導入部 導入部の概要

導入部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/06 15:19 UTC 版)

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  1. 論文・講話・解説など、物事を論じるものでは、「前書き(まえがき)」「序文(じょぶん)」「序論(じょろん)」「序説(じょせつ)」「イントロダクション[7][8][9]」「イントロ」などともいう。「概論」「概説」「手引き」なども結果的同義の部分がある。
  2. 物語性のある文章小説脚本など)や的表現(漫画アニメなど)や実写映像的表現(実写映画テレビドラマ特撮など)では「前書き(まえがき)」「序章(じょしょう)」「プロローグ」「アバンタイトル」「イントロダクション[8]」などともいう。演劇では特に「序幕(じょまく)」ともいう。
  3. 詩歌では「序言(じょげん)」ともいう。
  4. 音楽では「一つの演奏の前奏部」「一つの演唱曲の前唱部[9]」を指し、「出だし(でだし)」「序奏(じょそう)[1][2]」「イントロダクション[2][7][8][9][10]」「イントロ[10][11]」などともいう。

introduction

遅くとも14世紀イギリスに「導入部」の意味で初出した英語 "introduction" は[12]、14世紀フランス古フランス語 "introduction" に由来するが、その語源は古典ラテン語の[ intro-(内部へ)+ duco(導く、引っ張る)]に由来する "introduco" の名詞形 "introductio" である[13]。また、"introduction" はして "intro" ともいうが、こちらは1923年に初出している[14][14]

  • 語源学的解説:[ A<B ]は「 AはBから派生、BはAの語源」の意。(" ") 括弧内の斜体文字は英語での対訳語。
en: introduction ("act of bringing into existence" ) 14cME: introduccioun, introduccyon < OF: introduction ("act of bringing into existence" ) 14cla: intrōdūctiōnem ("a leading in" ) < intrōdūctiō ("lead-in, introduction" ) < intrōdūcō + -tiō ("-tion" ) < intrōdūcōintro- ("inwards, to the inside" ) + dūcō ("lead, pull" ) ]

上記の2語は、日本語ではそれぞれに音写した外来語として「イントロダクション」と「イントロ」が広く通用する。つまり、国語辞典などでは「イントロはイントロダクションの略語」と解説されるが、語源学的厳密性を背負えば[ ja: イントロ < イントロダクション < en: introduction ]ではなく、[ ja: イントロダクション < en: introduction ][ ja: イントロ < en: intro ]である。

論説

論説において、"introduction" は本論の一部をなすものであり、本論の内容についての予備的議論を指す[6]。これに対して "preface" と "foreword" は内容的に本論の一部ではなく、著述全体の成立の背景・意義などを述べ、長いものではないのが通例である[6]。foreword は特に著者以外の人が著者や著述内容について述べるという形を執ることがある[6]


  1. ^ a b 小学館『デジタル大辞泉』. “導入部”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “導入部”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
  3. ^ a b 小学館『デジタル大辞泉』. “導入”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。第2義。
  4. ^ a b 三省堂『大辞林』第3版. “導入”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。第2義。
  5. ^ a b 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “導入”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。第2義。
  6. ^ a b c d 小学館『プログレッシブ英和中辞典』第4版. “introduction”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
  7. ^ a b 小学館『デジタル大辞泉』. “イントロダクション”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
  8. ^ a b c 三省堂『大辞林』第3版. “イントロダクション”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
  9. ^ a b c d 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “イントロダクション”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
  10. ^ a b c ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス『音楽用語ダス』. “[introduction-813105 イントロダクション[introduction]]”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
  11. ^ 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “イントロ”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
  12. ^ introduction”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2020年6月3日閲覧。
  13. ^ introduction” (English). Online Etymology Dictionary. 2020年6月3日閲覧。
  14. ^ a b intro” (English). Online Etymology Dictionary. 2020年6月3日閲覧。
  15. ^ a b 岡田ゼミ#230 (2018).


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