エクスカリバー (1981年の映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 19:45 UTC 版)
| エクスカリバー | |
|---|---|
| Excalibur | |
| 監督 | ジョン・ブアマン |
| 脚本 | ロスポ・パレンバーグ ジョン・ブアマン |
| 原作 | トマス・マロリー 『アーサー王の死』 |
| 製作 | ジョン・ブアマン |
| 製作総指揮 | エドガー・F・グロス ロバート・A・アイゼンシュタイン |
| 出演者 | ナイジェル・テリー ヘレン・ミレン ニコル・ウィリアムソン パトリック・スチュワート リーアム・ニーソン キアラン・ハインズ |
| 音楽 | トレヴァー・ジョーンズ |
| 撮影 | アレックス・トムソン |
| 編集 | ジョン・メリット |
| 製作会社 | オライオン・ピクチャーズ |
| 配給 | ワーナー・ブラザース |
| 公開 | |
| 上映時間 | 141分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $11,000,000[1] |
| 興行収入 | |
『エクスカリバー』(Excalibur)は、1981年のイギリス・アメリカ合衆国の冒険ファンタジー映画。監督はジョン・ブアマン、出演はナイジェル・テリーとヘレン・ミレンなど。トマス・マロリーの『アーサー王の死』を基に、アーサー王の生涯を描いた作品である。
ストーリー
鳥も獣も花も人もまだ現れず、死が夢に過ぎなかった太古に作られた王者の剣「エクスカリバー」。魔法使いマーリンを介して、湖の精より豪族ウーサーに授けられたエクスカリバーは、歳月を経て、ウーサーの遺児アーサーを新たな主として選ぶ。
王剣の持ち主、すなわち王たる運命を背負ったアーサーを幾多の冒険が待ち受ける。円卓の騎士たち、キャメロット城、愛と裏切り、王国の混迷……、いつしかアーサーは疲れ果てていた。しかし彼は、騎士パーシバルが持ち帰った聖杯に賦活され、王の責務を果たすべく再び立ち上がり、マーリンや騎士たちと共に戦い続ける。
王国の権力を掌握しつつあった異父姉モーガナと、モーガナとアーサーの息子モードレッドの野望を挫いたアーサーは、死に瀕して妖精の島「アヴァロン」にいざなわれる。持ち主を失ったエクスカリバーもまた、湖の精の元に還ってゆく。
キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
|---|---|---|---|
| テレビ朝日版 | |||
| アーサー王 | ナイジェル・テリー | 堀勝之祐 | |
| モーガナ | ヘレン・ミレン | 藤田淑子 | |
| マーリン | ニコル・ウィリアムソン | 北村和夫 | |
| ランスロット | ニコラス・クレイ | 津嘉山正種 | |
| 王妃グィネヴィア | チェリー・ランギ | 小宮和枝 | |
| パーシバル卿 | ポール・ジェフリー | 石田太郎 | |
| レオデグランス王 | パトリック・スチュワート | 加藤精三 | |
| ユリエンズ卿 | キース・バックレイ | 坂口芳貞 | |
| エクター卿 | クライヴ・スウィフト | 阪脩 | |
| ケイ卿 | ニオール・オブライエン | 筈見純 | |
| アボット | イーモン・A・ケリー | 大久保正信 | |
| モードレッド | ロバート・アディ | 池田秀一 | |
| 少年時代のモードレッド | チャーリー・ブアマン | 小宮山清 | |
| ロット | キアラン・ハインズ | 野島昭生 | |
| ガウェイン卿 | リーアム・ニーソン | 中田浩二 | |
| ウーサー王 | ガブリエル・バーン | 家弓家正 | |
| コーンウォール公ゴルロイス | コリン・レッドグレーヴ | 小林清志 | |
| イグレイン | カトリン・ブアマン | ||
| 役不明又はその他 | 吉田理保子 郷里大輔 幹本雄之 笹岡繁蔵 山口健 大塚芳忠 大滝進矢 佐々木るん |
||
| 翻訳 | 額田やえ子 | ||
| 演出 | 左近允洋 | ||
| 調整 | 山田太平 | ||
| 効果 | PAG | ||
| 選曲 | 東上別符精 | ||
| 担当 | 山田ゆみ子 | ||
| 制作 | グロービジョン | ||
| 初回放送 | 1986年4月27日 『日曜洋画劇場』 |
||
作品の評価
Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「アーサー王の伝説に対するジョン・ブアマンのオペラ的で豪華に撮られた本作は、視覚的に注目に値するとともに、英国俳優のオールスターによるラインナップが力強い演技を見せている。」であり、92件の評論のうち高評価は73%にあたる67件で、平均点は10点満点中7.1点となっている[3]。Metacriticによれば、10件の評論のうち、高評価は3件、賛否混在は7件、低評価はなく、平均点は100点満点中56点となっている[4]。
出典
- ^ Doyle, Rónán (2011年1月27日). “Boorman honoured as 'Excalibur' hits 30” (英語). Film Ireland. オリジナルの2011年7月22日時点におけるアーカイブ。 2022年10月3日閲覧。
- ^ “Excalibur” (英語). Box Office Mojo. 2011年12月29日閲覧。
- ^ “Excalibur”. Rotten Tomatoes (英語). 2022年10月3日閲覧.
- ^ "Excalibur" (英語). Metacritic. 2020年10月13日閲覧。
外部リンク
「エクスカリバー (1981年の映画)」の例文・使い方・用例・文例
- エクスカリバー_(1981年の映画)のページへのリンク
