設備と製品
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北九州市戸畑区の戸畑地区(旧・戸畑構内)、八幡東区の八幡地区(旧・八幡構内)と、旧小倉製鉄所にあたる小倉北区の小倉地区に分かれている。主要な設備や総合センター(旧・本事務所)は戸畑地区に存在する。 戸畑・八幡両地区は、約6 km(キロメートル)の専用鉄道(くろがね線)で繋がる。 鉄鉱石を原料に銑鉄を製造する、製鉄所の中心設備である高炉は戸畑構内にある。現在では炉内容積4,250m3の戸畑第4高炉のみ操業している。かつては八幡の東田・洞岡にも高炉があった。銑鉄を製鋼し粗鋼とする転炉は2基あり、粗鋼を鋼片に鋳造する連続鋳造設備は3基稼動する。これらの製鋼工程も戸畑構内で行われる。 圧延工程は戸畑・八幡のどちらにも存在し、鋼片を熱間圧延(熱延)し薄鋼板の一種熱延鋼板を圧延するラインは1つあり、熱延鋼板を冷間圧延(冷延)し冷延鋼板とするラインは3つある。鋼板にめっき加工を行うラインはブリキ用・ティンフリースチール用・亜鉛めっき鋼板(溶融めっき・電気めっき双方)用などがある。これらの薄鋼板用の設備は戸畑地区にあるが、電磁鋼板用のラインは古くから八幡地区にある。熱延鋼板を原板とするスパイラル鋼管の工場は戸畑地区にある。また、八幡地区には条鋼工場があり、軌条(レール)と鋼矢板がここで圧延されている。 八幡地区にはかつて厚板工場があり厚鋼板を製造していたが、ステンレス鋼厚板専用となり2003年(平成15年)から新日鐵住金ステンレスに移管され同社の八幡製造所となっている。なお、ステンレス鋼の粗鋼や一部の薄板は現在でも八幡製鐵所の設備で生産されている。2014年(平成26年)には、長さ150mの鉄道用レール(従来品は標準で25mないし50m)を出荷する設備を整備。出荷を始めた。 日鉄ステンレスの他にも、八幡製鉄所の構内・周囲には日鉄ケミカル&マテリアル九州製造所や日鉄高炉セメント工場、大和製罐新戸畑工場、東邦チタニウム八幡工場、黒崎播磨八幡工場など、八幡製鉄所の部門を起源とする工場や日本製鉄グループ企業の工場が存在する。 鉄鋼分野の設備ではないが、日本製鉄の発電事業(IPP)用の火力発電所があり、戸畑共同火力が運営している。九州電力への電力の卸供給拠点となっている。 小倉地区での主な生産品は、 棒鋼太丸鋼 - 鍛造品、フランジ、ギヤ 異形棒鋼 - 土木・建設用鉄筋 太角鋼 - 一般構造材、トラック用部品 角鋼 - 自動車部品、建設機械部品 平鋼 - 板ばね、自動車部品 丸鋼 - 自動車部品、建設機械部品 線材 - 冷間鍛造部品、磨棒鋼中間加工線材 - 自動車部品、建設機械部品 バーインコイル - 冷間鍛造品部品、磨棒鋼 PC鋼棒 - コンクリート製品の補強 .mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}} 八幡製鉄所「八幡構内」周辺の空中写真。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。2009年撮影の24枚を合成作成。 八幡製鉄所「戸畑構内」周辺の空中写真。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。2009年撮影の42枚を合成作成。 小倉地区の空中写真。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。2009年撮影の5枚を合成作成。
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設備と製品
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銑鋼一貫製鉄所の核となる高炉は合計2基ある。いずれも5,775m3の炉内容積を有し、グループ内で最大で、世界でも最大級である。高炉で生産された銑鉄を製鋼する転炉は3基。転炉からの鋼を鋼片に鋳造する連続鋳造設備も3基ある。 鋼板の製造設備は、厚板(厚鋼板)用と熱延鋼板(薄鋼板の一種)用のものが1つずつある。厚板は船舶などの大型構造物に、熱延鋼板は自動車部品などに使用される。ただし、熱延鋼板を加工する設備(例えば、冷延設備やめっき設備)は存在しない。 鉄鋼関連の設備ではないが、日本製鉄の独立発電事業 (IPP) 用の火力発電所を有し、九州電力へ発電した電力を供給している。また、黒崎播磨大分マッド工場や大分共同火力といった日本製鉄グループ企業の工場も製鉄所構内に設置されている。
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設備と製品
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「日本製鉄瀬戸内製鉄所」の記事における「設備と製品」の解説
粗鋼の生産は既存転炉を改造した「冷鉄源溶解法 (SMP)」で行われる。原料はスクラップなどの冷鉄源で、溶解炉で溶解して銑鉄とし、脱炭炉で炭素を除去して粗鋼を生産するプロセスである。溶解炉・脱炭炉・兼用炉が各1基設置されている。粗鋼は連続鋳造機(1基設置)で鋼片に鋳造される。 鋼片を圧延し製品の薄板とする設備は、鋼片を熱間圧延し熱延鋼板とする設備(1ライン設置)、熱延鋼板を冷間圧延し冷延鋼板とする設備(2ライン設置)、電磁鋼板を製造する設備(1ライン設置)の3種類ある。電磁鋼板工場は、他の設備が夢前川西側にあるのに対し、川の東側にあり離れている。鋼板に表面処理(めっき加工)を施す設備は、ブリキ用(2ライン)、溶融亜鉛めっき用(2ライン)、電気亜鉛めっき用(1ライン)の3種類がある。 かつては最大4基の高炉で銑鉄の製造を行っていた。また最終製品の製造設備も、厚板用、H形鋼などの大形形鋼用があった。 鉄鋼製造用の設備ではないが、発電事業 (IPP) 用の石炭火力発電所があり、関西電力へ発電した電力を供給している。 上記の日本製鉄の設備のほかにも、日鉄ケミカル&マテリアル広畑製造所・コンポジット事業部姫路工場、日鉄ケミカル&マテリアル傘下のシーケム広畑工場、日鉄建材広畑製造所、日本グラファイトファイバー広畑工場など、日本製鉄グループの工場が広畑製鐵所の構内に立地している。また、製鉄所西部の遊休地は「広畑臨海産業団地」として旧新日鉄が分譲しており、三菱電機、ダイセル、ダイハツディーゼルの工場などが進出している。
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設備と製品
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「新日本製鐵室蘭製鐵所」の記事における「設備と製品」の解説
鉄鉱石を原料に銑鉄の製造(製銑という)を行う「高炉」は、内容積2,902立方メートルのものが1基あるが、1994年(平成6年)より新日鉄からグループ企業の北海製鉄に移管されている。製銑工程で使用するコークスを製造するためのコークス炉も同様に北海製鉄が持つ。銑鉄を製鋼し粗鋼とする「転炉」は2基ある。一方、スクラップを原料に粗鋼を製造する「電気炉」も1基設置されている。転炉・電気炉からの粗鋼を鋳造し、半製品の鋼片とする「連続鋳造設備」は1基。鋼片を圧延して鋼材を製造する設備は、棒鋼用と線材用のラインが1つずつある。 棒鋼は棒状に圧延された鋼材、線材は棒鋼よりも細く線状に圧延された鋼材を指す。室蘭製鐵所で製造される線材には、低炭素鋼・中炭素鋼線材や、ばねやケーブルに使用される高炭素鋼線材、ボルトなどの部品の材料に使用される冷間圧延(鍛造)用線材、切削部品用の快削鋼線材などがあり、棒鋼には機械構造用棒鋼やばね鋼・軸受鋼、快削鋼棒鋼、鉄筋コンクリート用の異形棒鋼などがある。製品の多くは自動車部品に用いられる特殊鋼の棒鋼・線材である。なお、棒鋼に関しては室蘭製鐵所が新日鉄唯一の拠点である。 かつては棒鋼や線材の他にも、薄い板状に圧延した薄鋼板(薄板)や、H形などの一定の形状を持つ形鋼の製造設備もあったが、1980年代以降の合理化・製造拠点の集約で室蘭製鐵所では廃止されている。 鉄鋼分野の設備ではないが、新日鉄の発電事業 (IPP) 用の火力発電所があり、北海道電力への電力の卸供給拠点となっている。 製鉄所の構内には新日鉄グループの企業の工場もあり、日亜鋼業室蘭工場、黒崎播磨室蘭石灰工場、日鐵セメント室蘭工場、ニッテツ室蘭エンジニアリング(製鉄所の設備部が前身)などの事業所が立地する。三菱製鋼傘下の三菱製鋼室蘭特殊鋼の室蘭製作所も構内にある。
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設備と製品
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「新日本製鐵大分製鐵所」の記事における「設備と製品」の解説
銑鋼一貫製鉄所の核となる高炉は合計2基ある。第1・第2高炉とも炉内容積は5,775m³で、世界最大級の大きさである。高炉で生産された銑鉄を製鋼する転炉は3基。転炉からの鋼を鋼片に鋳造する連続鋳造設備も3基ある。 鋼板の製造設備は、厚板(厚鋼板)用と熱延鋼板(薄鋼板の一種)用のものが1つずつある。厚板は船舶などの大型構造物に、熱延鋼板は自動車部品などに使用される。ただし、熱延鋼板を加工する設備(例えば、冷延設備やめっき設備)は存在しない。 鉄鋼関連の設備ではないが、新日鉄の独立発電事業 (IPP) 用の火力発電所を有し、九州電力へ発電した電力を供給している。また、黒崎播磨大分マッド工場や大分共同火力といった新日鉄のグループ企業の工場も製鉄所構内に設置されている。
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設備と製品
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北九州市戸畑区の戸畑地区(旧・戸畑構内)、八幡東区の八幡地区(旧・八幡構内)と、旧小倉製鉄所にあたる小倉北区の小倉地区に分かれている。主要な設備や総合センター(旧・本事務所)は戸畑地区に存在する。 戸畑・八幡両地区は、約6kmの専用鉄道(くろがね線)で繋がる。 鉄鉱石を原料に銑鉄を製造する、製鉄所の中心設備である高炉は戸畑構内にある。現在では炉内容積4,250m3の戸畑第4高炉のみ操業している。かつては八幡の東田・洞岡にも高炉があった。銑鉄を製鋼し粗鋼とする転炉は2基あり、粗鋼を鋼片に鋳造する連続鋳造設備は3基稼動する。これらの製鋼工程も戸畑構内で行われる。 圧延工程は戸畑・八幡のどちらにも存在し、鋼片を熱間圧延(熱延)し薄鋼板の一種熱延鋼板を圧延するラインは1つあり、熱延鋼板を冷間圧延(冷延)し冷延鋼板とするラインは3つある。鋼板にめっき加工を行うラインはブリキ用・ティンフリースチール用・亜鉛めっき鋼板(溶融めっき・電気めっき双方)用などがある。これらの薄鋼板用の設備は戸畑地区にあるが、電磁鋼板用のラインは古くから八幡地区にある。熱延鋼板を原板とするスパイラル鋼管の工場は戸畑地区にある。また、八幡地区には条鋼工場があり、軌条(レール)と鋼矢板がここで圧延されている。 八幡地区にはかつて厚板工場があり厚鋼板を製造していたが、ステンレス鋼厚板専用となり2003年(平成15年)から新日鐵住金ステンレス(現・日鉄ステンレス) に移管され同社の八幡製造所となっている。なお、ステンレス鋼の粗鋼や一部の薄板は現在でも八幡製鐵所の設備で生産されている。2014年(平成26年)には、長さ150mの鉄道用レール(従来品は標準で25mないし50m)を出荷する設備を整備。出荷を始めた。 日鉄ステンレスの他にも、八幡製鉄所の構内・周囲には日鉄ケミカル&マテリアル九州製造所や日鉄高炉セメント工場、大和製罐新戸畑工場、東邦チタニウム八幡工場、黒崎播磨八幡工場など、八幡製鉄所の部門を起源とする工場や日本製鉄グループ企業の工場が存在する。 鉄鋼分野の設備ではないが、日本製鉄の発電事業(IPP)用の火力発電所があり、戸畑共同火力が運営している。九州電力への電力の卸供給拠点となっている。 小倉地区での主な生産品は、 棒鋼太丸鋼 - 鍛造品、フランジ、ギヤ 異形棒鋼 - 土木・建設用鉄筋 太角鋼 - 一般構造材、トラック用部品 角鋼 - 自動車部品、建設機械部品 平鋼 - 板ばね、自動車部品 丸鋼 - 自動車部品、建設機械部品 線材 - 冷間鍛造部品、磨棒鋼中間加工線材 - 自動車部品、建設機械部品 バーインコイル - 冷間鍛造品部品、磨棒鋼 PC鋼棒 - コンクリート製品の補強 八幡製鉄所「八幡構内」周辺の空中写真。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。2009年撮影の24枚を合成作成。 八幡製鉄所「戸畑構内」周辺の空中写真。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。2009年撮影の42枚を合成作成。 小倉地区の空中写真。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。2009年撮影の5枚を合成作成。
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設備と製品
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「新日鐵住金広畑製鐵所」の記事における「設備と製品」の解説
