家弓家正 家弓家正の概要

家弓家正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/22 06:56 UTC 版)

かゆみ いえまさ
家弓 家正
1964年
プロフィール
本名 同じ[1]
性別 男性
出身地 日本東京府東京市(現在の東京都港区[2]鹿児島県[3]
死没地 日本東京都[4]
生年月日 (1933-10-31) 1933年10月31日
没年月日 (2014-09-30) 2014年9月30日(80歳没)
血液型 O型[5][6]
職業 声優俳優
事務所 81プロデュース[7]
公式サイト 家弓家正 - 81プロデュースの公式サイト
公称サイズ(時期不明)[8]
身長 / 体重 172 cm / 62 kg
活動
活動期間 1956年[5] - 2014年
デビュー作 『花紅』
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

経歴

東京府東京市(現:東京都港区)出身[2][3]戦争による疎開を機に、父親の出身地である鹿児島県に移住[3]

旧制鹿児島県立第二鹿児島中学校に入学し、途中からは学制改革によって鹿児島県甲南高等学校の生徒となる[3]。同校では、新たに設立された演劇部が貴重な標準語を話せる生徒を部員に勧誘しており、それにより家正も演劇部に所属した[注 2]。その後、演劇を本格的に志して高校の途中で上京し[3]、1955年に舞台芸術学院を卒業[8][10]。学院の1年後輩に青野武がいる[14]。サンドイッチマンのアルバイトをしていた[14]

1956年に劇団七曜会に入り[10][15]、同年にNHKラジオドラマに声優として初出演する[16]。その後、1957年放送の『ミッキー・ルーニー・ショー』にて吹き替えデビュー[17]。NET(現:テレビ朝日)で1963年に放送された海外ドラマ『アイランダーズ』でのザック・マロイ役の吹き替えで初めて大きな役を担当する[16]

事務所は、桐の会[18]河の会[19]、プラスプロダクション[20]、プロダクションTHG[21]同人舎プロダクション[15]、クリエイティブオフィスZ[22]青二プロダクション[23]を経て、最後は81プロデュースに所属していた[7]

2014年9月30日午前10時15分、病気のため東京都内の病院で死去[4][12]。以前から通院加療中であったという[4][12]。80歳没。訃報は同年10月8日に、所属する81プロデュースから発表された[4][12][24]

特色・人物

声種バスバリトン[25]。「腹の底から響くような重々しい声が魅力」[26]、「渋いのに優しさを秘めたようなソフトヴォイスが特徴」と評されている[27]。演じる役柄としては博士役、知的な悪役で知られていた[26]

テレビ草創期からテレビドラマアニメ吹き替えナレーションと幅広く活躍した[28]

吹き替えでは、フランク・シナトラドナルド・サザーランドを数多く担当[28]。ほかにもジェームズ・スチュアートに代表される二枚目俳優から、アレックス・コードクリストファー・リーなど、渋さ・アクの強さが滲むような俳優陣の吹き替えを担当した。

趣味はカメラ[5]


注釈

  1. ^ 生年月日を1932年10月31日と書かれた資料もある[2][9][10]
  2. ^ 後に、在京の鹿児島県甲南高校演劇部OBで作った甲南テアトロ会にも参加した[13]
  3. ^ 死後2年ほどは出番がなかったため、第783話は過去の収録音声を流用したライブラリ出演となり[65]、劇場版では『純黒の悪夢』から、テレビシリーズでは第1078話から土師が演じることになった。
  4. ^ 家弓の生前に放送された第512話では家弓ではなく上田敏也が担当した。
  5. ^ ただし、厳密には津田が演じたナナカマド博士は並行世界の人物で、家弓が演じたナナカマド博士とは別人である。

