2008年:iPhoneの日本上陸とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 2008年:iPhoneの日本上陸の意味・解説 

2008年:iPhoneの日本上陸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:56 UTC 版)

日本における携帯電話」の記事における「2008年:iPhoneの日本上陸」の解説

2007年6月アメリカで発売され初代iPhoneGSM方式3G非対応だったため、日本では発売されなかったが、翌2008年夏には3G対応したiPhone 3G発表され7月にはApple日本iPhone 3G発売し携帯電話事業者ではソフトバンクモバイル(現 ソフトバンク)が独占販売した1年後2009年7月には、NTTドコモから初のAndroidスマートフォンであるHT-03AHTC Magic)が発売され2010年までに各携帯電話事業者Android搭載スマートフォン発売し2015年にはスマートフォン個人保有率が50%超えたiPhone 3G発売当初は、ワンセグなどの日本向け機能や、キャリアメール(のちに対応)などのキャリア各種サービスにも対応せず、メインディスプレイ画面解像度フルワイドVGA画面主流だった当時ハーブVGAで、カメラ画素数500万画素が主流だった当時200万画止まりだったことなどスペック面の低さへの懸念から、「売れ行き失速」と報じられるなど、普及には懐疑的な見方もあった。 しかし、販売したソフトバンク2009年からiPhone for everybody キャンペーン」を実施しiPhone購入時初期費用安くできるよう優遇措置取ったことで、イノベーター以外にも広まり始め2010年6月発売iPhone 4では画面解像度フルワイドVGA上回る960×640ドットの「Retinaディスプレイ」になるなど、スペック底上げされたことで、当時最新フィーチャーフォン遜色なくなり普及拍車かかったその後2011年3月東北地方太平洋沖地震東日本大震災直後に、東日本広範囲携帯電話網パンクした際、その影響を受けにくかったWi-Fi標準対応しているスマートフォン注目浴びたことや、同年6月にはスマートフォン向けコミュニケーションツールであるLINE登場しキャリアメール代わる連絡手段として広く普及したことで、携帯電話端末主力スマートフォン移行することになった。 またスマートフォン台頭により主要な端末メーカー勢力図変わり国内では圧倒的なシェア持っていた日本メーカースマートフォン大きく出遅れてしまい、フィーチャーフォン時代シェアをほとんど持っていなかった外資系メーカー市場シェア伸ばしていった。2010年代以降日本独自時代取り残されていった日本フィーチャーフォンは、ガラパゴス諸島生物なぞらえ、「ガラパゴスケータイ」あるいは「ガラケー」と揶揄されるようになる日本スマートフォン市場中でも、特に人気となったアップルiPhoneは、2011年夏までソフトバンクのみの販売で、iPhone使いたいがゆえに、ソフトバンク番号ポータビリティ乗り換えユーザー少なくなかった一方auドコモは、ソフトバンクのみからiPhone発売されていた2008年2010年は、EZwebiモードキャリアメールに対応できず、ワンセグなどの日本向け機能搭載していない外資系メーカー機種中心だったスマートフォンには慎重で、2010年ごろから日本メーカーAndroidスマートフォン参入により、Androidスマートフォンラインナップ増やしていった。しかし、iPhone取り扱っていなかったauドコモは、Android黎明期機種不具合多発後述)などもあり、iPhone発売まではスマートフォン市場苦戦した2010年夏にネットブック型のIS01皮切りにISシリーズ導入し同年秋から「Android au」を掲げ鳴り物入りAndroid参入したau苦戦の末、2011年10月iPhone 4SiPhone導入しiPhone中心の展開に大きく舵を切った2010年春Xperia SO-01BAndroid端末としては初めてのヒット収めたものの、その後iPhone扱えず、特定のメーカー機種優遇せずに、日本韓国メーカーAndroid手広く主力として販売していたドコモ大きく苦戦し2012年11月には2006年10月番号ポータビリティ開始以来最多となる21件の転出記録した。そこで、2013年夏モデルから、ドコモXperia AGALAXY S4の「ツートップ販売で、特定のメーカー機種優遇し販売するようになり、2013年9月ドコモiPhone 5siPhone 5ciPhone導入したそれ以降大手3キャリアともiPhone主力機種として展開されるようになり、iPhone新規購入者向けには多額販売奨励金キャッシュバック)が導入されるようになった。さらに、2019年10月から大手キャリアとなったものの、iPhone導入できていなかった楽天モバイルでも、2021年4月からiPhone導入された。 一方アップルなど外資系メーカー先を越され日本メーカーも、2010年ごろから、おサイフケータイワンセグ対応防水・防塵テンキーなど、当時外資系メーカー機種にない機能搭載させながら、Androidスマートフォンへと進出したものの、カスタマイズされたSymbian OSなどフィーチャーフォンOSとは全く異なAndroid開発ノウハウ未熟だった2012年ごろまでの黎明期機種は、電池持ち悪くさらには異常な発熱電話の誤発信などの誤作動再起動繰り返しなどの致命的な不具合多かった。これにより、動作比較安定していたiPhoneなど外資系メーカースマートフォン替えるユーザー増えることで、日本メーカー離れ進み、さらに各キャリアキャッシュバック、旧機種下取りなどのiPhone販売面での優遇措置や、iPhone人気合わせたサードパーティーによるケースなどのグッズ拡充により、iPhoneシェア過半数占めるほどにまで高くなった。こうして、フィーチャーフォン時代にはシェア高かった日本メーカーは、フィーチャーフォン市場衰退しスマートフォン市場移行するにつれてシェア落としたり、携帯電話事業そのものから撤退したりしていったiPhone 3GApple2008年iPhone 3GSアップル2009年

※この「2008年:iPhoneの日本上陸」の解説は、「日本における携帯電話」の解説の一部です。
「2008年:iPhoneの日本上陸」を含む「日本における携帯電話」の記事については、「日本における携帯電話」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「2008年:iPhoneの日本上陸」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「2008年:iPhoneの日本上陸」の関連用語

2008年:iPhoneの日本上陸のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



2008年:iPhoneの日本上陸のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日本における携帯電話 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS