6代目 S210型とは? わかりやすく解説

6代目 S210型(2013年 - 2018年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 03:43 UTC 版)

トヨタ・クラウンマジェスタ」の記事における「6代目 S210型(2013年 - 2018年)」の解説

2013年平成25年9月9日6代目フルモデルチェンジし、同日より販売開始初代から続いて来たマジェスタ専用ボディ廃止され14代目クラウン・ロイヤルのホイールベース延長した車体となった同時に車種名が「クラウン」に変わり5代目までの「独立車種としての位置づけからクラウン内のシリーズ名(「マジェスタシリーズ」)の位置づけとなったエンジンのダウンサイジングによりV8廃止され全車ハイブリッド専用車となっている。 14代目クラウン・ロイヤルとのボディデザイン共用化結果マジェスタ特徴付けていた2代目以来縦型リアコンビネーションランプは廃止され初代から4代目までマジェスタシンボルであったフロントヘッドアップディスプレイ(HUD)も5代目同様に設定されず、エアサスペンション本木パネル4代目5代目全車標準)も廃止歴代マジェスタ設定されていたリヤクールボックス(冷温庫)などいくつかのユーティリティオプションもなくなるなど、マジェスタ独自の個性大きく減ずることになったマジェスタとしての外観上の独自デザイン装備)は、グリルバーマジェスタ伝統の縦バー変更フロントバンパー下部へのクローム加飾追加エクステンション部を黒色化・クリアランスランプライン発光部をスモークブルとしたLED4灯式ヘッドライト(アダプティブハイビームシステム付)の採用などが挙げられるエンジンレクサス・GS450hと同じ、新世代直噴技術「D-4S」を搭載したアトキンソンサイクル仕様の2GR-FXE型、3.5L V6置換。さらに、モーターインバーター改良により高効率徹底したFR専用2段変速リダクション機構ハイブリッドシステム」を採用したことでV8エンジン匹敵する動力性能JC08モード燃費で18.2km/Lの低燃費両立し、「平成27年度燃費基準+20%」を達成した4代目5代目ではトヨタエンブレムになっていたフロントグリルエンブレムは、3代目以来のクラウンエンブレムに戻り、Cピラーエンブレム復活した。なお、歴代マジェスタは「トヨタブランドのオーナードライバーズカーとして最上級」とされていたが、6代目においては14代目クラウンホイールベースを75mm延長し、しかも延長分すべてを後席スペース拡大充てており、ハイヤー社用車としての需要重視していることが伺える。ただ4人乗り仕様廃止によって、VIPカーとしての用途センチュリーレクサス・LS比べる中途半端な存在になった。なおクラウンボディ共用となったことで、結果的に5代目からわずかながらのダウンサイジング全長25mm、全幅10mm、全高15mm短縮となった装備面では走行中にドアミラーでは確認しづらい後側方車両レーダー検知しドライバー注意喚起することで車線変更時の安全運転支援するブラインドスポットモニターマジェスタでは初め標準装備したほか、マルチインフォーメーションディスプレイには各タイヤ空気圧表示し夏用・冬用などと2セットタイヤ登録できるタイヤ空気圧警報システム(TPWS)を備えたグレード体系がよりシンプルとなり、標準仕様マジェスタ」とレーダークルーズコントロールブレーキ制御付)、電動式リヤサンシェード&手動式リヤドアサンシェード、リアアクセサリーソケット(DC12V・120W)、3席独立温度コントロールフルオートエアコン(花粉除去モード付)+1席/前席集中モード、リヤオートエアコン(クーラー機能付)、本革シート、後席シートヒーター、パワーリアシート、インテリジェントクリアランスソナー、後左右サイドエアバッグプリクラッシュセーフティシステムミリ波レーダー方式)などを追加したマジェスタ"Fバージョン"」の2タイプとなった2014年平成26年7月9日トヨタ初のハイブリッドフルタイム4WD車「マジェスタFour」を発売FR車の「マジェスタ」よりも排気量少なく、クラウンロイヤルシリーズ、アスリートシリーズのハイブリッドにも搭載されているレギュラーガソリン使用できる直列4気筒2.5Lの2AR-FSE型を用いたリダクション機構THS II」にトルセンLSDトランスファーハイブリッド用トランスミッション組み合わせたことで高い操舵安定性低燃費JC08モード燃費で19.4km/L)を両立した。なお、「マジェスタ」に2.5Lならびに直列4気筒設定されることは史上初であり、同時に歴代初のV型8気筒搭載しない4WDでもある。 2015年平成27年10月1日一部改良。ITS専用周波数(760MHz)を活用したITS Connect世界で初めメーカーオプションとして全グレード採用したそれ以外に、セルフリストアリングコートの採用ボディ接合部剛性強化、フロント・リヤサスペンションの最適化行われている。 2016年平成28年8月29日トヨタ店創立70周年記念特別仕様車「J-FRONTIER」を発売。「マジェスタ"Fバージョン"」、「マジェスタFour」をベースに、共通でプレミアムナッパ本革シート表皮装備し本革巻き4本スポークステアリングホイールにブラウンレイヤーウッド(本木目)などを装備内装色には特別設定色の「スモーキーブラウン」を採用した併せて一部改良行われ衝突回避支援パッケージToyota Safety Sense P」を全車標準装備した。 2018年 (平成30年) 4月生産終了在庫応分のみの販売となる。 2018年平成30年6月在庫応分完売し販売終了同時に公式サイト閉鎖されマジェスタ6代27年歴史終止符打った同年6月26日クラウン15代目フルモデルチェンジされたが、シリーズ毎に分かれていた「ロイヤル」・「アスリート」・「マジェスタ」の名称が廃止し新たに標準仕様RS仕様分けられることとなった標準仕様最上級グレードの「G-Executive」や「G-Executive Four」が「マジェスタ」の実質的な後継グレードにあたる。

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