第三章「鈴鳴編」
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白鳥華(演:塚田帆南) 「福女」の候補。椿崎のいたずらを解決しようと導師2人が奮闘しているところを見ており、そのことを正代に話し誤解を解く。 福女選びの結果福女に選ばれるも、副賞である鉱山の所有権目当てだった兄の隼人と村長の金剛らが諍いを起こすのを見て号泣し、自らの権限で鉱山を村共有の財産にすることを決めた。 白鳥正代(演:田中里衣) 華の母。馬場が饅頭を口にした途端倒れたのを見て、導師2人が赤橋陣営のスパイと疑うも、華のとりなしによって誤解を解く。 白鳥隼人(演:片桐俊次) 華の兄。赤橋陣営の疑惑を証明するため、導師2人に協力を仰ぐ。休憩中の狩野に凄い剣幕で激怒したり、毒饅頭騒ぎが解決した際も赤橋陣営を不利に追い込めなかったと悔しがるなど、福女選びに並々ならぬ熱意を注いでいた。 実はかつて旅先で男から「今年の福女に選ばれると村の鉱山の所有権が手に入る」事を知り、貧しい家を楽にさせたいため、並々ならぬ熱意で華を支援していた。しかし、結果発表の場で金目当てに応援していることを知られ華に号泣され、心を改める。 馬場(演:松山幸次) 白鳥陣営の幹部。赤橋陣営から送られた饅頭を口にした途端倒れてしまう。 が、本当は熱病にかかっており、それに気づいた塩崎から薬をよく飲ませてもらっていた。しかし、今回は饅頭を食べた瞬間に偶然熱病の発作が起きてしまったため、皆が「饅頭に毒が仕込まれていた」と勘違いしてしまった。おぼつかない足取りで赤橋陣営に赴き、塩崎から皆が毒薬と思い込んでいた薬を与えられたことで回復した。しかし、直後に鈴鳴の力が強まったことにより塩崎と仲たがいしてしまったが、封印後は無事に和解できた。 馬場の部下・亀井(演:高山諌二)、熊田(演:嘉手納梨奈) 馬場と共に白鳥陣営を盛りたてる。 赤橋礼香(演:緑川静香) 「福女」の候補。名家の令嬢。福女選びに向け殺気立つ陣営の中で、田糠(になりすました田中)を信頼する。 福女とはならなかったものの、村のために決断をした華と健闘をたたえあった。 赤橋清十朗(演:南原健朗) 礼香の父。遅れてきた田糠(になりすました田中)を心配する。 赤橋静江(演:秋川百合) 礼香の母。夫と共に娘と村の将来を心配している。 塩崎(演:今井典和) 赤橋陣営の幹部。馬場とは仲が良く、馬場の悩みを見て熱病と分かり、熱病に効く薬を飲ませていた。熱病の発作を起こした馬場に対し、皆が毒薬と思い込んでいた熱病用の薬を飲ませ馬場を治すも、直後に鈴鳴の力が強まったことにより塩崎と仲たがいしてしまったが、封印後は無事に和解できた。 塩崎の部下・酒井(演:腹覚)、須藤(演:本田真大)、正田(演:阿紋太郎) 塩崎と共に赤橋陣営を盛りたてる。 田糠(演:デルピエロ山口) 赤橋陣営の用心棒。顔・声・容姿ともに田中に瓜二つ。白鳥陣営に捕らえられるが、このことが、田中が田糠になりすまして潜入捜査をするきっかけとなった。しかし、白鳥陣営がいない間に脱走し、田糠に扮している田中が偽者であることをバラした。 赤橋陣営の男(演:安住啓太郎) 白鳥陣営に饅頭を届ける際中に足をくじいているところを導師2人に助けられ、白鳥陣営にまんじゅうを届けるも、まんじゅうを食べた直後に馬場が発作で倒れたため「饅頭に毒が入っていたのでは?」と疑われるようになってしまった。 村人(演:長谷川景、川下穏、圷真樹、水川美波、掛札高志) 福娘選びに関心を寄せる村の住人。 祭りの男女(演:要ゆうじ、迫田恵介、矢野暎約子、八洲承子、大角真由) 村に入った導師に祭りの情報を伝える。 金剛正臣(演:市山貴章) 村の村長。祭りの運営を取り仕切っており、かなり張り切っている。導師2人に福女選びについて説明する。