確率分布とは? わかりやすく解説

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かくりつ‐ぶんぷ【確率分布】

読み方:かくりつぶんぷ

確率変数のとる値に対し、その値をとる確率分布状態。


確率分布

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 05:18 UTC 版)

確率分布(かくりつぶんぷ、: probability distribution)は、確率変数に対して、各々の値をとる確率全体を表したものである。日本産業規格では、「確率変数がある値となる確率,又はある集合に属する確率を与える関数」と定義している[1]

概要

例えば、「サイコロ2個を振ったときの出た目の和」は確率変数である。この確率変数 X に対する分布は次の表のようになる。

X の取る値 n 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
P(X の値が n を取る) 1/36 2/36 3/36 4/36 5/36 6/36 5/36 4/36 3/36 2/36 1/36

すなわち、離散型確率変数である場合は、確率分布とは確率変数の値にその確率(確率質量)を対応させる関数確率質量関数)のことであると言うこともできる。しかし、例えば「次に電話がなるまでの時間」といった、連続型確率変数の場合は、確率変数値での確率が全て 0 となり、確率分布を確率質量関数で表すことができない。

「次に電話がなるまでの時間」は確率変数である。この確率変数 X の分布が次のようになったとする。

X の値が取る範囲 I 1時間以内 1–2時間後 2–3時間後 3–4時間後 4時間以上先
P(XI の範囲の値を取る) 1/2 1/4 1/8 1/16 1/16

この場合の確率を全て表すには、全ての連続区間での確率を求めることになる。次の電話が a - b 時間後になる確率は次の式で表せる:

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  • 確率分布

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/06 09:03 UTC 版)

    正規化」の記事における「確率分布」の解説

    確率密度関数については、横軸アフィン変換平均を0、分散を1にすることを正規化という。正規化することで、標準正規分布関数との、あるいは確率密度関数同士比較容易になる

    ※この「確率分布」の解説は、「正規化」の解説の一部です。
    「確率分布」を含む「正規化」の記事については、「正規化」の概要を参照ください。

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    確率分布

    出典:『Wiktionary』 (2021/11/30 04:48 UTC 版)

    名詞

    確率 分布かくりつぶんぷ

    1. 数学確率変数各々についてそれが起こる確率対応付けたもの。

    発音(?)

    か↗くりつぶ↘んぷ

    関連語


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