琥珀とは? わかりやすく解説

こ‐はく【××珀】

読み方:こはく

地質時代樹脂化石黄色半透明樹脂光沢があり、非晶質。しばしば昆虫などの入ったものも見つかる。アクセサリーなどに利用赤玉

琥珀織(おり)」の略。


琥珀


こはく 【琥珀】

地質時代樹脂などが地中埋没して生じた一種化石ギリシア神話では、アポロンの涙だとし、北欧神話では女神フレイヤの涙だとする。古代人は、これが樹脂ということ知っていたのかもしれない中国でも樹脂千年土中にあれば琥珀になるといい、清ら無欲な人を琥珀にたとえる。

琥珀 (こはく)

一部
一部
●分類:  
●倉番: 北倉 115 
●寸法: 総重108.75 
●説明: 本品実体コハクではなく別に保存されている胡同律同一物である。現名称は不適切。 

琥珀

有機原石古代の木の樹液化石となったもの。琥珀そのものは脆いため樹脂固めて印材にする。

琥珀

作者藤堂志津子

収載図書聖なる
出版社文芸春秋
刊行年月1993.8

収載図書聖なる
出版社文芸春秋
刊行年月1996.9
シリーズ名文春文庫


琥珀

作者ハンス・ハインツ・エーヴェルス

収載図書独逸怪奇小説集成
出版社国書刊行会
刊行年月2001.8


琥珀

作者長野まゆみ

収載図書箪笥のなか
出版社講談社
刊行年月2005.9

収載図書箪笥のなか
出版社講談社
刊行年月2008.9
シリーズ名講談社文庫


琥珀

作者内田百閒

収載図書内田百閒―1889-1971
出版社筑摩書房
刊行年月2007.11
シリーズ名ちくま日本文学


琥珀

作者浅田次郎

収載図書夕映え天使
出版社新潮社
刊行年月2008.12


琥珀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/03 23:29 UTC 版)

琥珀(こはく)またはコハク: Amber、アンバー)は、天然樹脂化石であり、宝石である。半化石の琥珀はコーパル(: Copal)、加熱圧縮成形した再生コハクはアンブロイド(: ambroid)という[1]


注釈

  1. ^ 生物遺体のDNA情報は521年に半分の割合で欠損するという研究がある。これに基づけば、数千万年前の恐竜時代のDNA情報はほぼゼロとなる[11]
  2. ^ その前は、紀元前4世紀の博物学者テオプラストスと言われていた
  3. ^ また、取引されている琥珀はヨーロッパ北部(バルト海周辺)の産であることも知っていた

