花籠部屋 大ノ海・輪島時代とは? わかりやすく解説

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花籠部屋 (1953-1985) 大ノ海・輪島時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 03:33 UTC 版)

花籠部屋」の記事における「花籠部屋 (1953-1985) 大ノ海輪島時代」の解説

二所ノ関部屋所属幕内大ノ海は、1948年昭和23年1月杉並区阿佐ヶ谷日本大学相撲部合宿所間借りをして、若乃花(第45横綱)など数名内弟子連れて事実上独立をする。1952年昭和27年5月場所限り引退して年寄8代芝田山襲名正式に分家独立して間借りしていた日本大学相撲部合宿所隣接地芝田山部屋創設する8代芝田山1953年昭和28年5月、仲が良かった10代花籠(照錦)と名跡交換して11花籠襲名同時に部屋名も花籠部屋変更した小部屋悲哀味わいながら「いつか阿佐ヶ谷天皇賜杯優勝旗運びたい、横綱育てたい。」と志し毎朝3時起きて市場食料買い出しをして、5時に部屋戻ってあけても暮れて若ノ花稽古台務めた本家二所ノ関部屋巡業組合から外され幕内力士若ノ花だけの陣容僻地巡業して食いつなぐ状況で、質屋通いは当たり前で支払滞るため米屋酒屋何度も変えざるを得ない日本一の貧乏部屋」だったことから出羽海理事長から「やっていけるのか」と心配されるほどだったが、若ノ花躍進とともに経営軌道にのった。 1956年昭和31年5月場所若ノ花決定戦制して初優勝両国離れて山の手優勝旗運ばれたのは初めてのことで、青梅街道には数十見学者集まったことで都電ストップ若ノ花乗せたオープンカーは、新宿西口から阿佐ヶ谷花籠部屋まで3時間かかるほどの大騒ぎとなった1961年昭和36年9月場所から1962年昭和37年1月場所にかけては現役幕内力士7人「花籠七若」(第45横綱若乃花若ノ海若秩父若三杉、 若ノ國、若駒、 若天龍)を擁した1970年代に入ると、第54輪島大関魁傑などの活躍第二の黄金期となった分家二子山部屋大関貴ノ花含めた3人は阿佐ヶ谷トリオ呼ばれ絶大な人気博した。 2横綱(第45若乃花、第54輪島)1大関魁傑)を含む三役以上8人など関取十両以上)を27育て目立った活躍がなかった現役時代とは対照的に弟子育成大きな功績残し名伯楽称賛された。。 花籠部屋のみならず分家独立した二子山部屋からは第56横綱若乃花(2代)、第59横綱隆の里の2横綱貴ノ花若嶋津の2大関放駒部屋からは第62横綱大乃国と、阿佐ヶ谷にある本家分家から横綱・大関以下多く大勢関取輩出したことから阿佐ヶ谷勢と称される一大勢力築き上げ阿佐ヶ谷は「東の両国、西の阿佐ヶ谷と言われ大相撲拠点となった一時花籠一門称している。現在も花籠部屋二子山部屋放駒部屋系統二所ノ関一門阿佐ヶ谷系と言われる日本相撲協会理事として長きにあたって活躍1975年昭和50年)の押尾川騒動では二所ノ関一門長老として調停役を果たした日本相撲協会歴代理事長多くは、出羽海一門出身者によって占められているが、のちに花籠部屋出身である二子山初代若乃花)と放駒魁傑)が日本相撲協会理事長就任した1981年昭和56年3月場所において11代の娘婿である輪島引退し同時に12花籠襲名し花籠部屋継承した。しかし、1982年昭和57年)には12代の夫人当時)が自殺未遂起こし1985年昭和60年11月には自身年寄名跡担保入れて多額借金をしていたという前代未聞事実発覚した。この問題受けて12代は同年12月廃業表明後継として17放駒(元大関魁傑)や14常盤山(元関脇若秩父)に打診する断られ部屋消滅花籠部屋出身である一門総帥二子山横綱初代若乃花)の指名により、所属力士魁傑率い放駒部屋移籍した1986年昭和61年5月には12代の義母である11花籠未亡人が首を吊って自殺した

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