氷崎游子の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 04:29 UTC 版)
「家族狩り (テレビドラマ)」の記事における「氷崎游子の関係者」の解説
氷崎 清太郎(ひざき せいたろう)〈71〉 演 - 井上真樹夫 游子の父親。元区役所職員。認知症を患っているが、時折過去の記憶を取り戻すことがあり、麻雀や将棋が得意。 ドラマ版では現職時代は市民のために奔走し、近所に公園を作るなど力を尽くしたため、一線を退き認知症となった現在でも地元民から尊敬される人物として描かれる。妻・民子とは実は略奪婚である。 井上は清太郎の役について、一遍になぞらえ、病を抱えながらも一種の聖性を持つキャラクターとして演じたと語っている。 氷崎 民子(ひざき たみこ)〈58〉 演 - 浅田美代子 游子の母親。介護から逃避してパチンコにはまり、仲間の春夫と浮気するが二股をかけられる。自宅を売却し、清太郎を北海道の施設へ入れる計画を進めるが詐欺に遭う。一時期は遊子との関係や、介護に加え詐欺に遭った事で、遊子との口論が絶えず、一家心中を考えるまでに至ったが、ひょんなことから、巣藤浚介や鈴木渓徳と知り合い交流を深めていき、追い詰められていた状態からの脱却に成功し、遊子との関係も徐々に改善されていく。家のトラブルが一段落した後は、家計を助けるためパチンコ店でパートタイマーとして働き始めるが、その矢先検診で胃に異常が見つかるも、手術を受けて事なきを得る。 山賀 葉子(やまが ようこ) 演 - 財前直見(友情出演) 子育ての電話相談を受け付けるボランティア相談員の中年女性。游子たちと共同でボランティアの無料家族問題相談イベントを数回開催している。電話相談は24時間受付をモットーにしている。 ドラマ版では児童保護に熱心なあまり暴走し警察署長にまで喰ってかかる游子を唯一落ち着かせることができる存在として描かれる。游子の上司や相談相手の心を掌握し、游子に尊敬されるなど人望厚いが、過去に子育てに失敗していると語る。原作と違いサングラスをかける設定はない。息子の死亡以降、東京に移住し元夫の大野と棟続きの家に住んでいるが、游子にはその関係を隠している。 山賀と大野による家族殺害は、家族同志の殺し合いに至り彼らが体験したその後の地獄のような苦しみを味わう前に、彼らが「送ってさしあげる」ことで来世で生まれ変わらせることが救いであるという考えによるもので、子供の前で両親を拷問し、子供を庇って死んでゆく姿を見せるというかたちで親の子に対する愛を見せた後、子供に遺書を書かせ自殺させている。被害者はいずれも山賀たちに感謝を述べて死んでいる。これらの「儀式」を「送葬」(そうそう)と呼び詳細な記録をつけている。またその罪を游子に着せる工作をしている。 駒田 幸一(こまだ こういち) 演 - 岡田浩暉 玲子の父親。アルコール依存症で生活が荒廃し、酔っては娘に暴力をふるっていた。游子の強い働きかけに負けた警察が娘への暴行容疑で逮捕した。結局不起訴となり釈放されたが、虐待の生々しい様子が何者かの手で動画サイトにアップされたため、失職してしまう。山賀の紹介で、白蟻駆除業者の大野に弟子入りする。玲子の母である妻とは離婚したが、大野に対しては死別したと説明し、遺書の内容との矛盾から玲子および游子に自身の死が自殺ではなく他殺であると気付かせる。 駒田 玲子(こまだ れいこ) 演 - 信太真妃 游子が保護した少女。小学3年生。父親からネグレクトや暴力などの虐待を受ける。だが、父親や家への強い執着を見せてハンストを起こすなどして施設職員を困らせる。父親を奪った游子に反抗的態度を取る。 大熊(おおくま) 演 - 宮地雅子 児童ケアセンター一時保護所保育士。愛称は「くまちゃん」。駒田とのやり取りで毅然とした態度を取るのに苦労し、游子のいない場所で責任を彼女に押し付ける発言をして、駒田の游子への怨みを増幅させてしまう。 青木(あおき) 演 - 樋渡真司 氷崎游子の直属の上司。 大野 香一郎(おおの こういちろう) 演 - 私市夢太(少年期:込江海翔) 山賀と大野の息子。11年前に殺害される。 大野 甲太郎(おおの こうたろう) 演 - 藤本隆宏 白蟻駆除業者「大野白蟻工業」経営者。家庭菜園をやっており、自作のトウモロコシを手土産に氷崎家を訪れ、白蟻検査を担当する。 過去に香川県で県の教育課長として妻とともに熱心に問題家庭に対応していたが、担当した子供が殺人事件を起こしたことで非難されいじめられた息子・香一郎が引きこもりと暴力に走り、11年前に大野が香一郎を殺害するという悲劇が起きる。死刑にされることを望んだものの、家庭内暴力に耐えたことで情状酌量され軽い刑で済んだことで却って苦悩する。その後妻とは離婚し、東京で同志の関係として棟続きの家に住む。 ドラマ版では元夫妻が「家族の教室」を開く設定がなく、山賀との実質的な同居を游子に隠している。また殺害家族の数について(何軒もの家という言葉に対し)「桁が違う」と発言しており、少なくとも2桁以上の家族を殺害してきたことを認めている。
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