ハーバート・ロムとは? わかりやすく解説

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ハーバート・ロム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/24 03:13 UTC 版)

ハーバート・ロム
Herbert Lom
本名 Herbert Charles Angelo Kuchačevič ze Schluderpacheru
生年月日 (1917-09-11) 1917年9月11日
没年月日 (2012-09-27) 2012年9月27日(95歳没)
出生地 オーストリア=ハンガリー帝国 プラハ
死没地 イングランド ロンドン
職業 俳優
ジャンル 映画
活動期間 1937年 - 2004年
主な作品
戦争と平和
ピンク・パンサーシリーズ
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ハーバート・ロム(Herbert Lom、1917年9月11日 - 2012年9月27日)はオーストリア=ハンガリー帝国プラハ生まれの俳優。本名Herbert Charles Angelo Kuchačevič ze Schluderpacheru。

1930年代後半から1990年代前半まで、イギリス中心に多くの映画に出演し、個性派俳優として活躍した。『ピンク・パンサー』シリーズのドレフュス主任警部役で知られる。

経歴

1937年、チェコ映画でデビュー。1939年にイギリスに移住し、個性派俳優としてイギリスはじめヨーロッパ各国、アメリカの映画に出演する。1956年の映画『戦争と平和』ではナポレオンを演じた。1962年の『オペラの怪人』では主役の怪人ファントムを、1970年の『ドラキュラ/吸血のデアボリカ』ではヴァン・ヘルシングを演ずるなど、ホラー映画の分野でも活躍した。

1964年、『ピンク・パンサー』シリーズ第2作となるアメリカ映画『暗闇でドッキリ』にピーター・セラーズ演ずるクルーゾー警部の上司ドレフュス役で出演する。クルーゾーの言動に悩まされ精神に異常をきたす役柄を怪演して人気を博し、以降のシリーズ作品すべてにレギュラー出演した。第4作『ピンク・パンサー3』でのドレフュスは世界征服を企む大組織のボスとなり、セラーズとW主演級の活躍を残した。シリーズはセラーズの死後も継続し、ロムも最終作『ピンク・パンサーの息子』(1993年)まで計7度出演した。同作を最後に映画出演は途絶え、テレビへの出演記録が僅かに残っていた。

2012年9月27日に死去[1]。95歳没。

主な出演作品

日本語吹き替え声優

  • 内海賢二:『戦争と平和』(テレビ朝日版) - ナポレオン・ボナパルト :『暗闇でドッキリ』(テレビ東京版) :『ピンク・パンサー2』(ソフト版) :『ピンク・パンサー3』:『ピンク・パンサー4』 - ドレフュス主任警部:『ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝』(テレビ朝日版) - ボックナー大佐
  • 金尾哲夫:『戦争と平和』(ソフト版) - ナポレオン・ボナパルト
  • 北村弘一:『スパルタカス』(テレビ版) - ティグラネス
  • 内田直哉:『スパルタカス』(ソフト版) - ティグラネス 
  • 今西正男:『エル・シド』 - ベン・ユサフ
  • 寺島幹夫:『SF巨大生物の島』 - ネモ船長
  • 西田昭市:『暗闇でドッキリ』(テレビ朝日版) - ドレフュス本部長
  • 大木民夫:『そして誰もいなくなった』 - エドワード・アームストロング
  • 山内雅人:『ピンク・パンサー2』(テレビ版) - ドレフュス主任警部
  • 宮田光:『ピンク・パンサー5 クルーゾーは二度死ぬ』 - ドレフュス主任警部
  • 内田稔:『デッドゾーン』 - ウイザック医師
  • 佐々木梅治:『ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝』(テレビ東京版) - ボックナー大佐
  • 石田太郎:『デス・リバー/失なわれた帝国』 - リカルド・ディアズ署長
  • 村松康雄:『ミス・マープル 牧師館の殺人』 - デュフォス教授

脚注

  1. ^ ピンクパンサーの署長、H・ロム氏死去 日刊スポーツ 2012年9月27日閲覧

外部リンク




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