出典

  1. ^ 『日本タレント名鑑 2007』(VIPタイムズ社、2007年) 111頁
  2. ^ a b c d e f g DJ名鑑 1987三才ブックス、1987年2月15日、58頁。
  3. ^ a b c d e f g 「訃報 家弓家正」『南日本新聞』、2014年10月9日、朝刊、23面。
  4. ^ a b c d e “「ナウシカ」クロトワ役 声優の家弓家正が死去”. スポーツニッポン. https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/10/09/kiji/K20141009009070020.html 2015年3月13日閲覧。 
  5. ^ a b c 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、47頁。 
  6. ^ 家弓 家正」『Excite News』(エキサイト株式会社)。2023年11月5日閲覧。
  7. ^ a b c 家弓 家正 - (メモリアル):株式会社81プロデュース‐声優プロダクション”. 2022年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月31日閲覧。
  8. ^ a b 『日本タレント名鑑(2014年版)』VIPタイムズ社、2014年1月30日、110頁。ISBN 978-4-904674-05-5 
  9. ^ 『日本タレント名鑑(1988年版)』VIPタイムズ社、1988年、69頁。 
  10. ^ a b c 『タレント名鑑NO1』芸能春秋社、1962年、146頁。 
  11. ^ 家弓家正 プロフィール”. allcinema. スティングレイ. 2014年10月12日閲覧。
  12. ^ a b c d “俳優・声優の家弓家正さんが死去 「ナウシカ」のクロトワや「ドラゴンボールZ」パラガス役など演じる”. ITmedia. https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1410/08/news123.html 2014年10月8日閲覧。 
  13. ^ 『樟風遙か 甲南高校創立百周年 同窓会記念誌』甲南高校創立百周年記念事業同窓会実行委員会、2006年11月3日、144頁。 
  14. ^ a b 勝田久『昭和声優列伝 テレビ草創期を声でささえた名優たち』駒草出版、2017年2月22日、229頁。ISBN 978-4-905447-77-1 
  15. ^ a b c d 阿部邦雄「第2部 人気声優インタビュー60人集」『TV洋画の人気者 声のスターのすべて』近代映画社、1979年、255-258頁。ASIN B000J8GGHO 
  16. ^ a b c d e f g h i j k とり・みき『とり・みきの映画吹替王』洋泉社、2004年、50-59頁。ISBN 4896918371 
  17. ^ a b c d 『ロマンアルバムスペシャル 超音速攻撃ヘリエアーウルフ』徳間書店、1987年、68-70頁。 
  18. ^ 『出演者名簿(1963年版)』著作権資料協会、1963年、133頁。 
  19. ^ 『出演者名簿(1966年版)』著作権資料協会、1965年、103頁。 
  20. ^ 『出演者名簿(1969年版)』著作権資料協会、1968年、121頁。 
  21. ^ 『出演者名簿(1972年版)』著作権資料協会、1971年、124頁。 
  22. ^ 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、78頁。 
  23. ^ 掛尾良夫 編「男性篇」『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年3月30日、88頁。ISBN 4-87376-160-3 
  24. ^ <訃報>”. 81プロデュース (2014年10月). 2014年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月25日閲覧。
  25. ^ 『日本音声製作者名鑑2007』小学館、2007年3月25日、37頁。ISBN 978-4-09-526302-1 
  26. ^ a b 小川びい『こだわり声優事典'97』徳間書店〈ロマンアルバム〉、1997年3月10日、41頁。ISBN 4-19-720012-9 
  27. ^ 諏訪道彦 (2014年4月3日). “『アニ民223人目』声優の家弓家正(かゆみいえまさ)さん”. スワッチのアニメ日記. 讀賣テレビ放送. 2023年2月26日閲覧。
  28. ^ a b 入倉功一 (2014年10月8日). “声優・家弓家正さん死去『ナウシカ』クロトワ役など 享年80歳”. シネマトゥデイ. 2023年2月25日閲覧。
  29. ^ GUILTY GEAR XX Λ CORE PLUS』内 クリア後のインタビュー
  30. ^ 【声のお仕事】山路和弘さん#1「ジェイソン・ステイサムみたいな男って、どうしてモテるんだろうね」”. フムフムニュース (2022年9月28日). 2023年2月26日閲覧。
  31. ^ マンスリープッシュ 第22回 藤村歩”. 賢プロダクション. 2011年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月4日閲覧。
  32. ^ 『未来少年コナン 〜アニメーション狂専誌FILM1/24別冊〜』アニドウ、1979年、234-243頁。 
  33. ^ 風の谷のナウシカ』パンフレット「声優紹介」
  34. ^ X-MEN2”. 日曜洋画劇場. 2016年7月22日閲覧。
  35. ^ 大脱走”. スターチャンネル. 2023年7月6日閲覧。
  36. ^ 0戦はやと”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2018年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月17日閲覧。
  37. ^ 忍風カムイ外伝”. エイケン オフィシャルサイト. 2016年6月11日閲覧。
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  42. ^ 未来少年コナン”. 日本アニメーション. 2016年6月3日閲覧。
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  47. ^ Bartender”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2018年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月17日閲覧。
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  51. ^ 風の谷のナウシカ”. 金曜ロードSHOW!. 2016年6月2日閲覧。
  52. ^ 未来少年コナン 巨大機ギガントの復活”. 日本アニメーション. 2016年6月3日閲覧。
  53. ^ 地球物語 テレパス2500”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2018年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月17日閲覧。
  54. ^ カムイの剣”. マッドハウス. 2016年6月13日閲覧。
  55. ^ 宝島”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年5月6日閲覧。
  56. ^ 迷宮物語”. マッドハウス. 2016年6月26日閲覧。
  57. ^ ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2022年6月10日閲覧。
  58. ^ ホッタラケの島 遥と魔法の鏡”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2017年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月17日閲覧。
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  61. ^ ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日”. 横山光輝 Official Web. 2021年1月10日閲覧。
  62. ^ X-world (クロスワールド)”. 2016年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月28日閲覧。
  63. ^ 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST コラボ開催!!”. 【公式】共闘ことばRPG コトダマン. XFLAG (2022年1月5日). 2022年1月8日閲覧。
  64. ^ アニメ「バーテンダー」“ミスター・パーフェクト”葛原隆一役に内田直哉”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年3月1日). 2024年3月1日閲覧。
  65. ^ 置鮎龍太郎2015年6月27日のツイート2018年2月17日閲覧。
  66. ^ 『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』スレイヤー役が土師孝也さんに変更、五十嵐裕美さん&若本規夫さんも出演決定”. ファミ通.com. 2015年7月29日閲覧。
  67. ^ “シリーズ完結編「ホビット 決戦のゆくえ」本ポスター公開!”. https://eiga.com/news/20141118/8/ 2014年11月18日閲覧。 
  68. ^ 超音速攻撃ヘリ エアーウルフ コンプリート ブルーレイBOX”. NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン. 2018年2月17日閲覧。
  69. ^ "CAST(キャスト)". スマホ向けゲーム『金色のガッシュベル!!永遠の絆の仲間たち』(トキワズ)公式サイト. NEOWIZ. 2024年1月13日閲覧


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