育成プログラム(2006年 -)
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「フォーミュラ・ドリーム」の記事における「育成プログラム(2006年 -)」の解説
前述の通り2006年からはFCJが発足したため、「フォーミュラ・ドリーム」という名称はホンダの若手ドライバー育成プロジェクト全体を指す名称として使われるようになった。トヨタ自動車のトヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム(TDP)と並び、日本国内における若手レーシングドライバーの登龍門的存在となっている。 主な活動としては、SRS-Fを卒業した成績優秀者にスカラシップを提供し、国内のFCJ、F4、フォーミュラ・ニッポン→スーパーフォーミュラへの参戦を支援する。もしくは、海外のジュニアカテゴリへ派遣する。また、インディ・プロ・シリーズからインディカー・シリーズへ昇格する武藤英紀(2003年度FDチャンピオン)をスポンサーとして支援した。 2009年からReal Racingとタイアップして、「HFDP(Honda Formula Dream Project)」のエントラント名でフォーミュラ・ニッポンや全日本F3選手権(Nクラス)に参戦した。 2015年にホンダがF1へのパワーユニット供給を始めるにあたり、2014年よりパートナーのマクラーレンと提携して、新たな日本人F1ドライバーを輩出する取り組みを開始した。選抜されたHFDPドライバーはマクラーレンのシミュレーターでテストドライブを体験し、F1傘下のGP2(現・FIA F2)やGP3(現・FIA F3)に参戦して、スーパーライセンス発行に必要なポイント獲得に励むことになる。2017年を以てホンダとマクラーレンとのパートナーシップが終了し、2018年よりトロ・ロッソへパワーユニットを供給するため、育成プログラムもレッドブルグループとの関係が深まっている。2021年をもってホンダがF1から撤退するものの、レッドブルとのパートナーシップについては2022年以降も継続する方針を明らかにしている。
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