魔導士聖教連
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正式名称は「魔導士聖教会連合」。アルマトランで異種族に圧政を強いていた人間の組織。頂点にはダビデをはじめとする12人の「長老会」がいる。抵抗軍など教義に従わない者を、神意に背く「不浄の者(ダエーフ)」と呼ぶ。
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魔導士聖教連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:17 UTC 版)
ダビデ・ヨアズ・アブラヒム 魔導士聖教連長老会第一元老聖教連魔。ソロモンの父でアラジンの祖父に当たる。 魔導士の長で「ダビデ老」と称される。アルマトランで800歳以上も長生きしている魔導士だが、魔法による老化の抑制で若々しい外見を保っている。眉無しの風貌で赤い月の形をした耳飾りを付けている。特別編の手記には自らを全ての事象が必然だと気づいた者「特異点」と自覚した事や「世界を創り世界を動かす」使命の為の行動を(息子のソロモンに倒されるのも含め)続けている事を書いている。また、いつの日かアラジン達がソロモンの知恵でアルマトランの歴史を知ろうとすることに気づいていたような描写がある。 八芳星が刻まれ球体を携えた神杖を持つ。「神」と繋がる穴を開け、「神」の身体から直接魔力を剥ぎ取り続けており、それによって大聖堂府に強力な防壁魔法を張ったり、絶大な威力を持つ魔法を使うことができる。また、彼のこの神杖を持つ者のみが次元の歪みを感じ、「神」と接触することができるようにしていた。 自分以外の存在には興味が無く、周りの人間について考えることも無かった。誰とも関わってこなかったために自分ができあがらず、自分の頭で考えることができない。「聖宮」に過度な理想を抱き、誰かも分からない何者かに与えられた「特異点」という役割に執着しており、シンドバッドには「特別ではない」と指摘され、アラジンからは「寂しい人」「運命に頼り切っていた、一番おくびょうな人」という感想を持たれている。 800年前、「神」から最初に魔法を与えられた人間の一人であり、その中でも唯一の「特異点」として全ての事象の必然性を理解した。「使命」のために寿命と戦い、聖教連の頂点に立ち異種族を隷属させ、「計画書」を作った。500年前には当時の仲間と共に愚々塔を発明、その時から自らが神と並び立つという目的のために「神」から大量の魔力を搾取し続けており、「神」と一つになることを望んでいた。ソロモン達との最終決戦では、自分達のいる大聖堂府を囮にしてソロモン達を閉じ込め、その隙に手薄になった彼らの後方基地を狙う。セッタをはじめとする後方基地に残った者達を無残にも皆殺しにした後、大聖堂府に残った者達も殺そうとするが、そこから追いついてきたソロモンと対峙。最期はいずれ運命の流れのままに全て決まっていたと知るという意味深な発言を残し、「愛しい息子」と彼に別れを告げて自爆した。その際に「運命を知った時、絶望するか立ち向かうか、その果てを見たい」と自身の神杖をソロモンに託した。 その後は人格として「黒の神」に取り憑つくことに成功したが、ルフそのものは「神」の内部に取り込まれる。しかし自分が復活することへの確信を抱き続けていたことで、感情などが希薄になる死後の世界でも明確な自我を保ち続ける。新世界において初代シンドリア王国が崩壊し「特異点」であるシンドバッドが半「堕転」したタイミングで彼と繋がり語りかけ続け、マグノシュタットの戦争で「黒の神」が新世界に降臨したことで生じた「次元の穴」を通り「黒の神」の内部からの脱出を果たす。世界会談の直後にアルマトランの一部始終を見せられたシンドバッドが自分の存在を確信し彼の黒ルフと共鳴したことで完全にこの世界と繋がることになり、「黒い異変」を起こすために世界を弄る力を持つ聖宮の鍵となるアラジンを狙おうとしている。 最終章ではシンドバッドが聖宮に赴きウーゴくんに倒された後、彼の黒ルフから姿を現してウーゴくんを侵食し一時的に聖宮の番人の座を奪ったが、神の順番を入れ替えたウーゴくんによって水槽の中で「黒の神」と共に自分が望んでいたはずの下位世界を創らされる。しかし、バアル達が引き留めていたシンドバッドのルフから彼のマギとして王を支える「王佐の賢者」の役割を与えられ、シンドバッドのルフを聖宮に引き上げ彼が聖宮の番人となるよう協力した。シンドバッドが己の神様かもしれないと思って従ってきたが、彼がアリババ達に説得されて計画を中断したことで、自分の布石に過ぎなかったと見限り、「神の序列を入れ替える魔法」を使って聖宮のシステムを掌握、シンドバッドが停止させていた「世界をルフに還す魔法」を強制的に再始動し、分身体を使ってアラジン達を足止めしつつ大峡谷の中の別次元に移動する。だが、シンドバッドの抵抗で聖宮は消滅し、大峡谷と同化した本体も世界中に出現した「迷宮の塔」の破壊に伴って完全に消え去った。 外伝ではシンドリア建国編で登場。ファーランが作った暗黒点を利用してシンドバッドに憑依し、力魔法を使ってファーランを惨殺。慣れない身体で力を使いすぎたために間もなく意識はシンドバッドから去るが、「特異点」と繋がるという成果を得たことに満足し、再び地上に戻る日が近いことを確信していた。 名前の由来は古代イスラエルの王・ダビデから。
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