松永軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 15:22 UTC 版)
「戦国BASARAの登場人物」の記事における「松永軍」の解説
各地で略奪行為を繰り返している一団。「軍勢」というよりは「盗賊団」という印象の方が強い。忠義や理想といった人間的な思想や信条は一切持たない純粋な悪党。本拠は不明だが滅びた都や大仏殿、街道など寂れた場所に陣を張っていることが多い。シンボルカラーは黒ずんだ金色。 松永久秀(まつなが ひさひで) 声 - 藤原啓治 / 初登場:『英雄外伝』(操作可能は『宴』より) 肩書:「天我独尊」(てんがどくそん) / 登場時の書き文字:「圧参」 属性:炎 / 武器:宝刀(十束剣)&火薬 / 一人称:「私」 「皇」でのキャッチコピー:爆破マイスター 乱世の梟雄と名高い史実からか、「己の欲望のみに従って生きる極悪人」として描かれており、欲望の為ならどんな手段も選ばない危険人物。教養人の一面も反映されているようで、発する言葉には意味深な趣のものが多い。「卿」(けい)という二人称を用いる。 城郭建築の第一人者であるという史実から、城郭をイメージした衣装を纏っており、得物の宝刀とは別に、左腰に大太刀を天神差しにしている。茶や火薬についての発言が多い他、左手に火薬を仕込んでおり、それを使い指鳴らしや剣撃をすることで着火させ爆炎や爆発を巻き起こすことができる。死体は残さない主義であり、敵として撃破・プレイヤー武将としてゲームオーバーになった時にはその場に倒れず自爆して焼失し、黒い灰のみが残る演出がなされている。 冷徹な性格で、どんな状況下でも動じず、常に余裕めいた薄ら笑いを浮かべている。欲望に忠実に生きることが真理だと考え、理想や信義に生きる者達を「偽善者」と呼び軽蔑し、時に偽善という行為そのものを憎悪するような一面も見せる。蒐集家として、欲した宝はどんな手段を用いてでも手に入れようとする。それまでの歴史・時間を経たものを壊すことを「時間の破壊」と表現する。自らを「感情の数が少ない」と分析しており、「怯え」を持ち得ないと語る。 表面的な口調は紳士的だが、放つ言葉の内面はいずれも悪意に満ちたものばかり。対峙した相手を「○○を貰おう(贈ろう)」という形で評価する。多くの場合は相手に対する皮肉や嘲りであるが、いずれの評価も相手の本質を的確に突いている。作中において秀吉や光秀の行動理念にも大きな影響を与えた。部下の兵士達からはその一線を画す悪徳のカリスマ性ゆえ崇拝され、人心掌握に優れている面が伺える。また、女性の扱いにも長けている。 『英雄外伝』の天下統一ではランダムに自国を侵略してくるイベントが発生することがあり、イベントが起きた場合強制的に「松永軍迎撃戦」に出陣する。このステージは『1』の「国境防衛戦」をリメイクしたものだが、仁王車や人質の他様々な難題が加えられ格段に難易度が上昇している。同作で敵として登場する際には移動は徒歩であるものの、攻撃速度が非常に速く緊急回避を多用し、攻撃力・防御力共に高い強敵として登場している。また『宴』においても、移動時にスティックを軽く倒すことで歩きによる低速移動をすることが出来る唯一の武将である。 上記にもあるように戦い方は火薬を使っての爆破や爆炎による攻撃を中心とし、敵に火薬を付着させ武器の宝刀や固有技で着火することでガード不可・崩しの効果がある爆破を起こせる他、ある固有奥義で辺りを火の海にして一定時間通常技や固有技を強化することも可能。 『宴』ストーリーモードにおいて、どこまでも満たされることの無い欲望に従って行動する様は、もはや狂気さえ垣間見える程であり、魔王として復活を遂げた信長でさえも、久秀の常軌を逸した一言に一瞬顔を歪ませている。対峙した他武将の大半からも敵愾心を向けられているか危険人物であると判断されている。 『4』では風魔小太郎を引き連れ足利方に就いているがその目的は自身の求めるもののためであり、小太郎をその目的を果たす為の道具として使役している。足利義輝のことは「生まれながらに全てを有した完全なる器」と評している。自身のストーリールートでは小太郎を義輝と渡り合える程の者かつ義輝を暗殺するための刺客にすべく暗躍、また『皇』にて追加された他武将のドラマルートでは利休や佐助にもその刺客たる素質を見出している節がある。 肩書「天我独尊」の由来は、釈迦が誕生した時に言ったとされる言葉「天上天下唯我独尊」である。
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