ブレーキング開始(ブレーキ弁は常用ブレーキ、または非常ブレーキ位置)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 07:55 UTC 版)
「自動空気ブレーキ」の記事における「ブレーキング開始(ブレーキ弁は常用ブレーキ、または非常ブレーキ位置)」の解説
ブレーキ管 (2) の圧力が減圧されるため、弁 (3) と弁 (5) は供給空気だめ (1) と定圧空気だめ (4) の圧力により遮断される。定圧空気だめ (4) は減圧される前のブレーキ管の圧力に保たれた状態であるため、定圧空気だめに接続された (A) 室とブレーキ管に接続された (B) 室の間には差圧が生じる。(A) 室と (B) 室の間の仕切り(図中の太い線)は膜になっており、この膜は差圧により (B) 室側に膨らむ。膜には中空軸が取り付けられており、中空軸が (D) 弁を押すことにより (C) 室と供給空気だめの間が開通し、(C) 室を通じてブレーキシリンダー (6) に圧縮空気が供給される。この状態は (C) 室の大気圧と面した膜(太い黒線)が大気圧側に膨張し、軸が大気圧側に押されて (D) 弁を閉鎖するまで継続される。
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