆議院議員総選挙には新設された兵庫県第5区から立候補し、8選。2000年の第42回衆議院議員総選挙でも、民主党公認の吉岡賢治、自由党公認の梶原康弘ら4人の対立候補に1人も比例復活を許さず、9選。選挙後に発足した第2次森内閣で農林水産大臣に任命され、2度目の入閣を果たした。
2003年の第43回衆議院議員総選挙には立候補せず、政界から引退した。なお、選挙区の地盤は息子の谷公一が引き継ぎ、公一は第43回衆議院議員総選挙で当選した。
2011年10月24日、膵臓がんのため、兵庫県神戸市の病院で死去[1]。84歳没。死没日をもって正三位に叙された[2]。
脚注
関連項目
公職 | ||
---|---|---|
先代 玉澤徳一郎 |
農林水産大臣 2000年 |
次代 谷津義男 |
先代 木部佳昭 |
北海道開発庁長官 第56代:1990年 - 1991年 |
次代 伊江朝雄 |
先代 木部佳昭 |
沖縄開発庁長官 第25代:1990年 - 1991年 |
次代 伊江朝雄 |
- ^ 元衆院議員の谷洋一氏、死去 香美町出身 神戸新聞 2011年10月24日閲覧
- ^ 2011年(平成23年)11月21日付『官報』本紙。
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