日本語国名表記の変更例とは? わかりやすく解説

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日本語国名表記の変更例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 16:52 UTC 版)

在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律」の記事における「日本語国名表記の変更例」の解説

2003年平成15年)の別表1改正では1991年平成3年)の内閣告示外来語の表記』を反映させると共に改正時点では余り使用されなくなっていた「法文上の表記」をそれまでは「選択表記」として認めていた一般的な表記近付ける形で抜本的な改正が行われた(国名含まれる王国」「共和国」などの政体に関する部分は、同名の国との識別等の事情がある場合除き省略)。 この際行われた見直し大部分は"Ti"をそれまでの「ティ」から慣用として確立されている「チ」に変更する、"V+子音"を「ヴァヴォ」から「バ〜ボ」に変更する過剰な中点長音除去促音整理など表記ゆれ範疇に収まるものだが、中には"Cyprus"を英語読みした「サイプラス」からギリシャ語に基づく「キプロス」に変更したり、フランス語の"Côte d'Ivoire"を意訳した「象牙海岸」を音韻転写の「コートジボワール」に変更するなどの特殊な事例見られる2015年平成27年)には、それまでロシア語由来異説あり)の外名で「グルジア」と呼ばれていたジョージア政府からこの外名使用取りやめを要請されたことを受け、別表1の改正が行われた。 2019年平成31年)の改正により、名称変更宣言受けてスワジランドから「エスワティニ」へ変更また、セントクリストファー・ネーヴィスカーボヴェルデそれぞれセントクリストファー・ネイビス」と「カーボベルデ」に変更し、「ヴ」は使用されないこととなった2003年改正後改正備考 アルゼンチン アルゼンティン アンティグア・バーブーダ アンティグァ・バーブーダ "Ti"を慣用の「チ」に統一する見直し方針に従うと「アンチグア・バーブーダ」となるはずだが、法文上は「ティ」が維持されている。 ウルグアイ ウルグァイ 英国 連合王国 正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」。日本口語広く使用されるイギリス」は外務省では採用していないが、NHK採用している。 エチオピア エティオピア エルサルバドル エル・サルヴァドル カーボヴェルデ カーボ・ヴェルデ "Ve"を「ヴェ」から慣用の「ベ」に統一する見直し方針にも関わらず法文上は「ヴェ」が維持されているが、一般に広く使われるカーボベルデ」も選択表記として認めている。 カタール カタル カンボジア カンボディア ギニアビサウ ギニア・ビサオ キプロス サイプラスサイプラス」は"Cyprus"の英語読み グアテマラ グァテマラ クウェート クウェイト コートジボワール 象牙海岸共和国 コートジボワール政府フランス語国名意訳ないよう各国要請しており、1986年昭和61年以降選択表記として「コートジボワール」の使用を可としていたが、別表1改正により法文上も「象牙海岸」の使用取りやめた。外国政府から個別受けた要請に基づく外名変更としては初の事例である。 コスタリカ コスタ・リカ コンゴ共和国 コンゴー共和国 コンゴ共和国ブラザヴィルコンゴ民主共和国 コンゴー民主共和国 旧ザイールコンゴ共和国(レオポルドヴィル) サウジアラビア サウディ・アラビア サンマリノ サン・マリノ シエラレオネ シエラ・レオネ ジブチ ジブティ スリランカ スリ・ランカ スロベニア スロヴェニア セーシェル セイシェル セルビア・モンテネグロ ユーゴースラヴィア連邦共和国 2006年解体しモンテネグロセルビアコソボ分離 セントクリストファー・ネーヴィス セント・クリストファー・ネイヴィース "Vi"を慣用の「ビ」に統一する見直し方針に従うと「セントクリストファー・ネービス」となるはずだが、法文上は「ヴィ」が維持されている。選択表記に「セントクリストファー・ネイビス」や『世界の国一覧表』で使用されていた英語風の「セントキッツ・ネービス」(St. Kitts & Nevis)などがある。 セントビンセント・グレナディーン セント・ヴィンセント・グレナディーン セントルシア セント・ルシア チェコ チェッコ チャド チャッド チュニジア テュニジア ツバル トゥヴァル トーゴ トーゴー トリニダード・トバゴ トリニダッド・トバゴ ニカラグア ニカラグァ ニュージーランド ニュー・ジーランド ノルウェー ノールウェー バーレーン バハレーン ハイチ ハイティ バチカン ヴァチカン 1981年昭和56年)にローマ教皇庁から日本国政府使用している「法王庁」の訳語を「教皇庁」に改めるよう要請された際は、日本拒否している。 パプアニューギニア パプア・ニューギニア パラグアイ パラグァイ 東チモール 東ティモール 変更前の「東ティモール」の方が一般的に使用されており、選択表記としては残されている。 ベトナム ヴィエトナム ベネズエラ ヴェネズエラ ボスニア・ヘルツェゴビナ ボスニア・ヘルツェゴヴィナ ボリビア ボリヴィア ホンジュラス ホンデュラス マケドニア旧ユーゴスラビア共和国 マケドニア旧ユーゴースラヴィア共和国 ギリシャが「マケドニア共和国」の国名使用反発していることを理由日本政府EU国連では「旧ユーゴスラビア」(The Former Yugoslav)を付加した国名承認している。 マレーシア マレイシア モーリシャス モーリシァス モルディブ モルディヴ モルドバ モルドヴァ ヨルダン ジョルダン ラトビア ラトヴィア ルクセンブルク ルクセンブルグ 2015年改正後改正備考 ジョージア グルジア 外国政府から個別受けた要請に基づく外名変更としてはコートジボワール続き2例目。詳細ジョージアの国名参照2019年改正後改正備考 エスワティニ スワジランド 国名変更に伴う変更 カーボベルデ カーボヴェルデ セントクリストファー・ネイビス セントクリストファー・ネーヴィス 2020年改正後改正備考 北マケドニア マケドニア旧ユーゴスラビア共和国 国名変更に伴う変更

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