聖クレス学園の上級生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 14:25 UTC 版)
涼原太一(すずはら たいち) 在学生の中でも特に力の弱い少年。ロークラス未満のスレイヴと呼ばれる。 その外見や性格、加えて「無意識に嘘をつく」という謎の癖を持つ事から、アーキタイプを持つ生徒のみならずロークラスの生徒からもいじめを受けていた。それを見かねた一哉の救済を受けた事から、一哉に対して興味を持つようになる(一哉の能力も要因の一つ)。その正体は「リメイカー」と呼ばれる、過去の戦いの末期に造られた対エクスター戦用の改造人間。相手の記憶を改竄し、それが真実だと思い込ませる能力を隠し持つ。しかしこれ以外にも隠された能力と身分を持っているらしい。 実は、シスターヘラとマスターエクゼリオの遺伝子を使って人工的に作られたNEXT。彼自身は、シスターヘラを「母様」と呼び慕っているが、拒絶されている。 周防比夜(すおう ひよ) 声 - 相橋愛子 現聖クレス学園の生徒会会長。「ポイズン・スリー」の異名を持つ一人で蠍をアーキタイプに持ち、在校生最強の実力を持つ少女。 黒髪の綺麗な日本美人。その殆どを幼馴染みの美尋と行動を共にしている。過去の戦いでは幾度となくエクスターを返り討ちにした実力者の娘で、その事もあり、今でこそ清楚で大人びた性格だが、小さい頃は他者との会話がまともに成立しない程自己中心的な性格だったらしい。一哉に好意を抱いている。 蠍型のエクステンドは両腕に鋏、背中から伸びる尾があり、先端には連続で射出可能な針を持っている。針には毒が付与されており、その性質は比夜の判断で変えられる模様。『共鳴源』を持つ事から《神の視点》が搭載され、それを完成させるよう強要されている。だがその完成には美尋の犠牲が必要であり、比夜本人はそれを拒んでいる。しかし蔵方と一哉の奮闘を経て、「美尋も『共鳴源』となる」という形で解決した。 千路美尋(せんじ みひろ) 声 - 東條加那子 現聖クレス学園の会長補佐。「ポイズン・スリー」の異名を持つ一人で百足をアーキタイプに持つ、眼鏡をかけた長身の少女。 比夜をこよなく愛し、行動の殆どを共にしている。非常に寡黙で、喋る事はめったに無いが、幼い頃はよく笑う明るい性格だったらしい。やや過剰な妄想癖があり、青いカバーの日記を愛読している。比夜が好意を抱く一哉の事をとても嫌っている。しかし彼の父親である陽介が書く小説の熱狂的ファンであり、それを知って一哉にサインを貰えるよう頼み込んだりもした。 百足を模したエクステンドは鎖状の刀剣を装備しており、それを自在に操って戦う。また、普通の鎖ならば人間形態でも作り出せる。比夜の《神の視点》を完成させる為に《共有》しており、《神の視点》発動中は意識を失い、次第に生命力を衰えさせていく宿命にある。またその関係で視力や快活さが失われ、現在に至っている。だがそれも「美尋も『共鳴源』となる」という形で解決した。 峰音十季子(ほうね ときこ) 声 - 今井由香 現聖クレス学園の生徒会副会長。「ポイズン・スリー」の異名を持つ一人で蜂をアーキタイプに持ち、学園でもトップクラスの戦闘力を持つ少女。 自他に対して極度に厳しい性格だが、時折愛らしい面も見せる。その実力から一哉の戦闘技術を指導する事となり、後は羽月と共に一哉を鍛える。金髪を立て巻きロールにしており、語尾に「〜ですわ」をつける典型的なお嬢様キャラ。弟子ともいうべき存在である一哉に対し、いつしか想いを寄せるようになった。 エクステンドは蜂を模しており、瞬間移動じみた速度と、腕に備えた鋭い針を武器に戦う。一哉を教導する間に、彼を補佐すべく『光の力場』を習得した。 古森羽月(こもり はづき) 声 - 来住沙耶香 在校生でありながら《イージス》の一員として、戦闘の最前線で働いていた少女。蝙蝠をアーキタイプに持つ。 我の強い唯我独尊な性格だが、周囲に気遣いを見せる人の良い一面を持つ。三年生だがかなりの幼児体型で、本人もかなり気にしている。菓子をこよなく愛する。当初はエクスターである一哉を嫌っていたが、後に戦闘技術の指導を買って出る。その事もあって十季子とは喧嘩友達の様な間柄。蝙蝠のアーキタイプを持つ事から音に対して非常に鋭敏であり、音によって目では見えない物も察知出来る。涼原の正体を知る数少ない人物。 蝙蝠を模したエクステンドは飛行能力を持ち、また超音波によってエクスターの変身フレーズを相殺し、戦闘力を減衰させる技を持つ。また波津斗から攻撃力を高める《光の力場》を学んでいる。よく一哉をサポートする時に使っている《光の力場》は波津斗に最後に教えてもらった《スパイラルコーン》強力な技だが逆に羽月自身が使うには反動が強すぎる。 安生、蛍原と「甘いモノは正義☆同盟」を結成している。 安生朋(あんじょう とも) ウェイトリフティングにおいて優れた成績を持つ少女。慈善活動にも率先して取り組んでいる。 やや気弱だが朗らかで温和な性格をしており、長い八重歯が特徴。アーキタイプは蟻で、エクステンドを装着する事が出来る。 羽月、蛍原と「甘いモノは正義☆同盟」を結成している。 蛍原純(ほとはら じゅん) 自称・語調合併症でセリフの語尾が頻繁に変化する。アーキタイプは蛍で実際にお尻が発光する。エクステンドは可能だが苦手らしい。 羽月、安生と「甘いモノは正義☆同盟」を結成している。 多奈内由真(たなうち ゆま) 由良の姉で十季子以前に「ポイズン・スリー」の一角を担っていたが、NYXに拉致され、ドクターグレイの手でさらなる改造と洗脳を施されて。NEXTをクローン量産する『母体』とされていた。 姉と言っても実は双子。由良の方が潜在能力値が高かった為、育成プログラムのテストケースとして先行して育てられた。
※この「聖クレス学園の上級生」の解説は、「EX!」の解説の一部です。
「聖クレス学園の上級生」を含む「EX!」の記事については、「EX!」の概要を参照ください。
- 聖クレス学園の上級生のページへのリンク