魁皇高校教師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 01:40 UTC 版)
「3年A組-今から皆さんは、人質です-」の記事における「魁皇高校教師」の解説
武智大和(たけち やまと) 演 - 田辺誠一(高校生時:中村隆希) 3年B組担任(数学担当)。1969年生まれ。本を出版したりテレビでのコメンテーターを務めたりするなど「平成最後のカリスマ熱血教師」の異名を持つ有名教師。教育界の重鎮である牧原元文部文化大臣に取り入っている。 立てこもり事件が判明すると進んでマスコミの取材を受け、事件の最中にもかかわらずバラエティ番組に出演する空気の読めない目立ちたがり屋。教師陣からの扱いは冷たく、特に森崎からはテレビ越しでたびたびツッコミが入る。 第6話で澪奈を陥れるフェイク動画をベルムズに依頼した「hunter」だと一颯から名指しされるが、第7話では当初は否認し続け、テレビを使ってパフォーマンスする余裕を見せつける。しかし生前の澪奈の言葉や生徒たちの証言から、牧原が学長を務める豪翔大学と癒着し、スポーツ推薦で便宜を図っては見返りに不当な報酬を受け取り、また結果を残せなかった選手を強制退部させ無情な扱いをしていたことなど本性が暴かれ、徐々に追い詰められる。最終的に澪奈が亡くなった日に最後に彼女の姿を捉えた防犯カメラ映像に顔が映っており、澪奈の自殺に関係していると判明する。一颯と1対1で対峙した際に、澪奈が何度も断っているにもかかわらず裏金を使ってしつこくスポーツ推薦を勧誘したことを「教育委員会に訴える」と言われて慌て、澪奈の実績を失墜させるために「ベルムズ」にフェイク動画の作成を依頼していたことを自白。それを「Mind Voice」のライブ配信で世間に公表されたことで「カリスマ熱血教師」としての名声と権威を失い、警察署に連行される。一颯の意図は、武智に澪奈が味わった苦痛を追体験させることで、罪の重さを知ってもらうことであった。 さらに、教員研修で知り合った咲宮高校の相楽文香の教え子も同様の強引な手法で推薦に勧誘、不審に思った文香が興信所を使って武智と牧原との関係を割り出したことで、ベルムズに依頼した文香を陥れるフェイク動画を拡散させ、彼女を退職に追い込んでいたことも発覚した。 自身が「hunter」であることや、(澪奈が亡くなった日に)澪奈とフェイク動画の件で話し合おうとしていたことを認める一方で、「(景山の)自殺現場にいたのは自分ではない」と否定している。 上記のあとにネットで激しい誹謗中傷に晒された結果、文香、澪奈同様に他人の視線におびえ幻覚や幻聴を見るようになり、最終話ではパニックを引き起こして学校の体育館の端で体操座りで蹲っていたが、校長に「この事件を我々とともに、柊先生の話に耳を傾けて考えましょう」と諭される。一颯の発言を聞いて自身の行いを恥じ、一から出直す覚悟で文香に頭を下げて謝罪した。 森崎瑞希(もりさき みずき) 演 - 堀田茜 3年C組担任(地理担当)。生徒だけでなく教師からの人気も高いアイドル的存在。立てこもり事件前には一颯を何度も食事に誘っていた。 武智に対しては辛辣で、煙たがっている。彼が調子に乗った際には鋭いツッコミを入れ、書いた本の新刊を渡されたときには「いらない」と断り、写真集には画鋲を刺していた。武智が中傷に晒された際には、最初は同情の欠片もなく、キツイ一言を浴びせるなどしたが、最終的には校長と共に説得した。 市村浩一(いちむら こういち) 演 - ベンガル 魁皇高校校長。事なかれ主義者で「卒業までは平和でかつ穏便に」が口癖。澪奈というスター選手がいることでマスコミが頻繁に出入りするのを迷惑がっていた。 立てこもり事件が発生した際にも事件解決より体裁を気にしていたが、人質にされている甲斐の家庭の事情を知ると、できる限りの支援をするよう教師たちに指示したり、「涼音を辞めさせた本当の理由」を明かすように坪井に勧め涼音の思い込みを解くなど、徐々に校長としての責任感ある行動をとるようになる。最終話では精神的に病んでしまった武智に対し「私や教師たちは味方です」と諭し、罪を受け入れて乗り越えるよう説得した。 坪井勝(つぼい まさる) 演 - 神尾佑 体育教師。名門水泳部の熱血顧問。 指導法について保護者からたびたび苦情を入れられていたが、「自分が水泳部を強くした」という自負から取り合わなかった。 坪井自身は生徒のためを思って行動していたつもりでも、生徒に説明もなく暴力的で高圧的な指導をするため、追い詰められて退部する部員も多く、涼音もその1人だった。校長に言われて涼音に部活を禁止した本当の理由を話したことで、その件は一応の解決をみた。その後は自身の行動を反省した模様で、高圧的な態度は鳴りを潜めている。武智が中傷に晒された際にも、校長と共に説得した。 佐久間現(さくま げん) 演 - バッファロー吾郎A 3年の学年主任。やや口が軽い。 立てこもり事件に対する対応を兵藤の父から責められ、逆ギレしていた。実は実家が介護施設を経営しており、甲斐の母の介護の件では一役買った。
※この「魁皇高校教師」の解説は、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」の解説の一部です。
「魁皇高校教師」を含む「3年A組-今から皆さんは、人質です-」の記事については、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」の概要を参照ください。
- 魁皇高校教師のページへのリンク