出典

  1. ^ アンブロイド(コトバンク)
  2. ^ Elizabeth Owen; Eve Daintith (2009) (英語). The Facts on File Dictionary of Evolutionary Biology. Infobase Publishing. p. 8. ISBN 9781438109435 
  3. ^ a b Rudler 1911, p. 792
  4. ^ a b 仝選甫「薬食兼用の天産物 No.34 琥珀(コハク)」『漢方医薬新聞』2010年11月25日、8面。
  5. ^ (イーリアス 6.513, 19.398). King, Rev. C.W. (1867). The Natural History of Gems or Decorative Stones. Cambridge (UK). p. 315. http://www.farlang.com/gemstones/king-gems-decorative-stones/page_315 
  6. ^ a b P.A.セルデン・J.R.ナッズ著、鎮西清高訳『世界の化石遺産 -化石生態系の進化-』 朝倉書店 2009年 132ページ
  7. ^  タキトゥス (ラテン語), De origine et situ Germanorum (Germania) [ゲルマニア], ウィキソースより閲覧, "ac soli omnium sucinum, quod ipsi glesum vocant," 
  8. ^ Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Amber (resin)" . Encyclopædia Britannica (英語) (11th ed.). Cambridge University Press.
  9. ^ 『日本の時代史1 白石太一郎編 倭国誕生』 吉川弘文館 2002年 ISBN 4-642-00801-2 p.118 - p.120
  10. ^ 立証は難しいがここでは国内有数の産地である岩手県久慈市の市勢要覧に従う。http://www.city.kuji.iwate.jp/data/open/cnt/3/5165/1/16kuji_youran.pdf
  11. ^ Matt Kaplan "DNA has a 521-year half-life : Nature News & Comment", 2012年10月10日)
  12. ^ レジンで作った「人工こはく」が美しい 小学生のころのアイデアから現実に”. ねとらぼ. 2024年5月3日閲覧。
  13. ^ Inc, mediagene (2017年7月15日). “21世紀の化石ってこういう感じ。3Dプリント中にハエが入り込むと...”. www.gizmodo.jp. 2024年5月3日閲覧。
  14. ^ Sorcery of Scent: Amber: A perfume myth. Sorceryofscent.blogspot.com (30 July 2008). Retrieved on 23 April 2011.
  15. ^ アメリカ合衆国特許第 3,703,479号
  16. ^ アメリカ合衆国特許第 3,681,464号
  17. ^ Aber, Susie Ward. “Welcome to the World of Amber”. Emporia State University. 2007年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年5月11日閲覧。
  18. ^ Origin of word Electron”. Patent-invent.com. 2010年7月30日閲覧。
  19. ^ http://www.polamjournal.com/Library/APHistory/Amber_in_Poland/amber_in_poland.html
  20. ^ https://books.google.co.jp/books?id=g6NVVpqhixIC&pg=PA137&lpg=PA137&dq=amber+poland+per+cent&source=bl&ots=nzSlMk-CEB&sig=9wrGCk6cBWnH5uLDxB_274GoYvw&hl=ja&ei=7W0WTcOzDI3Qca206eEK&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=5&ved=0CEcQ6AEwBA#v=onepage&q&f=false
  21. ^ "Phosphorklumpen: Vermeintlicher Bernstein verbrennt Strandbesucher". Spiegel Online. 15 January 2014. 2014年1月15日閲覧
  22. ^ 縄文時代前期から中期にかけての青森市の遺跡・三内丸山遺跡から出土した琥珀は久慈産とされ、この時期から他地域との交流が確認できる。参考・『詳説日本史図録』(山川出版社、第5版2011年) p.3.
  23. ^ Bellani, Vittorio; Giulotto, Enrico; Linati, Laura; Sacchi, Donatella (2005-01). “Origin of the blue fluorescence in Dominican amber” (英語). Journal of Applied Physics 97 (1): 016101. doi:10.1063/1.1829395. ISSN 0021-8979. http://aip.scitation.org/doi/10.1063/1.1829395. 
  24. ^ Grimaldi, D. (2009). “Pushing Back Amber Production”. Science 326 (5949): 51–2. Bibcode2009Sci...326...51G. doi:10.1126/science.1179328. PMID 19797645. 
  25. ^ Bray, P. S.; Anderson, K. B. (2009). “Identification of Carboniferous (320 Million Years Old) Class Ic Amber”. Science 326 (5949): 132–134. Bibcode2009Sci...326..132B. doi:10.1126/science.1177539. PMID 19797659. 
  26. ^ Electrochemical Supercapacitors for Energy Storage and Delivery: Fundamentals and Applications (Electrochemical Energy Storage and Conversion) 著者: Aiping Yu、Victor Chabot、Jiujun Zhang ISBN 1439869898 p.1
  27. ^ Life in Amber 著:George O. Poinar 23p
  28. ^  ガイウス・プリニウス・セクンドゥス, “Liber XXXVII” (ラテン語), Naturalis Historia [博物誌], ウィキソースより閲覧, "Certum est gigni in insulis septentrionalis oceani et ab Germanis appellari glaesum, itaque et ab nostris ob id unam insularum Glaesariam appellatam, Germanico Caesare res ibi gerente classibus, Austeraviam a barbaris dictam. nascitur autem defluente medulla pinei generis arboribus, ut cummis in cerasis, resina in pinis erumpit umoris abundantia." 
    • 確かな話として、それ(sucinum)は北の海の島々で採れ、ゲルマン人たちはglaesum(ガラス*glasą)と呼んでいる。それゆえ、皇帝ゲルマニクスの艦隊が侵攻した島のひとつを、前述の蛮人たちはAusteraviaと呼ぶが、我々はGlaesaria(ガラスの地)と呼んでいる。それは、例えば桜の樹液や水分を豊富に含む松のレジン(松脂)のような、松の類の樹木から溢れた液体からできている。
  29. ^ Menshutkin, Boris N. (1952). Russia's Lomonosov, Chemist Courtier, Physicist Poet. Princeton: Princeton University Press. ASIN B0007DKTQU
  30. ^ Definition of amber in Oxford Dictionaries (British & World English)”. Oxford Dictionaries. オックスフォード大学出版局. 2013年3月27日閲覧。Definition of amber in Oxford Dictionaries (US English)”. Oxford Dictionaries. オックスフォード大学出版局. 2013年3月27日閲覧。yellow, orange の語も用いられる。


