1985年の橋とは? わかりやすく解説

1985年の橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/29 00:48 UTC 版)

寄居橋」の記事における「1985年の橋」の解説

旧橋埼玉県唯一の管理吊り橋であったが、戦後物資難の中の架設もあってか、著しメインケーブル劣化のため2トン重量制限実施していた。そして架橋から40年近く経過して老朽化し維持管理がかさみ地元架け替え要望がある事と片側交互通行ということもあって車両大型化増加する交通量に対応できず、時代にそぐわなくなったことから埼玉県熊谷工事事務所)が事業主体となり、1981年昭和56年予算化され今までのすぐ上流側位置に総事業費8億7300万円投じて現在の橋である新寄居橋架け替え事業着手した種の選定当たって周囲埼玉県立長瀞玉淀自然公園であるため、観光への利用考慮するとともに周囲の地形景観調和にも配慮され埼玉県では秩父市巴川橋次いで2例目となるニールゼンローゼ採用された。塗色同様の配慮がなされ、シルバー系の色となった施工会社松尾橋梁架設工法ケーブルクレーンによる斜吊り工法(ケーブルエレクション斜吊り工法)が用いられた。1985年昭和60年)に完成され旧橋より付け替えられ、1986年昭和61年4月供用開始した109メートルで、アーチリブの高さは18.0メートルである。また、橋の架設合わせて取り付け道路がすぐ上流側整備し直されたが、左岸側用地買収の遅れから暫定開通措置取られた。1986年昭和61年8月19日、新寄居橋全面開通し開通式が寄居町長ら関係者出席する挙行された。現在はこの新寄居橋寄居橋と呼ぶ。

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1985年の橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 07:49 UTC 版)

秩父橋」の記事における「1985年の橋」の解説

旧橋老朽化のほか、通行車両大型化橋上すれ違いが困難となり、増大する交通量対処するため、全国25例目の、埼玉県では初の斜張橋架け替えられることとなった橋の設計五十畑弘が担当した橋の建設先立ち風洞試験実施されフェアリングフラップ設置などの空力対策検討したが、が流心に対しほぼ45度の斜であることもあってその対策を特に取らず基本断面のまま架橋し様子を見ることとなった1980年昭和55年着工主塔鉄骨鉄筋コンクリート橋桁鋼製日本初複合斜張橋採用された。施工会社日本鋼管(現、JFEエンジニアリング)および斎藤組で架設工法としてケーブルクレーンによる片持ち工法により架設され1985年昭和60年9月に新秩父橋竣工した折しも初代秩父橋竣工100年目の年であった。総事業費12900万円であった構造上水反力生ずるので、橋台伸縮装置平沓や可動沓が設置されている。また、右岸70メートル左岸側10メートル取り付け道路合わせて整備された。竣工後は9月から翌年2月までの6カ月間、橋桁に起振機を設置して振動試験実施されたほか、風による振動計測(対風挙動観測が行なわれた。現在はこの新秩父橋秩父橋と呼ぶ。開通式は1985年昭和60年12月21日午前11時より右岸橋詰にて挙行され立岡副知事加藤市長のほか多く来賓出席され式典の後に秩父消防音楽隊先頭に九組の三代夫婦による渡り初めが行なわれた。同日14時より供用開始した1985年度に、本橋橋の技術特徴コンピュータ活用した施工マネジメントなどが評価され土木学会田中賞作品賞)を受賞している。田中賞受賞理由記され秩父橋田中賞受賞記念碑橋詰の「秩父橋ポケットパーク」に設立されている。この開通により、今まで取り付け道路前後地形沿ってクランク状に急カーブしていたが、緩やかなカーブ線形改修され交通流れ良くなった。 橋の開通後秩父橋竣功記念実行委員会」が結成され記念事業一環として知事揮毫による新秩父橋記念碑秩父橋竣工記念碑)が「秩父橋ポケットパーク」に設置され1986年昭和61年4月19日昼前にその除幕式催された。記念碑には表面橋の由来裏面には工事の概要経過記されている。また、記念碑のほかに四阿ベンチわき水彫刻初代秩父橋親柱なども設置された。

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