ユタとは? わかりやすく解説

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ゆた

奄美・沖縄諸島で、占い職業とする巫女(みこ)。祝女(のろ)や根神(ねがみ)などの正式の司祭者とは別の存在


ユタ【Utah】

読み方:ゆた

米国西部山岳地帯にある州。州都ソルトレークシティー鉱物資源恵まれ銅・金ウラン産出が多い。1847年以来モルモン教徒によって開かれ1896年45番目の州となった。→アメリカ合衆国[補説]

ユタの画像
ユタ州の位置
ユタの画像
州会議事堂撮影・soupstance http://os7.biz/u/Pn1Yl

ゆた【寛】

読み方:ゆた

形動ナリゆったりと心が落ち着いているさま。

海原の路に乗りてや我(あ)が恋ひ居らむ大舟の—にあるらむ人の児(こ)故に」〈二三六七〉


ゆた【雨打/雪打】

読み方:ゆた

裳階(もこし)


雨打

読み方:ユタ(yuta

寺院建築で本来の屋根の下に造られ差しかけ屋根


ユタ

読み方:ゆた

民間巫女のこと。東北地方イタコのようないわゆる巫女シャーマンのことで、沖縄では男ユタもいる。ユタの役割死者との交信先祖土地関わる霊的相談といった呪術的だけにとどまらず運勢吉凶判断したり、病気治療命名進学就職結婚問題など家庭内諸問題実に広範囲にわたる。

ユタ

名前 JuttaUtaJuta

ユタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/05 22:22 UTC 版)

ユタは、沖縄県鹿児島県奄美群島の民間霊媒師(シャーマン)であり、霊的問題や生活の中の問題点のアドバイス、解決を生業とする。


注釈

  1. ^ 根神(ニーガン)の教権が祝女に移り、やがて祝女の教権も聞得大君を頂点とした中央集権体制に組織化されていく過程は 『琉球宗教史の研究』1965年 に詳しく述べられている。
  2. ^ サーダカウマリとも表記される。
  3. ^ サーダカの語源は「灼(あら)たか」の異読で、霊験を有する人や状態を意味する。「性」や「高」という表記を用いるのは後世の誤解に基づく当て字である。
  4. ^ 『シャーマニズムの世界』1992年 「第1部 憑霊 1 人間苦と憑霊のあいだ - カリスマ的職能者誕生の心理と論理 - カミダーリィの発現」で、佐々木宏幹はカミダーリィ神祟りと訳している。また、桜井徳太郎はターリィを標準語の「祟り(タタリ)」と同じ語源とみることに関し、もしタタリと同源だとすると、今日では頻りと災害や禍厄を下す場合のみに用いる祟りが、元来はカミの示現を意味した言葉であったことの原点にかえってみて、ターリィこそまさにタタリの古態を最も的確に現していると述べている。『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ 第3節 ユタの成巫過程」の脚注(9)より。
  5. ^ あるいは請求という単語があてられる。
  6. ^ 福田晃の調査では、「ボンダテ」という成巫式が存在するとされる。成巫儀礼と神口・神語り―宮古カンカカリヤーをめぐって―” (PDF). 福田晃(文学博士・立命館大学名誉教授). 2023年4月17日閲覧。
  7. ^ 原文では平良市。平良市は2005年10月1日に町村合併で宮古島市となった。
  8. ^ 原文では首里市。首里市は1954年9月1日に那覇市と合併した。

