魔法のターバン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:17 UTC 版)
アラジンが普段から頭に巻いているターバン。聖宮でウーゴくんから貰った魔法道具。広げると樽を十数個乗せられるほどの大きさになる。お腹の力(体力)を分け与えることでゆっくりと飛ぶことができる。留め具である赤い宝石が本体で、そこが無事ならば布地自体が破壊されても修復することができる。後に単独ならば身につけるだけでもターバンを広げずに飛行能力を貸してもらえるようになった。 ウーゴくん 声 - 森川智之 アラジンの持つ笛の金属器に潜むジン。聖宮の番人。アラジンの大切な友達。 巨体で服装はふんどしのみだが、首から上は別空間にあり、笛から出られない。アラジン曰く「顔はハンサム」。非常にシャイな性格のため、女性に少し触れただけでトキメキの余りに気絶してしまう。この弱点は相手に慣れることで克服できるようで、モルジアナには触れても平気になった。実はアラジンのジンではなく彼の魔力とは独立した存在であり、他のジンからは「あなた様」「珍しいお方」などと敬われている。「ウーゴくん」という名もこの世界におけるアラジンからの愛称であり、真の名は別にある。53歳→58歳→62歳→67歳(アルマトラン時)。 アラジンの笛に宿っていた時点では、実体化した上での肉弾戦を得意とし、難敵には両腕に熱魔法を込めた必殺の掌打を繰り出す(後に、この戦闘スタイルはいつかアラジンが自分で魔法を使えるようになるための練習も兼ねていたと判明する)。実体化には膨大な魔力が必要で、マギであるアラジンの力を持ってしても1日に3回実体化するのが限界。アルマトラン時は太陽のような形状の神杖を持っていた。 アルマトラン時は、ソロモンと共に抵抗軍の一員で神杖を持つ魔導士の一人で、後のアルマトランのソロモンの三賢者「マギ」の一人。本名はウラルトゥーゴ・ノイ・ヌエフで、「ウーゴ」は当時からの通称。元は魔導士聖教連創設以来の天才魔導理論構築者。ソロモンに会うまで自身の理論を実証できる魔導士がおらず、周囲から馬鹿にされていた。まだ見ぬ何かを生み出すずば抜けた想像力からソロモンからも「本当にすごいやつ」「世界最強の魔導士」と評されているが、当時から本当にシャイであり、眼鏡をかけ首にマフラーを巻いた姿をしているのは他人と話す時に目と口を隠すため である。50歳を超えても女性と浮いた話が一切なく、よく抵抗軍の仲間たちにいじられていた。魔導工学に長け、魔法道具の発明に一役買っている。自作の魔法道具の性能には強い自信を持ち、それを馬鹿にされると人が変わったかのように激怒する。ルフを最初に発見し、その名付け親になった人物でもある。 魔導士聖教連との最終決戦ではダビデの策略で大聖堂府にソロモン達共々閉じ込められ、ソロモンの叱責でそれを覆っている防壁魔法の解除に成功するも時すでに遅く、セッタやテスをはじめとする後方基地に残った仲間達を殺された。アルバが率いてきたアル・サーメンとの戦いでは、シバからアラジンを託され、ソロモンやジンとなった異種族の長達と共に迎え撃った。ソロモンがアル・サーメンを異空間へ封印した後、抵抗軍幹部唯一の生き残りとして生き残った民達をまとめるために奮闘・苦悩するも、ソロモンとシバの忘れ形見であるアラジンを「ソロモンのうつし身」と祭り上げる形で民達の活気を取り戻させた。その後、5年かけてアルマトランの民を物語の舞台であるこの世界に移住させる術を見つけ出した。さらに世界のためにマギや迷宮のシステムを作り出し、それを管理するために聖宮の番人としてジンになる道を選んだ。 ジュダルとの戦いの最中にアラジンの制御が利かなくなり、逆流する運命によってアラジンが殺されるのを防ぐため、暴走する形で止めを刺そうとするものの、乱入してきた紅玉の攻撃を受け消滅した。その後、笛に残された最期の力で意識を失ったアラジンを異空間に呼び 再会し、彼に助言と忠告を与え別れを告げた。以降も頭部だけは聖宮に残っており、マグノシュタット編終盤でモガメットを引き止めるために死んだティトスを新しいマギとして再誕させた。 最終章では聖宮で悠久の時を過ごした結果、作中世界における全能の神となり、「神の多重構造」の順番を入れ替える大魔法を開発して上位世界の神すら御するという研究成果を出すも、アラジンとの離別がきっかけとなり長い孤独を味わい続けたことで発狂、元々野心があったわけでもないため自らの手で世界を救うこともせず、ソロモンから任された世界を上手く運営することだけに腐心する存在に成り果てる。聖宮の番人の座を奪いに来たシンドバッドを返り討ちにし、彼の黒ルフから現れ自分を侵食しようとしたダビデも圧倒するが、バアル達の裏切りとダビデの魔法でソロモンの幻覚に囚われたことでシンドバッドに聖宮の番人の座を奪われてしまった。その後はシンドバッドと協力して聖宮を管理していたが、アリババが世界の間にある全ての壁を壊そうと提案したことでそれを制止するために会議に干渉、しかし彼からの説得で「ソロモン王の世界がなくなるのは悲しい」と思ったことで理性を取り戻す。聖宮の消滅に伴いアラジンにまた会いにくるように伝え、ジンと共に別れる。最期に自分の考えでアラジンを地上に帰還させた。
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