関係者の逮捕・起訴・判決とは? わかりやすく解説

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関係者の逮捕・起訴・判決

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 02:55 UTC 版)

構造計算書偽造問題」の記事における「関係者の逮捕・起訴・判決」の解説

2006年4月26日 - 警視庁は、A元建築士名義貸しによる建築士法違反幇助)、イーホームズ社長電磁的公正証書原本不実記載)、木村建設社長粉飾決算による建設業法違反)、同社東京支店長(建設業法違反)をそれぞれ逮捕容疑者全員起訴されるいずれも耐震偽装とは無関係容疑翌日東京拘置所送検されA元建築士容貌様々な憶測呼んだ5月17日 - 警視庁は、ヒューザー社長を「偽装知りつつマンション引き渡した」として詐欺容疑で逮捕(後に起訴)。同時に木村建設社長も同容疑再逮捕6月7日 - 警視庁は、「総合経営研究所」の立件断念事実上捜査終結する6月7日 - 民主党 馬淵代議士国会でアパグループAPAホテル参照)のマンション2棟も他の建築士によって構造計算書偽装され、工事中断している件について国会で質疑を行う。この2棟については@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}現在[いつ?]においても工事再開していない。 6月22日 - A元建築士議院証言法違反証人喚問での偽証容疑再逮捕最初に偽装した時期1998年証人喚問では言ったが、実際1996年だった。 6月26日 - A元建築士建築基準法違反容疑追送検、起訴7月7日 - イーホームズ社長初公判架空増資起訴事実認めるも、耐震強度偽装に関する容疑否定被告本人は「当社だけを厳しく罰するのは公権力乱用だ」と述べたが、「法律不備な点が見直されたのはいいことだ」と偽装公表意義強調した8月7日 - 木村建設元東京支店長初公判起訴事実全面否定。「A元建築士いい加減な証言で、私が諸悪の根源あるかのような処罰受けた」と語った公判時にはもはや体重逮捕時よりも30kg近く落ち込み、非常にやつれた様子だった。 9月6日 - A元建築士初公判髪の毛はやや伸びていた。まずマンション住民謝罪し起訴事実大筋認めた証人喚問偽証したことについて「資料手元になく、あいまいな記憶のもとにしゃべり結果的にウソをついたことになった」と、ウソ意図的でない犯意否定した。なお検察側は冒頭陳述被告痛烈に批判し被告供述をもとに作られる供述調書によると、「偽造動機は、経済設計コストダウンができる優秀な建築士という名誉を維持し信用を得るため」 「年収2,000万円超える年もあり、高級自動車などを買い続けていた」 「金を稼ぐために人命よりも稼ぎ優先した」 「大地震起こって知らない」 「妻が入院中なのに愛人作って15万円近く小遣いとして与えていた」 これらの供述について、公判傍聴した被害マンションの元住民は「『おまえら死んでかまわない』という発言で、もはや単なる殺人未遂だ」とした。 9月7日 - 木村建設元社長初公判起訴事実である建設業法違反認めるも、詐欺否定。だが、検察側は「被告自分信仰する神社偽造認識バレたらうちはつぶれる。国交省調査木村飛び火しほしくないなどと嘆願FAX送っていた」と述べた10月5日 - ヒューザー元社長初公判。「(詐欺という)犯罪行なったことは一切ない」と起訴事実全面的に否認した検察側は、被告が「(購入者知らせるべきだが、強度不足は)知らなかったことにしよう」と考えながらマンション引き渡した、とした。 10月18日 - 東京地裁イーホームズ社長に、懲役1年6ヶ月執行猶予3年有罪判決言い渡した検察側は懲役2年求刑)。また、起訴事実偽装見逃し因果関係証拠不十分として同被告の「起訴事実認めるがそれと偽装見逃し関係ない」という主張認めた判決公判後の会見で同被告は「主張認められたことは非常にうれしい」として、控訴しない方針固めたまた、この会見では「国が偽装しやすいプログラム作ったのが原因」「APAグループ物件でも偽装が行われた」「そのうち暴露本出版する」とも語った同日イーホームズ社長は、自身判決報告のための記者会見で、T設計と他の建設会社による耐震偽装告発自分逮捕され本当理由は、「国がアパマンションホテル偽装隠蔽するために、逮捕して黙らそうとしたものである」と訴えた。 翌10月19日 - イーホームズ社長首相官邸訪れ新たな偽装物件対す直接対応を求め安倍晋三首相に面会求めるが拒否された。偽装物件告発する書面官邸受け取らず内閣府受け取った10月20日 - イーホームズ社長が「きっこの日記」というウェブサイトに「安倍総理殿、国家に巣食う者を弾劾致します」 と題する公開メッセージ公表川崎市内マンション構造計算図書偽装川崎市国土交通省隠蔽したこと、A建築士による構造計算書の偽造伝えた設計事務所建築士無資格であることを告発。しかし、「きっこの日記」は数々捏造報道問題視されていたウェブサイトであるため、周囲から無視され一切話題にならなかった。 11月1日 - 東京地裁木村建設元東京支店長に、懲役1年執行猶予3年有罪判決言い渡した検察側は懲役1年6ヶ月求刑)。また、イーホームズ社長と同様、「起訴事実である粉飾偽装との因果関係認められない」とした。執行猶予認められたのは、「偽装不正に関与した世間から見られ、相当の社会的制裁受けている」と判断したため。もともと元住民も「元支店長関与は薄いのではと思っていた」と話している。 12月21日 - A元建築士保釈金500万円払い保釈される。保釈東京地裁東京高裁認めていたが、保釈金納付していなかったため拘置され続けていた。 12月26日 - 東京地裁A元建築士に、懲役5年罰金180万円実刑判決言い渡した検察側の求刑通り)。川口政明裁判長は「まったく反省の念が感じられず、A被告にはいらだちすら覚えた」「事件最大原因はA被告にある」「自分圧力受けた犠牲者あるかのように演じ悪質」と厳しく断罪した。 12月27日 - 年末になって国土交通省は、耐震強度偽装事件絡み国交省実施中マンション400棟のサンプル調査で、既に報告があった221棟のうち7%に当たる15棟が「耐震強度不足の疑いがある」と判定されたと発表した強度基準の5割程度とみられる物件もあった。 2007年1月8日 - A元建築士は、12月26日東京地裁判決不服として、東京高裁控訴した

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