出典

  1. ^ a b c 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ はじめに‐召名巫のユタ‐」より。
  2. ^ 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ 第1節 沖縄のシャーマン‐ユタとユタマンチャー‐ 1 女性神役と民間巫女」より。
  3. ^ 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ 第3節 ユタの成巫過程」より。
  4. ^ a b 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ 第1節 沖縄のシャーマン‐ユタとユタマンチャー‐ 4 ユタマンチャーの出現」より。
  5. ^ a b c d e 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ 第2節 ユタの社会的役割 2 地域社会での機能」より。
  6. ^ a b 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ 第1節 沖縄のシャーマン‐ユタとユタマンチャー‐ 3 ユタの成立」より。
  7. ^ a b c d 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ 第3節 ユタの成巫過程 1 ユタ成立の要件」より。
  8. ^ 『琉球史辞典』1969年より。
  9. ^ 伊波普猷「ユタの歴史的研究」より。「ユタの歴史的研究」は『伊波普猷全集 第9巻』1975年の「民俗論考」に所収されている。
  10. ^ 『シャーマニズムの世界』1992年 「第2部 シャーマン 5 祭司・シャーマン・王 シャーマン王と祭司王」より。
  11. ^ a b 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ 第2節 ユタの社会的役割 1 依頼の条件」より。
  12. ^ a b c 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ 第3節 ユタの成巫過程 2 サーダカンマリ(saadaka?Nmari)」より。
  13. ^ a b 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ 第3節 ユタの成巫過程 3 カミダーリィ(Kamidaarii)」より。
  14. ^ a b c d 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ 第3節 ユタの成巫過程 4 イニシエーションの過程」より。
  15. ^ a b 『シャーマニズムの世界』1992年 「第2部 シャーマン 6 シャーマンと夢 イニシエーション的夢の心理 - 社会的背景について」より。
  16. ^ 『シャーマニズムの世界』1992年 「第1部 憑霊 1 人間苦と憑霊のあいだ - カリスマ的職能者誕生の心理と論理 - 」の脚注(9)より。
  17. ^ 『シャーマニズムの世界』1992年 「第2部 シャーマン 4 霊的存在とシャーマン シャーマン化とシャーマン儀礼」より。
  18. ^ 『シャーマニズムの世界』1992年 「第1部 憑霊 1 人間苦と憑霊のあいだ - カリスマ的職能者誕生の心理と論理 - 「カミダーリィ」から「ユタ」へ」より。
  19. ^ 『沖縄の宗教と社会構造』1974年より。
  20. ^ 『シャーマニズムの世界』1992年 「第1部 憑霊 1 人間苦と憑霊のあいだ - カリスマ的職能者誕生の心理と論理 - カミダーリィと人間苦」より。
  21. ^ 『シャーマニズムの世界』1992年 「第1部 憑霊 1 人間苦と憑霊のあいだ - カリスマ的職能者誕生の心理と論理 - 神霊観-人間苦-カミダーリィ」より。
  22. ^ 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第8章 巫俗の実修 第1節 ハンジの実修 2 ユタヌヤー(巫堂)の様子」より。
  23. ^ 沖縄に5000人いる!霊媒師「ユタ」って何? お祓い中、中学生5人体調不良で病院へ」『夕刊フジ』、2008年10月27日。2008年10月28日閲覧。オリジナルの2009年9月13日時点におけるアーカイブ。
  24. ^ 『日本のシャーマニズム』1971年 「2 聖の領域に入る - シャーマニズムとは何か - 1 エクスタシー シャーマンの一般的特色」より。
  25. ^ 『桜井徳太郎著作集6 日本シャマニズムの研究 下 ‐ 構造と機能 ‐』1988年 「第7章 召名巫の生態と入巫‐沖縄のユタ‐ 第3節 ユタの成巫過程」の脚注(3)より。
  26. ^ 『シャーマニズムの世界』1992年 「第2部 シャーマン 10 シャーマニズムとは何か エクスタシーの類型」より。
  27. ^ FE ファーイースト 公式サイト at Archive.is (archived 2013-07-02)
  28. ^ 『西郷どん』19話、心を開き始める吉之助 とぅまとの仲にも変化が…”. クランクイン!- エンタメの「今」がわかる 映画&エンタメニュースサイト (2018年5月19日). 2023年8月4日閲覧。



ユタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 07:03 UTC 版)

ドキュンサーガ」の記事における「ユタ」の解説

下半身が馬のような異形男性モルモの子孫。気取った言動をとるがまともな倫理観持っている。その下半身通り移動速度は馬と同程度らしい。彼の時代モルモの死からは500年経っているが彼女の肖像画はユタの代でも大事にされているようだ能力は「物体加速と自らの骨を矢として打ち出す」。

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ユタ(水島勇太)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 18:05 UTC 版)

ユタとふしぎな仲間たち」の記事における「ユタ(水島勇太)」の解説

小学校六年生主人公父親海難事故失い東京から母親実家がある東北温泉村にある小さな分教場転校してきた気弱な少年の子供に比べる小柄で、肌の色が白いことから「東京もやしっこ」と呼ばれている。

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ユタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 10:06 UTC 版)

琉球神道」の記事における「ユタ」の解説

もっぱら死霊憑依受けてトランス入り第一人称でその託宣述べるものを一般に口寄せ巫女称するが、南西諸島において口寄せ巫女としての巫儀を展開している呪術宗教職能者がユタ等と呼ばれ前述のとおり部落村落個々の家や家族に関する私的な呪術信仰的領域関与している。ユタになったものは必ず原因不明病気随伴するカミダーリィと呼ばれる状態を通過体験しなければならない。このカミダーリィは、巫病性格内容典型的に備えたのである。カミダーリィとなった者は悩み悩んだ末、ついにユタに運命判断ハンジ)を求め、ユタになる道順の手ほどきを受けるうち成巫する。ユタという職能者の成立については、伊波普猷桜井徳太郎佐々木宏幹などが説を唱えているが、ノロなど神人カミンチュ)から分化したという考えが多いようである。 (詳しくはユタ参照

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ユタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 16:38 UTC 版)

風車祭」の記事における「ユタ」の解説

沖縄先祖崇拝携わる巫女

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