JOYSOUND MAXシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 03:32 UTC 版)
「JOYSOUND」の記事における「JOYSOUND MAXシリーズ」の解説
JOYSOUND MAX(ジョイサウンドマックス:JS-FX) 2015年7月9日発売。デイ・ナイト市場双方向けモデル。収録曲数は業界最多の25.5万曲で、JOYSOUND f1の曲がすべて選曲可能。 音源はドイツのMAGIXと共同開発した、MIDI音源があたかも生演奏のような音源となる、カラオケ専用生音源「X-Leben(エクスレーベン)」を搭載した。 楽曲に応じてマイクエフェクトを自動で切り替えてくれる「オートボーカルエフェクト」、得意な曲のキーを判別する「マイキー」機能が追加された。また「ボーカルアシスト」も日本語曲のほぼ全曲で搭載している。 従来は創作したオリジナル曲を「キョクプロ」でカラオケ配信する場合は有料(180日間で5,000円)だったが、「うたスキ ミュージックポスト」と名称を変えて無料化した。 採点機能ではアーティスト中西圭三の監修のもと、人間の感覚により近い新採点アルゴリズムを開発。「全国採点ONLINE」が「全国採点グランプリ」となったほか、分析採点も「分析採点マスター」と名称を変え改良された。これに伴い「JOYSOUND f1」もバージョンアップにより全国採点・分析採点ともにアルゴリズムが改良された。その他、妖怪ウォッチのキャラクターが登場する「妖怪ウォッチ大採点」、点数が低いと曲の途中で強制終了される「チャレンジ採点」、セクシー系採点「ドキドキ採点ムービー」ではグラビアアイドル・アダルトコンテンツに加えてイケメンが初登場するなど、多様な採点コンテンツが搭載されている。 動画撮影機能は、カメラを使ってモニターに映した自分の姿に、動物や果物など約80種類のアイテムを合成して撮影できる機能「魔法カメラ」を搭載。 2016年4月29日より、テイチクエンタテイメントから発売中の鉄道ビデオの映像を用いた「鉄道カラオケ」を配信開始。第1弾は京浜急行電鉄で、前面展望映像に運転士の喚呼や車掌のアナウンスがテロップに表示される。翌2017年4月には、第4弾として関西初となる南海電気鉄道版を配信開始した。詳細は「鉄道カラオケ」の記事を参照。 また公式に発表はないが、JOYSOUND MAX2に搭載されているアリーナサウンドやテロップ全ルビも、2017年7月のアップデートで対応している(ハイレゾカラオケは非対応)。 JOYSOUND 響(ジョイサウンドひびき:JS-NX) 2015年7月上旬発売。「JOYSOUND MAX」をベースにしたナイト市場向けモデル。発売時の収録曲数は17万曲と「JOYSOUND MAX」と比較しても若干少なめだが、ナイト市場向けモデルとしてはクラス最高水準の曲数の収録を実現。2017年6月時点の収録曲は約19万曲。 「JOYSOUND fR」と同様に「分析採点マスター」や「熱唱!カラオケ大会」などのコンテンツを搭載するほか、顧客管理システム「VIP Room」を搭載する。 また「JOYSOUND MAX」と同様に音源「X-Leben」を採用し、日本語曲のほぼ全曲に「ボーカルアシスト」機能を搭載する。 JOYSOUND MAX2(ジョイサウンドマックスツー:JS-FX2) 2017年7月6日発売。「JOYSOUND MAX」をベースにパワーアップしたフラッグシップモデル。発売時の収録曲数は28万曲と業界最多。「JOYSOUND MAX」の曲すべてが選曲可能。 業界で初めてカラオケにハイレゾを採用。これにより、マイクサウンドをほぼ遅延なく耳に入ることを可能にし、ミュージックもハイレゾにすることで目の前で演奏している臨場感を実現した。なお「ハイレゾカラオケ」とは、マイク入力を24bit/192kHzで音響処理し、ミュージックをCDスペックの素材波形を音響処理によりハイレゾ相当に変換したもの。 さらに、生のライブステージで歌唱しているような気持ちよさを体感できる「アリーナサウンド機能」を搭載した。 また、近年高まっているインバウンド需要に対応した外国人向けの機能として、従来は一部のみであったカラオケテロップの日本語曲の漢字全てにルビを表示(アーティストの意向やルビを表示するスペースがない楽曲などは非対応)。日本語の歌詞をローマ字のルビ付きで表示することも可能とした。中国語曲では既存の繁体字に加えて簡体字表記にも対応した。 JOYSOUND MAX GO(ジョイサウンドマックスゴー:JS-FX5) 2019年6月中旬発売。「JOYSOUND MAX2」を超える新たなフラッグシップモデルとして開発された機種。JOYSOUND MAX2のすべての曲を選曲可能で、収録曲数は業界最多の30万曲。「JOYSOUND MAX2」同様、ハイレゾカラオケに対応している。 新機能として、多彩な映像コンテンツを配信する「みるハコ」に対応。音楽ライブやミュージカルを視聴できるほか、ライブビューイング配信も行われる予定。 採点コンテンツ「分析採点マスター」もリニューアルされ、音程バーが画面下に表示されるようになり、視線の上下移動負荷が軽減された。総評コメントはマシコタツロウが監修している。また、最新200件の「結果りれき」を「うたスキ」に保存できるようになり、キョクナビアプリで確認できるようになった。 音質面では、サブウーファーをラインナップに追加し、さらなる強化がされている。 その他の機能として、デュアルモニター機能、カラオケテロップのユニバーサルデザインフォント表示、待機画面に流れるプレイリストの作成機能を搭載。また、HDMI単独での接続で映像と音声データの受け渡しが可能になった。 JOYSOUND 響II(ジョイサウンドひびきツー:JS-NX2) 2019年6月中旬発売。「JOYSOUND MAX GO」と同時販売された。 「JOYSOUND MAX2」をベースにしたナイト市場向けモデル。収録曲数は24万曲と「JOYSOUND MAX GO」と比較しても若干少なめだが、「JOYSOUND 響」からは大幅に曲数が増えている。 この機種からハイレゾカラオケに対応し、同時発売されたサブウーファーにも対応している。 「JOYSOUND MAX2」に搭載された「アリーナサウンド」「オートボーカルエフェクト」「ボーカルアシスト」にも対応している。
※この「JOYSOUND MAXシリーズ」の解説は、「JOYSOUND」の解説の一部です。
「JOYSOUND MAXシリーズ」を含む「JOYSOUND」の記事については、「JOYSOUND」の概要を参照ください。
- JOYSOUND MAXシリーズのページへのリンク