忍者の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:12 UTC 版)
「NARUTO -ナルト-」の記事における「忍者の分類」の解説
地位・役職 忍者のランク。ランクによって任される任務が変わる。 Dランク任務は護衛、雑用、依頼物探しなど危険を伴わないものとなり、このランクの任務に相応しい忍は下忍、報酬は五千~五万両と規定されている。 Cランク任務は護衛・素行調査・猛獣の捕獲など忍同士の戦闘を除いた任務遂行者の負傷が予想される任務となり、このランクの任務に相応しい忍は下忍及び中忍、報酬は三~十万両と規定されている。 Bランク任務は護衛・諜報・忍者殺害など忍者同士の戦闘が予想される任務となり、このランクの任務に相応しい忍は中忍、報酬は八~二十万両と規定されている。 Aランク任務は要人護衛・忍者部隊討伐など里や国家レベルの動向に関する任務となり、このランクの任務に相応しい忍は上忍、報酬は十五~百万両と規定されている。 Sランク任務は要人暗殺・機密文書の運搬など国家レベルの機密事項に関する任務となり、このランクの任務に相応しい忍は上忍、報酬は百万両以上と規定されている。 他にもランクに関係なく他国からの要請による戦争参加が任務として課される場合がある。 影(かげ) 五大国(火の国、水の国、雷の国、風の国、土の国)の里長の称号。それぞれの里長は、国名から一文字をとり火影・水影・雷影・風影・土影と呼ばれており、5名をまとめて五影と呼ばれることもある。影は、全世界何万の忍者の頂点に君臨する存在である。上忍会議に推挙され大名に承認されたものが「影」を名乗ることが出来る。作中ではいずれの里の初代・二代目の影も既に故人であり、どの里でも三代目以降の影が長を務めている。影は基本的に前任の影の血縁者もしくは弟子筋にあたる人物が就任することが多い。 上忍(じょうにん) 里の中核的存在。この立場になると里の方針を定める上忍会議に出席することが出来る。上忍になる方法はその国の長、上忍達等による推薦または要請など。 特別上忍(とくべつじょうにん) 上忍と中忍の間にあり、専門的な任務に従事する。着任方法は不明。 中忍(ちゅうにん) 部隊長クラス。中忍選抜試験を受けて最終試験まで進み、資質を示せば結果とは無関係に昇格となる(その性質上、勝っても昇格を認められない場合もある)。作中では第一部と疾風伝オリジナルストーリー「ナルトの背中 〜仲間の軌跡〜」でそれぞれ1回ずつ行われており、前者は木の葉の主催となっており、後者は木の葉と砂の合同開催となっていた。中忍選抜試験 下忍から中忍に昇格するための試験。形式上任務を8つ以上行っていれば担当上忍の推薦で参加資格が得られるが、通常その倍以上の任務をこなすことが相応となっている。一次試験の筆記試験は本質的に受験生達の心構えを試すためのものとなっており、前者に至っては全問白紙でも通過可能であり、後者の筆記試験は一部だけ白紙でも問題がない。二次試験は両者とも120時間の制限時間が定められたサバイバルとなっており、一次とは打って変わって他の受験者の殺傷を容認、試験中は自給自足という過酷なものとなっている。最終試験のトーナメントは受験者同士の1対1の戦いであり、対戦相手の殺傷が容認される一方でギブアップも可能である。尚、最終試験は隠れ里を持つ国の大名や忍頭も観戦に訪れる。作中では前者の試験は最終試験の本戦が砂隠れを巻き込んだ大蛇丸の木ノ葉崩しによって中断され、後者の試験は二次試験中に発生した我愛羅暗殺未遂事件の影響で三次試験が中止され、二次試験通過者たちの詳細を記したレポートが各里に提出され、試験の合否は各里長に委ねられている。 下忍(げにん) 忍の最低ランクにして里の主戦力。木ノ葉隠れの里ではアカデミー卒業により下忍になるが、担当上忍の課すオリエンテーションで不合格となった場合、アカデミーに戻されてしまう。 アカデミー 忍者を養成する学校。各里に存在するが、カリキュラムや卒業試験の内容は里ごとに異なる。木ノ葉隠れ 木ノ葉のアカデミーは二代目火影によって創設された。但し疾風伝では初代火影の時代に既にアカデミーの前身となる忍者学校が存在した。 砂隠れ 第二部(正確には第一部のアニメオリジナルストーリー)より木ノ葉隠れのアカデミーの演習カリキュラムを真似たカリキュラムが採用されている。第一部のアニメオリジナルストーリーでは我愛羅、テマリ、カンクロウの3名が教官を務めていた。第二部の時点では木ノ葉のカリキュラム採用後は忍のレベルが上がるなど成果も出始めている事が由良から語られている。 霧隠れ 本編開始の10年前までは四代目水影・やぐらによる恐怖政治の影響で卒業試験は生徒同士が殺し合いを行うという過酷な内容だったが、桃地再不斬が同期生を皆殺しにした事件を契機に大規模な改革が行われた。 医療忍者(いりょうにんじゃ) 術により医療を行う忍者。膨大な専門知識と繊細なチャクラコントロールが必要となる。育成にも時間がかかる為、非常に数が少なく、大戦中は医療忍者不足が大きな問題となっていた。作中に登場する主な医療忍者は、木ノ葉隠れの五代目火影・綱手、シズネ、春野サクラ、山中いの、大蛇丸の部下のカブト、砂隠れのチヨバアなど。 暗部(あんぶ) 正式名称「暗殺戦術特殊部隊」。特殊な任務をこなす影の部隊。各里長直轄の組織で上・中・下忍の中の選りすぐりの忍で構成されており、メンバーは仮面で顔を隠している。木ノ葉隠れの里では女性の暗部のみで構成された女暗部部隊もある他、養成部門の「根」が存在した。また、暗部の功績などは一切公表されていない。 抜け忍(ぬけにん) 里を抜け自らの目的のために生きる忍者。抜け忍は一般に里の忍として見なされないので割り振られる仕事がなく、自ら暗殺・ボディガードなどの仕事を受け生活する。なおその時の報酬金は、里に所属しているものよりも値が安い場合が多い。中には盗賊に身を落とす者やテロリストとして諸国から指名手配される者もいる。 忍はその里の機密情報を知っていたり、他里にはない特殊な術や血継限界を持っている者も少なくないため、特に犯罪行為に手を染めていなくても、抜け忍になった時点で里に不利益をもたらす可能性があるとして抹殺するのがセオリーとされている。 追い忍(おいにん) 抜け忍を追跡し、抹殺することを専門とする忍者。主に暗部が行う事が多い。 体質に依存する血継限界や、薬物などを使った特殊な鍛錬法を行っていた忍の場合、死体だけでも他里への情報漏洩に繋がるため、抹殺した上で死体を完全に処分する事も少なくない。 料理忍(りょうりにん、アニメオリジナル) 戦場で戦う忍者たちを支援する忍者達。しかし忍たちの体重が増え任務に支障が出てきたため、今や存亡の危機にある。 人柱力(じんちゅうりき) 世界に九体存在した尾獣という圧倒的なチャクラを持つ魔獣を体内に封印された者。人柱力は体内の尾獣と共鳴し、人知を超えた圧倒的な力を発揮するが、その力を恐れられ集団から追いやられる傾向が強い。また、特殊な封印術などにより体内から尾獣を抜かれると死に至る。うずまきナルトや我愛羅はこれにあたる。多くの場合人柱力は裏切りなどを防ぐ為に五影の血縁者から選ばれることが多い。
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