育成ゲーム
別名:育ゲー
育成ゲームとは、ゲームのジャンルのうち、対象に働きかけて成長させていくことを楽しむゲームの総称である。
育成ゲームで育成する対象はゲームによって多様である。ペットに餌を与えて健全に育てたり、アイドルの卵、料理人の卵などに訓練を課して成功へ導いたり、スポーツチームを強化して勝利へ導いたり、政治によって都市を発展へ導いたり、といった、何かを育てることを主要な目的とする。対象の育ち方には幾通りものバリエーションが存在し、プレイヤーの育て方によって異なる進行を楽しむことができる。
育成ゲームはPCに始まり、後に家庭用ゲーム機や携帯電話、あるいは「たまごっち」のような独自のハードウェアを持つものなど、多様な形態で提供されている。最近では、自分が育てたキャラクターをオンラインで交流させ、コミュニティを形成できるゲームも登場している。
育成ゲームの代表的なタイトルとしては、得体の知れない生物を養う「たまごっち」をはじめ、都市を育てる「SimCity」、王女を養子として育てる「プリンセスメーカー」、馬主・調教師となって競走馬を育てる「ダービースタリオン」などを挙げることができる。
スマートフォンゲーム: | 魔法使いと黒猫のウィズ スマートフォンゲーム |
家庭用ゲーム機: | NES 育成ゲーム CESA Dolphin DVD/GAME Player Q |
育成シミュレーションゲーム
育成シミュレーションゲーム(いくせいシミュレーションゲーム)とは、成長するモノの能力などを上げること及びその成長過程に主眼を置いたシミュレーションゲーム。育成対象には競走馬や子供(主に娘)、あるいはプレイヤーキャラクター自身などが挙げられる。野球やサッカーなどのチームを強くするタイプのゲームも、「上達」を「育成」ととらえて育成シミュレーションゲームの中に入れることがある。俗称・育てゲー。
解説
多くの一般的なゲームではキャラクターの能力は数値として表現されていて、数値を上げることがゲームを有利に進め勝利するための重要な手段になっている。その数値を上げることを主目的としたのが育成シミュレーションゲームである。例えばRPGでは、物語の進行に合わせて数々の敵と遭遇し、戦いを経ることでキャラクターの能力(数値)が上がっていき、最終的な敵を倒せるようになる。育成シミュレーションゲームでは、制作者から用意された物語を単純になぞるだけに留まらず、プレイヤーが繰り返す選択やそれによる数値の上下によって様々な出来事が起こる。
キャラクターを育成すること自体が目的のゲームと、キャラクターの育成によって大会制覇など何らかの結果を目的とするゲームに大別できる。いずれもキャラクターの寿命などの期限が過ぎるとそれ以上数値を上げられなくなり、ゲームは一つの区切りを迎える。ゲームオーバーとなって成果に応じたエンディングが表示されたり、次の育成対象(交配などによって前のキャラクターの能力を引き継げる場合もある)に取りかかって引き続き目標達成を目指すことになる。限られた期間内で高い数値を達成するために、様々な選択肢を選ぶタイミングを見極めることがゲームの決め手となる。
主な育成シミュレーションゲーム
人物育成ゲーム
- プリンセスメーカーシリーズ
- 卒業シリーズ
- Tomak〜Save the Earth〜Love Story - 恋愛シミュレーションゲームの要素も強い。
- 実況パワフルプロ野球シリーズ - 「サクセスモード」はプレイヤーキャラの野球選手を育てる。
- 俺の屍を越えてゆけ
- THE IDOLM@STERシリーズ
育成対象が擬人化されているゲーム
- 艦隊これくしょん -艦これ-
- 刀剣乱舞
- 戦艦少女R
- ウマ娘 プリティーダービー - 擬人化対象は競走馬。
競走馬育成ゲーム
スポーツチーム育成ゲーム
- プロサッカークラブをつくろう!シリーズ
- プロ野球チームをつくろう!シリーズ
架空の生物の育成ゲーム
- たまごっちシリーズ
- デジタルモンスターシリーズ
- シーマン
- モンスターファームシリーズ
関連項目
育成ゲーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 10:12 UTC 版)
「STARHORSE2」の記事における「育成ゲーム」の解説
競走馬と騎手を育成する。競走馬のみを育成することも可能である。 競走馬は初期状態では4頭まで保有でき1レース毎に1頭のみ調教・出走可能で、厩舎時間120週を迎えると引退となる(放牧期間は120週中にカウントされない)。 競走馬作成では今作品になり引退させた自己生産馬・堅実型・平均型・一発逆転型とカテゴリ別に表示される。 SHで株を買うことにより配合できる馬も存在する。 騎手は初期状態では1人のみ雇う事ができ、200レース騎乗すると引退となる。男性騎手は黒字、女性騎手は赤字で表示する。 訓練を積む事やレースに勝利する事により得意な脚質を覚えていき、G1を勝つとスターホース選考委員会(架空の団体である)よりWORLD SUPER JOCKEYS SERIES(通称「WSJS」)への招待状を獲得することがある。またゲーム終了後最大5レースまで他の厩舎からの依頼を受け付けることができる。 WSJSについてプレイヤー所属の騎手が出場しないWSJSは、表彰式・結果発表が省略される。 WSJS出場確定条件はG1を1勝で1P、WBC1勝で2P、SWBC1勝で5Pのポイント制で5ポイント獲得することである。 前回WSJS3着以内に入着すると、次回開催の招待状をSHで購入できる。 上記以外にも特別に出場できる場合もある。招待条件の詳細に関しては公式サイト参照のこと。
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