花粉の利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 22:55 UTC 版)
花粉を食物とする動物はいろいろあるが、人間が直接に花粉を集めて食料とした歴史はあまりない。ただし、ミツバチの集めたものを摂取するといった、間接的な利用は古くから行われた。人体の組織にとってきわめて重要ないくつかの酵素およびビタミンB2をはじめとする補酵素を含んでいる。性ホルモンであるエストロゲンやアンドロゲンなどの多数の生理活性物質を含んでおり、カルシウム、マグネシウム、銅、鉄、亜鉛、リン、塩素、硫黄、シリコン(通常はシリカ・珪酸の状態で含まれる)といった主要ミネラル、およびクロムをはじめとするほかの多くの微量栄養素を含んでいる。 他方で、いくつかの種の花粉は、花粉症の原因となることも知られている。
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