ギャンブラーの誤謬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 07:21 UTC 版)
ギャンブラーの誤謬(ギャンブラーのごびゅう、英語: gambler's fallacy)とは、ある事象の発生頻度が特定の期間中に高かった場合に、その後の試行におけるその事象の発生確率が低くなる(あるいは逆に、ある事象の発生頻度が低かった場合に、その事象の発生確率が高くなる)と信じてしまうという誤謬である。観察される結果が真にランダムであり、かつそれぞれの試行が独立した確率過程である場合には、このような考えは誤りである。
この誤謬は様々な状況で発生し得るが、特にギャンブルに関する事象についてよく使われる。1913年にモンテカルロカジノで発生した現象(後述)の説明によく使われる[1]ことから、モンテカルロの誤謬(Monte Carlo fallacy)ともいう。
例
コイントス
公正なコインによるコイントスの繰り返しの例で説明する。各試行の結果は独立しており、1回のトスで表が出る確率は1/2である。2回のトスで2回とも表が出る確率は1/4、3回のトスで3回とも表が出る確率は1/8である。一般に、i回目のコイントスで表が出る事象をAiとした場合、n回のコイントスで全て表が出る確率は次式のようになる。
ギャンブラーの誤謬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 00:18 UTC 版)
ギャンブラーの誤謬を参照 ギャンブラーは、富くじ、カードゲーム、ルーレットの数字から傾向を見出す。
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