失踪した印出の先輩からは暗号の形で「村長に気を付けろ」と狩野に忠告されていた。 村が混乱の状態に陥っても福女選びを強行するなど不審な言動があったが、祠に隠されていた遺言書により、遺言書から200年後(今回)の福女選びにおいて福女となった者には村の鉱山が与えられると知り、その遺言書に「利益の半分を管理してきた村長家に分け与える」と書き加え、鉱山の利益を手に入れようとしていた。そのことを福女結果発表の場でばらされ、華により鉱山の契約書を破かれたものの、鈴鳴の力によりなおあきらめず暴走を続けるが、封印によって正気に戻り、これまでの件について謝罪し村人達と和解した。 椿崎礼央(演:古賀司照) 発明家であり、町一番の変わり者。常に歌舞伎風のオーバーリアクションをしている。また、自らのギャグでは簡単に笑い転げるが、他人のギャグには冷たい。普段は床が斜めに傾いた家で生活している。 ゲーム序盤、祭りの始まりを告げるための鐘を鳴らすための木槌を猛犬の前に置くいたずらをする。 また、ゲーム終盤では祠を開けるための手がかりを聞くために訪れた導師たちに問題を出した。 団子屋の女将(演:根岸晴子) 先に来た田中に対し気前よく団子を振る舞うも、直後に怪生の力に侵されたらしく、導師の持ち物を奪おうとし、知り合いの男(演:佐野元哉)に止められた。鈴鳴が封印されてからは正気に戻った。 占い師(演:瑠美子) 焼肉屋で食事していた田糠に扮した田中を占い、「福の相があること」と「ウサギに関わらないこと」を忠告される。 ゲーム終盤で神社にいた狩野と田中に遭遇し、祠の謎を解くための手がかりを知っている者として椿崎を紹介する。 印出知子(演:杏実えいか) 福女選びの取材に来た記者。導師である狩野を見つけ、福女選びを調査していたものの謎の失踪をとげた先輩記者の真相を知るべく、狩野に協力を依頼する。途中から田中も加わり、村に隠された真相を明かすことに成功する。 鈴鳴(スズナリ)(演:小澤真利奈) 村に封印されているとされる怪生。「欲」の力で人々を自己中心的で私利私欲にはしる人間にしてしまう。常に扇子で顔を隠しており、鈴生りの如く大量に鈴の付いた髪飾りをしている。 その正体はかつて村にいた大地主である「竜紋菊千代」から生まれた怪生。夫に先立たれ、息子2人と貧しい生活をしていたが、夫が遺した鉱山から貴重な宝石が取れることが分かり、その富で幸せに暮らしていた。しかし、高齢となった際に鉱山の所有権を息子2人のどちらに相続させるか考えた歳、息子達が争いを起こし、心を痛めた菊千代は鉱山を閉鎖し、大きな悲しみに暮れて晩年を過ごした。その際の涙が宝物である鈴の髪飾りに乗り移って誕生した。その後、菊千代の死後見つかった遺言書では、欲にまみれた息子に鉱山が渡るより、未来の福女に鉱山を託そうと200年後の福女に鉱山の権利が渡るよう遺言書を残していた。 導師が村にやってきた時点ではまだ影響が少なかったものの、田中が手に入れた「禾」のサイと狩野が手に入れた偽物のサイ「ム」により「私」という字を作ってしまったことにより影響が増大してしまった。その後、改めて「口」のサイを手に入れたことにより「和」の力で封印された。 四ツ田あかね(演:尾道絵菜) 第一章にも登場。「ゲーム」の裏で暗躍するゴッドについて独自の調査を行っていたらしく、怪生を封印した導師たちの前に現れ、ゴッドが全ての怪生の力を手に入れ、完全体へ進化する準備が整ったことを伝える。 泉川(演:中村利裕) 笠を目深に被った髭面の男で、流浪の侍と名乗る。後片付けをしていた礼香に「暫く村に置いてもらえないか」と声をかけてきた。 第一章の怪生傘娘を生み出すきっかけとなった、傘職人の侍を彷彿とさせられる。
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