メインケーブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 16:20 UTC 版)
主塔に架けられ、ハンガーロープを通じて桁をつり下げる、吊橋の最も重要な要素である。材質としては鋼製のワイヤー(ピアノ線)が用いられ、これを平行に束ねる。少し古いものでは鋼板を束ねたものも用いられたことがある。この材質の進歩にともないより長大な橋が架けられるようになった。明石海峡大橋のものでは1mm2あたり180kgの引張強度がある。それ以前の瀬戸大橋などでは160kg/mm2のものが使われている。 ケーブルは腐食(錆)防止のためにゴムや塗装による表面処理が施してある。覆われたケーブル束の内部は湿度が上昇し、腐食が進行する事例が見られたことから、1998年に完成した明石海峡大橋では乾燥空気を送風するシステムが採用された。このシステムは、2002年に瀬戸大橋で追加的措置として講じられたほか、2011年にはイギリスのハンバー橋でも採用されている。 ケーブル架設の方法にはエアスピニング工法とプレハブストランド工法とがある。エアスピニング工法ではワイヤーを数本ずつ連続して架設してゆき、それを束ねてケーブルとする。プレハブストランド工法ではあらかじめ製作した(プレハブの)ストランドと呼ばれるワイヤーを正六角形に束ねたものを架設し、それを束ねてワイヤーとする。1本のストランドに用いられるワイヤーの本数は91本、127本、169本などとなる。
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