確率質量関数とは? わかりやすく解説

確率質量関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 01:28 UTC 版)

確率質量関数(かくりつしつりょうかんすう、: probability mass function, PMF)とは、確率論および統計学において、離散型確率変数にその値をとる確率を対応させる関数のことである[1](単に確率関数ということもある)。






「確率質量関数」の続きの解説一覧

確率質量関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 18:42 UTC 版)

確率分布」の記事における「確率質量関数」の解説

詳細は「確率質量関数」を参照 離散確率分布のときに確率密度関数対応する関数として確率質量関数 (probability mass function) がある。確率変数 X のとる値の集合が S = {x1, x2, …} だとすると確率質量関数は f X ( x i ) = P ( X = x i ) = P X ( { x i } ) {\displaystyle f_{X}(x_{i})=P(X=x_{i})=P_{X}(\{x_{i}\})} で定まる関数 fX のことである。日本語では確率関数とも略されるが、英語の probability function は意味が曖昧な言葉とされる

※この「確率質量関数」の解説は、「確率分布」の解説の一部です。
「確率質量関数」を含む「確率分布」の記事については、「確率分布」の概要を参照ください。


確率質量関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 00:51 UTC 版)

負の二項分布」の記事における「確率質量関数」の解説

r 回の失敗までに k 回の成功が起こる確率。これは、最初

※この「確率質量関数」の解説は、「負の二項分布」の解説の一部です。
「確率質量関数」を含む「負の二項分布」の記事については、「負の二項分布」の概要を参照ください。


確率質量関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/22 02:11 UTC 版)

多項分布」の記事における「確率質量関数」の解説

多項分布の確率質量関数は次の通りである。 f ( x 1 , ⋯ , x k ; n , p 1 , ⋯ , p k ) = { n ! x 1 ! ⋯ x k ! p 1 x 1 ⋯ p k x k when  ∑ i = 1 k x i = n 0 otherwise. {\displaystyle f(x_{1},\cdots ,x_{k};n,p_{1},\cdots ,p_{k})={\begin{cases}{\dfrac {n!}{x_{1}!\cdots x_{k}!}}p_{1}^{x_{1}}\cdots p_{k}^{x_{k}}&{\text{when }}\sum _{i=1}^{k}x_{i}=n\\[1ex]0&{\text{otherwise.}}\end{cases}}} ここで、x1, …, xk は負でない整数である。

※この「確率質量関数」の解説は、「多項分布」の解説の一部です。
「確率質量関数」を含む「多項分布」の記事については、「多項分布」の概要を参照ください。


確率質量関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 00:51 UTC 版)

ポアソン二項分布」の記事における「確率質量関数」の解説

n 個の確率変数 Xi (i ∈ {1, 2, …, n}) は、それぞれ独立成功確率それぞれ p1, p2, …, pn であるベルヌーイ試行とする。すなわち、 X i ∈ { 1 , 0 } , P ( X i = 1 ) = p i , Pr ( X i = 0 ) = 1 − p i {\displaystyle X_{i}\in \{1,0\},\qquad P(X_{i}=1)=p_{i},\qquad \Pr(X_{i}=0)=1-p_{i}} とする。確率変数 X = ∑ i = 1 n X i {\displaystyle X=\sum _{i=1}^{n}X_{i}} は、このような n 回の試行のうちで成功した回数を表す確率変数である。k 回成功する確率次のような和で表現されるPr ( X = k ) = ∑ A ∈ F k ∏ i ∈ A p i ∏ j ∈ A c ( 1 − p j ) {\displaystyle \Pr(X=k)=\sum _{A\in F_{k}}\prod _{i\in A}p_{i}\prod _{j\in A^{c}}(1-p_{j})} ただし、Fk は {1, 2, …, n} から選べる全ての k要素部分集合の族である。例えば n = 3 なら、F2 = {{1, 2}, {1, 3}, {2, 3}} である。また Ac は A の補集合。すなわち A c = { 1 , 2 , 3 , … , n } ∖ A {\displaystyle A^{c}=\{1,2,3,\dots ,n\}\backslash A} である。 これが、定義から直接導かれるポアソン二項分布の確率質量関数である。Fkn ! ( n − k ) ! k ! {\displaystyle {\frac {n!}{(n-k)!k!}}} 要素含み、この数は n とともに急速に増大するため、試行回数 n が小さ場合以外は実際にこの和を計算することは困難である。(例えば n = 30 のとき F151020 もの要素を含む)。幸いにもPr ( X = k ) {\displaystyle \Pr(X=k)} を計算する非常に効果的な方法がある。1回成功しない確率分かれば、n 回成功確率次のようにして再帰的計算できるPr ( X = k ) = { ∏ i = 1 n ( 1 − p i ) , k = 0 1 k ∑ i = 1 k ( − 1 ) i − 1 Pr ( X = k − i ) T ( i ) , k > 0 {\displaystyle \Pr(X=k)=\left\{{\begin{aligned}&\prod _{i=1}^{n}(1-p_{i}),\qquad k=0\\&{\frac {1}{k}}\sum _{i=1}^{k}(-1)^{i-1}\Pr(X=k-i)T(i),\qquad k>0\\\end{aligned}}\right.} ただし、 T ( i ) = ∑ j = 1 n ( p j 1 − p j ) i {\displaystyle T(i)=\sum _{j=1}^{n}\left({\frac {p_{j}}{1-p_{j}}}\right)^{i}} 。 他にも離散フーリエ変換を使う次のような計算も可能である。 Pr ( X = k ) = 1 n + 1l = 0 n C l k ∏ m = 1 n ( 1 + ( C l − 1 ) p m ) {\displaystyle \Pr(X=k)={\frac {1}{n+1}}\sum _{l=0}^{n}C^{lk}\prod _{m=1}^{n}\left(1+(C^{l}-1){p_{m}}\right)} ただし、 C = exp ⁡ ( − 2 i π n + 1 ) {\displaystyle C=\exp \left(-{\frac {2i\pi }{n+1}}\right)} である。 さらに他の方法提案されている。

※この「確率質量関数」の解説は、「ポアソン二項分布」の解説の一部です。
「確率質量関数」を含む「ポアソン二項分布」の記事については、「ポアソン二項分布」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「確率質量関数」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「確率質量関数」の関連用語

確率質量関数のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



確率質量関数のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの確率質量関数 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの確率分布 (改訂履歴)、負の二項分布 (改訂履歴)、多項分布 (改訂履歴)、ポアソン二項分布 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS