設備と研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/06 09:43 UTC 版)
「カラル・アルト天文台」の記事における「設備と研究」の解説
この天文台では主に4つの望遠鏡(3.5m, 2.2m, 1.23m, 0.8mシュミット)が使用されている。3.5メートル望遠鏡はヨーロッパ本土最大の光学望遠鏡で、赤道儀式架台を用いている。この他にスペイン国立天文台が所有・運用する1.52メートル望遠鏡や、スペイン宇宙生物学センターが設置した小型のロボット望遠鏡がある。 カラル・アルト天文台の望遠鏡は幅広い分野で用いられてきた。それらは太陽系天体の研究、宇宙論(AlhambraサーベイやCALIFAサーベイ)、太陽系外惑星の研究(CARMENESサーベイ)等である。CALIFA(英語版) (Calar Alto Legacy Integral Field Area Survey) は面分光器(英語版)を用いて600個の銀河の分光マップを作成する天文プロジェクトである。 カラル・アルトからの観測で100個近い小惑星が見つかっている。発見者は ルボシュ・コホーテク (Luboš Kohoutek), Kurt Birkle, Ulrich Hopp, Johann M. Baur, Krisztián Sárneczky, Gyula M. Szabó, Felix Hormuth, Hermann Boehnhardt らである。これに加えて、小惑星センターがカラル・アルトを発見者と認定している小惑星として次の物がある。 (63429) 2001 MH5 2001年6月21日 (94223) 2001 BU53 2001年1月17日 (99258) 2001 MF5 2001年6月21日 124143 Joséluiscorral 2001年6月21日 213269 Angelbarbero 2001年6月20日 (247170) 2001 BY10 2001年1月16日 (250482) 2004 DF79 2004年2月18日 カラル・アルト天文台は自転車ロードレースのフィニッシュ地点として度々選ばれている。2017年のブエルタ・ア・エスパーニャではステージ11のフィニッシュ地点となった(ステージの勝者はMiguel Ángel López)。また2004年や2006年のブエルタでもフィニッシュ地点となった。
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