離散型分布とは? わかりやすく解説

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離散型分布


 F ( x )飛躍だけで増加する場合,つまり,x1 ,x2 , ... を有限または可付番個の点集合とし,これらに p1p2 , ... なる正数対応して,Σ pi = 1 であるとき,
   F ( x ) = Σ pi
であればその分布は 離散型分布 であるといい,離散型分布を定め確率変数 x のことを 離散変数 という。
 各点については
   Pr{ x = xi } = pi
成り立ちx 軸上のその他の点については
   Prx = x'} = 0
である。
 表 1示したものは,離散型分布の一例である。

離散型分布

読み方りさんがたぶんぷ
【英】:discrete distribution

とり得る値が高々可算個であるよう分布. 確率変数 X \,\{\ldots, a_{-1}, a_0, a_1,\ldots \} \, 上の値をとる離散型分布にしたがうとき, その確率規則確率関数,すなわち,各 a_k \, にその値をとる確率を対応させた関数 f(a_k)= \mathrm{P}(X=a_k) \,によって表現される

代表的な離散型分布の確率関数以下の通り


1. ベルヌイ分布パラメータ p\,


f(0) = 1-p,\ \ f(1) = p\,


2. 2項分布パラメータ n,p\,


f(k) = {n \choose k} p^k (1-p)^{n-k}, \quad k=0,1,\ldots,n
\,


3. 幾何分布パラメータ p\,


f(k) = (1-p)^{k-1}p, \quad k=1,2,\ldots
\,


4. ポアソン分布パラメータ \lambda\,


f(k) = \dfrac{\lambda^k}{k!}e^{-\lambda}, \quad k=0,1,2,\ldots
\,


5. 負の2項分布パラメータ \alpha,\theta/(1+\theta)\,


f(k) = {-\alpha \choose k} \left(\dfrac{1}{\theta}\right)^k 
\left(\dfrac{1+\theta}{\theta}\right)^{-\alpha-k}, \quad k=0,1,\ldots
\,


6. 多項分布パラメータ n,p_1,p_2,...,p_m\,


f(k_1,k_2,...,k_m) = \dfrac{n!}{k_1!k_2!\cdots k_m!}
p_1^{k_1}p_2^{k_2}\cdots p_m^{k_m}, \quad k_i=0,1,\ldots; k_1+k_2+\cdots +k_m=n
\,



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