指定廃棄物最終処分場候補地とは? わかりやすく解説

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指定廃棄物最終処分場候補地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 09:17 UTC 版)

塩谷町」の記事における「指定廃棄物最終処分場候補地」の解説

矢板市#放射性廃棄物最終処分場問題」も参照 2014年7月30日放射性物質を含む指定廃棄物最終処分場候補地として塩谷町上寺島寺島入)の国有地提示された。環境省からの提示受けた見形和久町長は「明確に反対ということで話をした」と述べた同年7月31日、県指定廃棄物処理市町村長会議石原伸晃環境大臣候補地での詳細調査への協力求めた同年8月5日塩谷町議会候補地白紙撤回求め意見書全会一致可決した意見書では候補地尚仁沢湧水隣接し不適切であると表明している。 同年8月31日最終処分場建設反対する「塩谷町指定廃棄物最終処分場反対同盟会」が町内で住民集会開き候補地選定白紙撤回求め決議採択した主催者発表によると同集会には約2,000人が参加した同年9月19日塩谷町議会は「町高原山尚仁沢湧水保全条例」案を全会一致可決し条例即日施行された。条例に基づき町は湧水保全地域指定し指定後は同地域内での指定廃棄物最終処分場設置等の際には町の許可要することとなる。 同年10月29日塩谷町指定廃棄物最終処分場反対同盟会は候補地選定白紙撤回求め173,573分の署名環境省提出した。 この問題に対して、見形町長指定廃棄物福島第一原子力発電所周辺貯蔵すべきと主張している。同年11月4日5日、見形町長県内24市町訪問し市町長にこの主張への理解求めている。なお、指定廃棄物福島第一原発周辺集約すべきという主張は見形町長初めではなく以前矢板市最終処分場候補地選定された際に福田昭夫衆議院議員指定廃棄物福島第一原発敷地内一時保管すべきと主張していた。 同年11月9日、県指定廃棄物処理促進市町村長会議で見形町長福島第一原発周辺処分場作ることを主張したが、望月義夫環境大臣県内処理を見直さない方針表明し福田富一知事は国の方針支持した。同会議福田知事指定廃棄物放射線量減衰した時点リサイクル原状回復する方法提案した2015年2月2日環境省現地て候補地の面積確認をしようとするも、候補地通じ林道入口付近に最終処分場建設反対する住民らが集結し同省職員らの立ち入り阻止した同年6月9日塩谷町環境省への抗議文を同月8日付で送付した発表した望月環大臣県内処理を見直さない方針表明したことについて、同町は文書の中で検証結果待たず結論誘導するものだと批判している。また、同文書では各県ごとに最終処分場設置することを定めた放射性物質汚染対処特措法見直し求めている。 同年6月26日環境省による住民説明会開催要請に対して塩谷町はこれを拒否する回答した同年7月8日、県指定廃棄物処分有識者会議環境省による候補地選定プロセスが適切であったとする最終報告をまとめた。また、環境省一時保管している指定廃棄物のうち放射能濃度10万Bq/kg超のものが171トンであることを公表した同年10月9日、県市長会長佐藤栄一宇都宮市長と県町村会長の古口達也茂木町長が塩谷町役場訪問し環境省説明会開催要請応じるよう説得するも見形町長拒否した同年10月14日環境省現地調査行ったところ、関東・東北豪雨によって候補地の一部冠水した可能性があることが判明した。これに対し調査同行した環境省有識者対策講じれば処分場建設は可能とする見解表明した同年10月16日丸川珠代環境大臣候補地変更しない意向表明した。なお、この現地調査時に有識者処分場建設詳細調査向けた情報収集目的挙げるなど災害調査目的逸脱した発言をしたとして、見形町長同年10月26日環境省訪問し抗議文を提出している。 また、環境省が町の全世帯に対して指定廃棄物について考え聞くダイレクトメール郵送したことに関して、町は10月22日付で環境省に対して抗議文を郵送した。町は抗議文の中でいたずらに町民の不安をあおる行為だと批判している。環境省によると、このダイレクトメール対す町民回答10月23日までにおよそ900通で、そのうち環境省意向理解を示す意見は1割弱にとどまり、9割以上は環境省方針反対する意見だったという。同年10月29日環境省は町の全世帯に対して再度ダイレクトメール郵送した前回ダイレクトメールには連絡先記載がなかったが、今回連絡先記載した上で質問への回答形式処分場安全性などを説明している。同年11月6日、町は再度ダイレクトメール郵送に関して環境省に対して抗議文を郵送した。なお、同年12月には環境省が町の全世帯に対して3回目となるダイレクトメール郵送行っている。 同年11月20日町民対象報告会で町は9月豪雨被害状況説明した報告会の中で見形町長は、豪雨冠水した候補地候補地になり得ない述べ環境省候補地返上伝え意向表明した同年11月30日環境省会見先の豪雨影響調査結果公表したその中で候補地一部冠水痕跡があったことを認めたものの、大規模な土石流影響は受けにくいとしている。また、環境省影響正確に把握するため詳細調査必要だ説明したが、見形町長詳細調査拒否する考え表明している。 この問題同年12月9日塩谷町民と福田知事が県公館初め話し合いをしている。 2016年1月22日井上信治環境副大臣福田知事、見形町長会談し環境省各県ごとに1か所ずつ処分場造る方針断念したとする一部報道についてその事実がないことを説明した同年10月17日、県指定廃棄物処理促進市町村長会議環境省指定廃棄物のうち国の基準値の8千Bq/kgを下回ったものを一般ごみとして処理し、また個人保管している農家などの負担軽くするために焼却による減容化保管場所集約方針説明した2017年7月10日環境省宇都宮市内で行われた会議で、農家一時保管している廃棄物減容化保管場所集約提案した合意には至らなかった。

※この「指定廃棄物最終処分場候補地」の解説は、「塩谷町」の解説の一部です。
「指定廃棄物最終処分場候補地」を含む「塩谷町」の記事については、「塩谷町」の概要を参照ください。

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