粗鋼の生産は既存転炉を改造した「冷鉄源溶解法 (SMP)」で行われる。原料はスクラップなどの冷鉄源で、溶解炉で溶解して銑鉄とし、脱炭炉で炭素を除去して粗鋼を生産するプロセスである。溶解炉・脱炭炉・兼用炉が各1基設置されている。粗鋼は連続鋳造機(1基設置)で鋼片に鋳造される。 鋼片を圧延し製品の薄板とする設備は、鋼片を熱間圧延し熱延鋼板とする設備(1ライン設置)、熱延鋼板を冷間圧延し冷延鋼板とする設備(2ライン設置)、電磁鋼板を製造する設備(1ライン設置)の3種類ある。電磁鋼板工場は、他の設備が夢前川西側にあるのに対し、川の東側にあり離れている。鋼板に表面処理(めっき加工)を施す設備は、ブリキ用(2ライン)、溶融亜鉛めっき用(2ライン)、電気亜鉛めっき用(1ライン)の3種類がある。 かつては最大4基の高炉で銑鉄の製造を行っていた。また最終製品の製造設備も、厚板用、H形鋼などの大形形鋼用があった。 鉄鋼製造用の設備ではないが、発電事業 (IPP) 用の石炭火力発電所があり、関西電力へ発電した電力を供給している。 上記の日本製鉄の設備のほかにも、日鉄ケミカル&マテリアル広畑製造所・コンポジット事業部姫路工場、日鉄ケミカル&マテリアル傘下のシーケム広畑工場、日鉄建材広畑製造所、日本グラファイトファイバー広畑工場など、日本製鉄グループの工場が広畑製鐵所の構内に立地している。また、製鉄所西部の遊休地は「広畑臨海産業団地」として旧新日鉄が分譲しており、三菱電機、ダイセル、ダイハツディーゼルの工場などが進出している。
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設備と製品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/01 03:30 UTC 版)
「新日鐵住金大分製鐵所」の記事における「設備と製品」の解説
銑鋼一貫製鉄所の核となる高炉は合計2基ある。いずれも5,775m3の炉内容積を有し、グループ内で最大で、世界でも最大級である。高炉で生産された銑鉄を製鋼する転炉は3基。転炉からの鋼を鋼片に鋳造する連続鋳造設備も3基ある。 鋼板の製造設備は、厚板(厚鋼板)用と熱延鋼板(薄鋼板の一種)用のものが1つずつある。厚板は船舶などの大型構造物に、熱延鋼板は自動車部品などに使用される。ただし、熱延鋼板を加工する設備(例えば、冷延設備やめっき設備)は存在しない。 鉄鋼関連の設備ではないが、日本製鉄の独立発電事業 (IPP) 用の火力発電所を有し、九州電力へ発電した電力を供給している。また、黒崎播磨大分マッド工場や大分共同火力といった日本製鉄グループ企業の工場も製鉄所構内に設置されている。
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設備と製品
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粗鋼の生産は既存転炉を改造した「冷鉄源溶解法 (SMP)」で行われる。原料はスクラップなどの冷鉄源で、溶解炉で溶解して銑鉄とし、脱炭炉で炭素を除去して粗鋼を生産するプロセスである。溶解炉・脱炭炉・兼用炉が各1基設置されている。粗鋼は連続鋳造機(1基設置)で鋼片に鋳造される。 鋼片を圧延し製品の薄板とする設備は、鋼片を熱間圧延し熱延鋼板とする設備(1ライン設置)、熱延鋼板を冷間圧延し冷延鋼板とする設備(2ライン設置)、電磁鋼板を製造する設備(1ライン設置)の3種類ある。電磁鋼板工場は、他の設備が夢前川西側にあるのに対し、川の東側にあり離れている。鋼板に表面処理(めっき加工)を施す設備は、ブリキ用(2ライン)、溶融亜鉛めっき用(2ライン)、電気亜鉛めっき用(1ライン)の3種類がある。 かつては最大4基の高炉で銑鉄の製造を行っていた。また最終製品の製造設備も、厚板用、H形鋼などの大形形鋼用があった。 鉄鋼製造用の設備ではないが、発電事業 (IPP) 用の石炭火力発電所があり、関西電力へ発電した電力を供給している。 上記の日本製鉄の設備のほかにも、日鉄ケミカル&マテリアル広畑製造所・コンポジット事業部姫路工場、日鉄ケミカル&マテリアル傘下のシーケム広畑工場、日鉄建材広畑製造所、日本グラファイトファイバー広畑工場など、日本製鉄グループの工場が広畑製鐵所の構内に立地している。また、製鉄所西部の遊休地は「広畑臨海産業団地」として旧新日鉄が分譲しており、三菱電機、ダイセル、ダイハツディーゼルの工場などが進出している。
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