「琥珀」の続きの解説一覧

琥珀(こはく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/06 05:40 UTC 版)

インフィニティブレード」の記事における「琥珀(こはく)」の解説

コボルドチャンプの娘。外見的に犬耳尻尾のついた少女エイリアス忠誠誓って以来ひどい扱いを受け続けているが、それでも忠義の心は変わらない

※この「琥珀(こはく)」の解説は、「インフィニティブレード」の解説の一部です。
「琥珀(こはく)」を含む「インフィニティブレード」の記事については、「インフィニティブレード」の概要を参照ください。


琥珀(こはく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 06:20 UTC 版)

天国のススメ!」の記事における「琥珀(こはく)」の解説

柘榴の弟、翡翠の兄。翡翠には「コハク兄」と呼ばれている。

※この「琥珀(こはく)」の解説は、「天国のススメ!」の解説の一部です。
「琥珀(こはく)」を含む「天国のススメ!」の記事については、「天国のススメ!」の概要を参照ください。


琥珀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/16 15:39 UTC 版)

琥珀のまたたき」の記事における「琥珀」の解説

3人きょうだい真ん中男の子

※この「琥珀」の解説は、「琥珀のまたたき」の解説の一部です。
「琥珀」を含む「琥珀のまたたき」の記事については、「琥珀のまたたき」の概要を参照ください。


琥珀(こはく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/28 14:09 UTC 版)

冥のほとり 〜天機異聞〜」の記事における「琥珀(こはく)」の解説

転輪王輔佐務め六珠長い三つ編み垂らした男の子和希が窓から落ちて参界にくるきっかけ作った張本人面倒見がよく、何かと和希を気にかけている。前世和希育った寺のおばあさんの兄(若くして亡くなった)。天乱きっかけ作った天王生まれ変わり

※この「琥珀(こはく)」の解説は、「冥のほとり 〜天機異聞〜」の解説の一部です。
「琥珀(こはく)」を含む「冥のほとり 〜天機異聞〜」の記事については、「冥のほとり 〜天機異聞〜」の概要を参照ください。


琥珀(こはく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 19:45 UTC 版)

コハエース」の記事における「琥珀(こはく)」の解説

セイバーマスターで、『帝都聖杯奇譚』の主人公

※この「琥珀(こはく)」の解説は、「コハエース」の解説の一部です。
「琥珀(こはく)」を含む「コハエース」の記事については、「コハエース」の概要を参照ください。


琥珀(こはく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 08:19 UTC 版)

桜姫華伝」の記事における「琥珀(こはく)」の解説

忍の里八代目頭領娘。語尾に「ござる」がつき、特徴的な笑いかたをする。青葉の事を兄の様に慕っている。疾風思いを寄せるが、彼をの姿にしてしまったことを悔いており、元の姿に戻れるまで思い告げことはなかった。

※この「琥珀(こはく)」の解説は、「桜姫華伝」の解説の一部です。
「琥珀(こはく)」を含む「桜姫華伝」の記事については、「桜姫華伝」の概要を参照ください。


琥珀

ウィキペディア小見出し辞書の「琥珀」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「琥珀」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「琥珀」の関連用語

検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



琥珀のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
中経出版中経出版
Copyright (C) 2024 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
正倉院正倉院
(C)Copyright(C)2024 Imperial Household Agency. All rights reserved.
東京印章協同組合東京印章協同組合
(C)2024 TOKYO SEAL ENGRAVERS CO-OPERATIVE ASSOCIATION. All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの琥珀 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのインフィニティブレード (改訂履歴)、天国のススメ! (改訂履歴)、琥珀のまたたき (改訂履歴)、冥のほとり 〜天機異聞〜 (改訂履歴)、コハエース (改訂履歴)、桜姫華伝 (改訂履歴)、蒼藍の誓い ブルーオース (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS