ブレーキ制御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 01:22 UTC 版)
「東京メトロ2000系電車」の記事における「ブレーキ制御」の解説
本系列のブレーキ制御は従来の車両と異なる各軸個別制御システムを採用した。これは、本系列では1台車内に2種類の基礎ブレーキが併存しており、同一の制御ができないためである。 本系列は18m級の小型車体で艤装スペースが少ないことから、ブレーキ装置は小型のものが採用されたほか、各軸制御が可能な超小形ブレーキ受信装置一体形ブレーキ作用装置を新規開発して各車2台搭載している。ブレーキシステムは回生ブレーキの有効活用を図るため遅れ込め制御を導入しているが、本系列の複雑なM・T軸の配置から16000系で採用した車両制御情報管理装置 (TIS) を用いた編成統括回生ブレンディング制御を採用している。これは、TISにより編成全体で必要なブレーキ力を算出して、編成全体での回生ブレーキでもブレーキ力が不足する場合に空気ブレーキで補足するもので、不足分を補足するように操舵軸(付随軸)のブレーキ作用装置に指令が送られるようになっている。
※この「ブレーキ制御」の解説は、「東京メトロ2000系電車」の解説の一部です。
「ブレーキ制御」を含む「東京メトロ2000系電車」の記事については、「東京メトロ2000系電車」の概要を参照ください。
- ブレーキ制御のページへのリンク