洋画と成人映画の名画座とは? わかりやすく解説

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洋画と成人映画の名画座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/25 08:28 UTC 版)

新橋文化劇場」の記事における「洋画と成人映画の名画座」の解説

1971年昭和46年11月日活が「日活ロマンポルノ」を開始して成人映画に舵を切り、これを機にニュース劇場新橋日活ロマン劇場改称日活の上映館に変わり成人映画館になった文化劇場東映系に絞られ第三劇場従来東宝加えて松竹系の上映劇場に変わり1970年代入って、同3館での洋画の上映がなくなった。同3館の経営は、ひきつづき東和企業株式会社であったが、1974年昭和49年)には同社の代表が蔡火欽から砂井盛光に変わっており、同3館の支配人は、開館以来引き続き滝沢恵吉が務めていたが、同年には呉振奎、翌1975年昭和50年)には飯野武三、1976年昭和51年)にはさらに新野俊二、とめまぐるしく変わっていった。同年新野支配人就任するとともに文化劇場洋画名画座変わっている。それとともに日活ロマン劇場ひきつづき日活第三劇場東宝松竹東映旧作、と割り振られた。1979年昭和54年)には、第三劇場廃止して、同サイト最終形態である2館体制になる。それとともに従来第三劇場位置新橋文化劇場を置き、従来文化劇場位置日活ロマン劇場置いた1980年昭和55年3月には、日活ロマン劇場リニューアル開館した1988年昭和63年4月にっかつ日活)はロマンポルノ終了発表同年8月3日からは従来成人映画番線には新日本映像製作するエクセス・フィルム作品供給するように切り替わったこれを機に新橋日活ロマン劇場新橋ロマン劇場改称している。文化劇場ではハリウッド製のアクション映画番線落ち二本立上映、ロマン劇場では「エクセス・フィルム封切作品にっかつロマンポルノ旧作交互に三本立上映、という興行方針であった観客層は、文化劇場30代40代会社員中心ロマン劇場はそれにプラスしてシニア層男性中心であった2001年平成13年2月時点支配人務めていた松坂芳男によればロマン劇場観客は「昔からの熱狂的なにっかつファン」が多く、「上野池袋違って」「SM系」の要望強く団鬼六原作作品小沼勝監督作品人気があったという。入場料金については、文化劇場一般900円、ロマン劇場一般1,300円というこの時代料金設定消費税増税後、そして閉館まで継続した2011年平成23年)、従来副支配人務めていた遠藤健介が支配人就任し、翌2012年平成24年6月ツイッター公式アカウントによる情報配信開始する同年は、1月19日コダック連邦倒産法第11章適用申請9月13日には富士フイルム翌年3月撮影用および上映フィルム生産・販売終了アナウンスし映画館デジタル化決定的になった時期であったが、新橋文化劇場新橋ロマン劇場の両館は、フィルムプリントによる上映方針貫いた2014年平成26年3月14日テレビ朝日放送された『若大将のゆうゆう散歩』では、俳優竹中直人加山雄三と共に当館を訪れた。また同年5月には、同年3月30日亡くなった俳優蟹江敬三追悼しロマン劇場で『犯す!』(監督長谷部安春、製作日活1976年2月7日公開)、『花芯刺青 熟れた壺』(監督小沼勝、製作日活1976年9月25日公開)、『天使のはらわた 赤い教室』(監督曾根中生、製作にっかつ1979年1月6日公開)の三本興行1週間特集上映行ったちなみにミュージシャン小西康陽もこの3本観賞したことを自身ブログ明かしている。 JR高架下耐震補強工事が行われるため、2014年8月31日、両館ともに閉館最終日上映され映画は、文化クエンティン・タランティーノ監督の『デス・プルーフ in グラインドハウス』(日本配給ブロードメディア・スタジオ2007年9月1日公開)とマーティン・スコセッシ監督『タクシードライバー』配給コロンビア映画1976年9月18日公開)の2本立ロマン田中登監督の『㊙女郎責め地獄』(1973年4月14日公開)と『㊙色情めす市場』(1974年9月11日公開)、そして閉館5日前(8月26日)に亡くなった曾根中生監督の『㊙女郎市場』(1972年9月16日公開)の日活ロマンポルノ3本立で、2149分(JST)の『タクシードライバー』終映と共に59年歴史幕を閉じた劇場跡地には和風居酒屋サカナヤ オアジ新橋店」が2016年7月1日から入居している。 かつて新橋ニュース劇場(のちに新橋日活ロマン劇場)の入居した位置には「BAR T's DINER新橋店」があったが、両館の工事先行して行われた同様の工事のため、閉店した1994年平成6年)の新橋名画座新橋1丁目13番10号閉館以降新橋地区残った最後映画館であった

※この「洋画と成人映画の名画座」の解説は、「新橋文化劇場」の解説の一部です。
「洋画と成人映画の名画座」を含む「新橋文化劇場」の記事については、「新橋文化劇場」の概要を参照ください。

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